第十話 起床、恐怖、心臓が握りつぶされるかと思った
結局ルーオ達は昨日は遅くに帰ったにも関わらずカート達からのお咎めはほとんど無く、怪我は無いか、迷ったのか、と心配ばかりされた。心配するカート達に悪いことをしたと思いつつも、マナ切れでふらふらとしていたルーオは風呂で泥汚れを綺麗にするとサッサと自室に行きベッドに潜り込んだ。
ルーオが次の日目覚めた時は昼すぎ、腕のなかで何かがもぞもぞと動いたからであった。
「・・・ん。なんだ・・・?」
「あ、おはよう・・・ルーオ」
「あぁ、おはようアリスト――ってごめん!」
「?」
また寝ている間に布団に潜り込んでいたアリストを抱きしめていたらしく、ルーオはあの気闘術とやらで殴られると思い慌ててアリストを解放し距離をあけた。一方アリストは目覚めた瞬間慌てふためいたルーオを不思議に思い首を傾げ、そんなどうでもいいことよりとずっとやりたがっていたことをお願いする。
「ルーオ、今日こそっ!今日こそ魔法っ!教えてっ!」
「あ、あぁ、わかったわかった、うん。ご飯食べた後ね場所は・・・昨日見つけた小さい広場でいいか」
「やったぁ!」
別のことに気を取られているならば蒸し返すのは薮蛇とずっと引き延ばしていた魔法についてアリストに教えることにしたルーオと、念願のルーオが魔法を教えてくれるということで普段の落ち着いた表情から一転、年相応の満面の笑顔を咲かせ喜んでいるアリストであった。
めっちゃ短いですが本編です。
本来なら魔法、魔術の勉強になっていたのですが。文章のほとんどがルーオが喋っているだけでアリスト、その他がまったく出番なしだったのでこれなら異世界ノートでやった方がいいということで、大幅カットです。




