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19. 2人の言葉②

「ちなみにダンジョンマスターっていうのはダンジョンの管理者のことです。作品によっては存在しないものもいますけど、これ、存在するとかなり厄介なんですよね。

 このダンジョンマスターによって、ダンジョン内のモンスターが追加されたり、罠が設置されたり、そもそもダンジョン内の構造すらも変えられる危険性があります。それがもしも俺たちの行動が分かった上で操作されているのだとしたら……」


 もしそんなことがあれば、僕たちの敵はモンスターだけではなくなってしまう。


「確実に殺してポイント稼ぎに来ます」


 ポイントを稼いでどうするのか、という質問をすることはなかった。


 おそらく聞かなくても意味なんて分かってしまうからだろう。


 ダンジョンマスターが存在するとすれば、その人物は僕たち人間を数字やポイントとしか見ていないという訳だ。


 人類は殺されるかもしれないと、死を恐れているのに。

 まるでゲームでもプレイしているのかと思うほどに、罪悪感が欠如しているケモノが牙を剥いて待ちかまえているのだ。


「まぁそもそもそれがいるかどうか分からないんですけどね。あ、麦茶切れてんじゃん! ジャグって中身見えないからな~。昼前に確認しときゃ良かった……」

「あ、それなら冷蔵庫の中にポッド入っているから出来るまでそっち飲んでて」

「マジか! さすがスーさん。とりあえず、こっちのお茶作っとく。新しいパックどこ?」

「僕のデスクの引き出しのなか」

「一個もらうね」

「うん」


 小田君が麦茶を作りにいくことでこの話は終わってしまった。

 この後、すぐに午後からの会議が始まってしまったため、誰もこのことを言及することはなかった。


 だがもしもあのダンジョンに、誰かしらの意志が介入するとすれば……。


 柏木君の言葉と小田君の言葉。

 その二つは意外と繋がっているかもしれないと考えずにはいられないのだ。



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