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「魔王様」の定義  作者: 神無 乃愛
「魔王様」の定義 本編

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73/91

一応、美味しいものの対価だそうです

重複して投稿してました。すみません><

 そんな時だった。


 ぐらりと達樹が倒れたのだ。


 

 今まで以上の発作と、意識の低下。

 危篤状態である。


 そう、薬も切れて久しい。いつなってもおかしくは無かった。

 それをずっと支えていたのが、エルフリーデである。


 こっそりと治癒魔法を使い、達樹を支え続けていた。

 それですら手遅れと言いたいのか。


「姉さん……」

 神殿の魔法医師(ウィッチドクター)が総出で治癒にあたるも、達樹の意識は戻らない。

 エルフリーデも関わっているが、それすらも及ばない。


 無力だ。


 全員が絶望に陥った。



「絶望とは甘美であるな」

 魔王の声がこだました。

「ななななな何しにきたんですかぁぁぁぁ!!」

 エリの慌てた声が部屋に響き渡った。

「せっかく面白き人の子に会えたばかりで、いなくなるはつまらぬ」

 それだけ言って、達樹の身体に手を添えた。

「光ばかりが治癒ではない。人の子よ、しばらく余を楽しませよ」

 それだけが理由らしく、何かを施すとあっという間にいなくなった。

 そして、達樹の意識が戻ったのだ。


 達樹に言わせれば、「やりかねない」という一言で魔王の行動に言及することは無かった。


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