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「魔王様」の定義  作者: 神無 乃愛
「魔王様」の定義 本編

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33/91

相変わらずの無茶振りです


 間もなくして、翠と哉斗が戻ってきた。ある程度装飾具を持ってきたとはいえ、やはり「オリハルコン」はなかった。そして、オリハルコンに関して、言われたとおりシスが二人に説明した。

「……そういうことか」

 すぐに納得したのは翠だった。

「達樹、お前これ知ってただろ?」

「知ってた。だけど自分で気付かないと無理みたいだからさ」

「で、千紘は?」

「鉱山に責任者として行ってもらってる。発掘方法だけを教えて」

「『オリハルコン』がどんなものか知ってるのか?」

「軽く教えたよ。だから千紘兄は捜す方には回らせない」

「そういうことかい」

 翠と達樹の会話は哉斗には分かりづらかったらしい。

「哉斗、これ以上余計な仕事をしたくないんだったら知らないほうがいいぞ。知った俺はおそらくこれからオリハルコンを別口で捜させられる」

「ご名答」

 にっこり笑って達樹が肯定した。

「エリさんも千紘兄と一緒に行動してもらってる。哉斗兄はどうせだから自警団の方々と一緒に……」

「そうさせてもらう。で、どうしてこのアクセサリーを持ってこさせた?」

「思い入れがあるかもしれないと思ったから」

「嘘言うな!」

 哉斗の問いに達樹が答えたら、即座に翠に突っ込みを入れられた。

「要らないものは、鍛冶屋に回せるでしょ」

 そっちが本音か、二人はそう呟いていた。


 翠と千夏で自治領外の店を回り情報収集とオリハルコン探し、千佳は薬の精製に力を入れることになった。

 それを残り二日でやれというのが、達樹の「指示」だった。


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