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双子の朝 弟side

カーテンから漏れた日差しで起きる。

朝は得意な方だが姉は逆だ。

「んー。」

俺を抱き枕にして寝ている姉は起きる気配がない。

今日も朝から可愛い。

けど、正直身動きが取れないので邪魔なので、起こす事にした。

「姉ちゃん、起きろー。」

俺は精一杯姉を引き剥がそうとしたが、意外と抱きついてる力が強く離れない。

「後、300分〜。」

なんて言いながら更に強く抱きしめてくる。

「いや、300分ってなげーよ!」

俺はすかさずツッコミを入れてしまう。

「じゃあ60分〜。」

なんて眠そうに言う。

「いや、さっきの300分から減りすぎだろ!」

また俺はツッコミを入れてしまった。

はぁ。朝からツッコミは疲れる。

「せめて、俺を解放して...。」

そう言うと姉は、

「やだ、一緒に寝る!」

と言って離さない。

可愛い。じゃなかった。

こうなったら最終手段を使うしかない。

俺は姉の耳に息を吹きかけた。

「ひゃっ!」

姉は変な声を出した。

姉は耳が弱い。耳を責めれば多分起きる。

「起きた?」

と、俺が聞くと、

「うぅ...ごめんなさい...。」

と言いながら俺を離した。

はぁ、可愛いなぁ。

双子だが、一応姉なのに妹に見える。


俺はそれから朝の支度をした。

多分姉は昼まで起きないので、朝ご飯は自分だけのを用意して食べた。

そして、俺は姉が起きるまでテレビを見たりして過ごした。

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