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「魔王様」の定義  作者: 神無 乃愛
「魔王様」の定義 本編

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69/91

思考回路が似てると楽かもです


 次の瞬間、達樹から翼と黒の衣が消えた。

 つまりはエリとエルフリーデから借りた力は、これで終了なのだ。

「終わったな、人の子よ」

「どうせなら最期に名前で呼んでもらえない?」

「面白きことを頼むものだな。人の子よ、いや、達樹よ」

 その言葉に達樹は笑った。

「先手必勝!」

 そしてまた、達樹は黒い衣と白い翼を手に入れた。


 今回の黒い衣は魔王の影響を存分に受ける。まさか、白い翼まで再度手に入るとは思わなかった。

「天界の者が、汝を使って余を殺したいと見えた」

「なるほどね」

 天界の者が干渉して、達樹に翼を与えたということか。

 なんだか、癪に障る。

「どうせだからさ、手を組まない?」

 また撃ち合いながら達樹は言う。

「手を組むだと?」

「いっそ相打ち」

 その言葉に魔王がにやりと笑った。

「それもよきかな!」

 ざしゅん! 互いが互いの腹に武器を刺した。


 思考が似てると楽だなぁ、そんなことを悠長に達樹は思った。

 相打ちは、いわば共同戦線の意味である。

 そして魔王はそれを瞬時に理解した。


 いま、達樹は魔王の身体におり、魔王は達樹の身体にいる。

「不思議な感じだね」

「左様であるな」

 自分の声で尊大なことを言われると、背中がかゆくなるが仕方ないだろう。

 この面白い戦いに、水を差した天界が悪い。


 天に向かい達樹の中に入った魔王が飛び立ち、魔王の中に入った達樹がそれを補佐した。

「魔法が簡単に使えるっていいね」

「汝が思うはそれだけであるか?」

「そ。それだけ」

 達樹の中に入った魔王を追って、魔王の中に入った達樹が天へ向かって行った。


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