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空を見上げたら

作者: おみずまる
掲載日:2025/12/14

書いてみたかったので、言葉に起こしてみました。

猫のお話です。大変短いです。

空を見上げたら月が光っていた。

丸くて大きくてとても綺麗だ。人間の世界では満月の時に団子を食べたり、針に糸を通したりするらしい。

僕らの世界には存在しないものばかりだ。

旦那様の隣で丸くなっていると色んなことを教えてもらえる。そのうち僕は猫又にでもなってしまうんだろうか。

「ルナ、今日は月が綺麗だね。明日は、早く帰ってくるからね。」

…そんなこと言ったって明日も遅い癖に。

人間の世界は僕らが思っているより大きくて広い。そのせいか、感じる時間だって僕らより早いのだ。

明日は、何して待ってようかなぁ。


空を見上げたら星が瞬いていた。

人間たちはこれを流星群と呼ぶらしい。

「ルナ、あれは流れ星だよ。光っている間に願い事を3回唱えるんだ。」

不思議な伝統が世界には存在しているもんだ。

「この先も幸せでキラキラした生活を送れますように。」

まるで流星のような。


空を見上げたら大きな粒が降ってきた。

冷たくて丸くて良い音がした。

これを雨と呼ぶらしい。

僕は生まれてからずーっと、この日が苦手だった。

「ルナ、大丈夫だよ。僕がずーっとそばにいるからね。」


空を見上げたら誰かが僕を呼ぶ声がした。

なんだか暖かくて泣き出したくなるような気持ちになった。

知らない人の声なのに、どうして知っている声なんだろう。



空を見上げたら、虹がかかっていた。

「ルナ、綺麗な虹だね。」

大きくて渡りやすそうだった。

『ニャォン』


空から見下ろすと僕の周りにたくさんの花が咲いていた。

いつかこの花を旦那様と見れる日が来るのだろうか。

その日までゆっくり眠っていよう。


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― 新着の感想 ―
 空を見上げ、月を眺めたり、流れ星に関する3回の願い云々を信憑性ないと軽く扱ったりせず耳を貸したりしていくうちに、いつしか見下ろす側になるルナ。  寿命が尽きたのか、夢の中なのかは分かりませんが、視点…
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