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神器物語  作者: 米丸
第1章 蟲狩り
13/23

閉話

卵駆除が終わって3日がたった。

あれから、蟲はちょくちょく襲来するが数は数えるほどしか来ない為、防壁の兵器で迎撃できる。

時々、波動士呼ばれるけど・・・


現在、王都では蟲狩りが終わったことを祝してと、蟲狩りを戦い抜いた波動士や騎士の慰労を兼ねた、盛大な祭りが開催されている。


酒を飲み愉快に踊る者、屋台の食べ物を豪快に平らげていく者、中には腕試しの為か、組み手をする者もいる。その組み手を見てどちらが勝つか、お金を掛けている者、野次を飛ばす者、みんないろいろな楽しみ方で祭りを盛り上げている。


俺は近くの屋台の席に座り、その様子を眺めている。

そこへ。


「ジーク、お疲れ」

「あ、師匠」


大剣を背中に担いだ筋肉がすごい男、ラギ・ビライガがいた。


「近衛師団の者が話しがあるそうだ」


師匠の後ろを見ると、近衛師団長のクルス・アイズさんがいた。


「やぁ、ジーク君。祭りは楽しんでいるかい?」

「はい、もう満腹ですが」

「ハッハッハ!それは良かった。時にジーク君、君にはSランクへのランクアップの話がギルド連盟から来ているんだが、受けるきはないかい?」

「Sランクにですか?」

「あぁ、そうだ」

「・・・・」


Sランクに上がればクエストの報酬もかなり良い物になってくる。しかし、危険度もまた上がる。


ん~、かなり悩むな。でもせっかくだし。


「・・・・分かりました。受けさせていただきます」

「おぉ!ありがとう!」

「でもGGGトリプルジーを飛ばしてのランクアップになりますよ?」

「その心配はない、君は既に蟲狩りでSランクになるのに充分な実力を持っていると証明された」

「・・・もしかして?」

「蟲を一掃したあの強大な術と、その後も戦い続けたことによるものが大きいな。後は卵駆除での君の活躍だ。君のおかげで被害が最小限に抑えられたとゼオンが言っていた」


うぉ、なんかありがたい。


「そんなわけだ、明日城まで来てくれるかい?」

「分かりました」


クルス団長は去っていく。


「ひとまずはおめでとう、ジーク」


師匠の笑顔、久々にみた。


「ありがとうございます」

「じゃぁな」

「え?もう行かれるんですか?」

「あぁ、休息は充分とったからな。それに指名で依頼が来ているらしい」

「そうですか」

「お前は?」

「本当は明日村に帰ろうと思っていたのですが、ランクアップの話を受けたので明後日帰ります」

「フム。これからSランクの名に恥じないよう、より精進しろよ?」

「大丈夫です。師匠を抜くまでは上を目指し続けます」

「カッハッハッハ!よく言った!じゃ、またいつか会おう」

「はい!もっと強くなって見せます!」


師匠は歩きながら右手をヒラリと振って歩いていった。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




翌日


俺は城の前まで来ていた。


「うわ~前回の蟲狩り以来だな・・・」


礼状を貰う時に来た。


「お!いたいた。こっちだジーク君」

「クルス団長」

「ハハ、団長はつけなくていい」

「なんかつけないといけないかなと」

「君はなかなか面白い。ラギが気に入ったわけだ」

「え?」

「なんでもない、さ、行こうか」


クルスさんの後をついていく。

本当に広い。絨毯もきれいで、シャンデリアや、飾られている芸術品はいったいどれだけの価値があるのか想像もつかない。


しばらくあるいて大きな扉の前に来た。この奥に王とギルド連盟の人がいるらしい。


「近衛師団長、クルス・アイズです。ジーク・アラウドをお連れしました」


言うと、扉が開く。


「クルスよ、本来はお前の仕事ではないのにすまんな」

「いえ」

「して、主がジークじゃな?前回の蟲狩り以来じゃな」

「お久しぶりです」

「ここに招いた理由は聞いておるな?」

「はい」

「よろしい。ナゼルよ、後は任せたぞ」

「はい、陛下」


王の隣に立っていた男がこっちへ来る。羽織っているローブはギルド連盟のマークである剣にとまった鷹の紋章があった。


この人か・・・


「君がジークか。もう少し年配かとおもったが、まさかこんなに若いとは」

「恐れ入ります」

「コホン!では本題に入ろう」


咳払いをして話し始めるギルド連盟の人。


「まずは、Sランクに上がるということはそれだけの実力を持っていることとなる。したがってギルドからの指名依頼が入ることがある。それには必ず答えるようにな。あと、ギルドカードを別の物に再発行してもらわねばならぬ。因みにSランク以上の波動士は現在200人程度だ」


数千万もいる波動士のなかでSランクはそのくらいしかいないのか。少ないとは聞いていたけど。ここまでとわ・・・


「正確には187人です。内、Sランクが149人、SSツーエスランクが26人、残りの12人がSSSスリーエスランクとなります。」


横から別の男が勝手に捕捉説明を加えた。


「・・・・次に、君の二つ名だが」


あ、スルーだ。


「白銀の髪に銀色の眼光、そして太古の支配者ドラゴンに匹敵するであろうその炎の強さから」


ド、ドラゴン!?


「『銀炎龍ぎんえんりゅう』となる。よいか?」


お、なんかカッケェ。


「はい」

「ではジーク・アラウドをSランク波動士として認める。ギルドカードを出してくれ」


ギルドカードを取り出すと、ギルド連盟の人は別のカードを取り出し、渡してきた。

カードの色が違う。黒だ、今のは赤。


「では、これに波動を込めてくれ」

「はい」


カードを重ねていう。それに波動を込めると、今まで使っていたカードの文字が新しいカードへと移っていく。


「これで完了じゃ」

「はい」


名前の所を見ると


『銀炎龍 ジーク・アラウド』


となっていた。


その後、いろんな説明を受けて、城をあとにした。


「今日一日は寝て過ごすかな。どうせ帰るのは明日だし」


大きく伸びをして宿へと帰る。

「蟲狩り」これにて終了です。

次回からはエリーを鍛えていく話になる予定です

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