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17.魔力切れ

6/20 追加情報

『スキル取得①』『スキル取得②』でひっかきスキルは取得してなかったとのご指摘いただきました。

抜けていたのに全く気付きませんでした……(>_<)すみません

他のスキルも含め、必要ポイントの数値調整後『ひっかき』をスーさんの取得済みのスキルに追加しました。

 けれどモンスターとしても命がかかっているからか、このままやられっぱなしでいてはくれないようだ。

 顔をぐしゃりとゆがめると激しい踊りへとシフトしていった。


 するとその動きに合わせるように、次第に僕を掴んだ根っこは左右にユラユラと揺れ出す。そしてその振り幅は次第に大きくなっていく。まるでぶらんこを逆さまにでもしたかのよう。違うのはぱっかりと180度に開く可能性があるということだ。


 つまり早く脱出しないと地面に叩きつけられる!


 HPは100ほどあるが、地面に叩きつけられる力がいかほどか分からない。


 最悪一気に削られることとなるだろう。


 早く脱出しないと! と気持ちは焦る一方で、身体は思うように動いてはくれない。

 なにせ膝のちょっと上辺りをがっしりと捕まれて左右に大きく振られているのだ。


 絶叫系全般が弱い僕が酔わない訳がなかった。

 スキル名を発することが出来る出来ない以前に、肩たたき孫の手を手放さないように掴んでいられるかすら分からない。


 こみ上げる吐き気と、次第に薄らいでいく意識。

 けれどここで負けてはいけないと理性が訴えている。


 お前はここで負けるのか。

 こんな奴を野放しにして、生徒達を危険に侵すのか。


 ――答えはNOだ。


 頑張らないと。

 喉まででかかった物を気合いで飲み込んで、代わりにスキル名を口にする。


「回転打爪!」


 けれど現実は決して優しいものではなかった。


『MPが0になりました』

『『ミッション:初めての魔力切れ』をクリアしました』



『これよりスリープモードにします』


 冗談だろ?

 こんな時に睡魔が僕の意識を盗みに来るなんて……。


 抗わなきゃと思うのに、その力はあまりにも強力でそんな余地など残していなかった。


「スーさん!」

 誰かが僕を呼ぶ声が頭に響く。


 これは誰の声だっけ?


 聞き慣れたはずのその声すらもう誰の物か判別出来なくなっていた。

 カタっと何かが地面に落ちる音を聞いたのを最後に――僕の視界は完全に真っ暗になった。


お読みいただきありがとうございます!


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