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可能性のある私と僕

作者: ねの

たまねぎとセロリによる

一対一で交わされる会話。

午後3時半の台所。



今日は煮込まれると思う。直感。


トマト缶あったしね。


うん。たんぱく質は入らないのかな。見当たらないけど。


まだ冷凍庫の中じゃないかな。



そーかも。あっ。あれってコンソメ顆粒かな。あの黄色い箱のやつ。


いきなり話し変わるんだね。

うーん。そうかも。


だとしたらコンソメスープかな。


3日前もスープだったね。あれは生姜と中華だしだった。


生姜をもて余してるんじゃないかな。あいつでかすぎる。


かもね。あんなでかい生姜初めてみたよ。



あ。思い出した。昨日、カレー粉を探してたよ。


ってことはドライカレーの線もある。


カレーなら悪くない。うん。たぶんお弁当にも入るよ。


これで、やっと使いきってもらえる。実はちょっと諦めてたから。

よかった。


生姜も減るね。

女子脳なセロリちゃん(使いかけ)と、優男たまねぎ君(未使用)。


今、うちの冷蔵庫にはでかい生姜がある。


ちなみにセロリの最終形態はドライカレーが鉄板。


諦めないで。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 野菜が自身がどう料理されるのかを相談するというシュールさがいい。 何なんだろう、このいい意味でのフワフワ感。 [気になる点] どっちがどっちのセリフか分からないのが残念。 個人的にもう少…
[一言] この短さで話が成り立ってるのがすごい。ひとまずハッピーエンドですしね! タンパク質が入らないとか、ショウガがでかいとかいちいち笑わせていただきました。 やっぱりねのさんの文は面白いです!
2012/04/05 17:34 退会済み
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