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第1S片 神様と藁

 だめな神様いますよね。


※noteにも転載しております。

 昔、神様が地上に降りてきた日のこと。


 喉が渇いた神様は、川の水を(てのひら)(すく)って飲もうとしましたが、指の間から(こぼ)れてしまい、うまく飲むことができません。


 そこに、(わら)を載せた牛を連た牛飼いが通りかかりました。

 牛飼いは、神様の困った様子を見ると、牛の背中から(わら)を一本ひきぬいて。これを口に(くわ)えて、川から水を吸うように教えてやりました。


 牛飼いに教えられたとおりにして、川の水をうまく飲むことができた神様は、とても感謝したので。

 牛飼いに、牛が()く豪華な荷車と、そこにいっぱいの金銀財宝を与えてやりました。



 (わら)を英語で「straw」というようになったことや、(わら)の一本の交換から財を成した、日本で有名な昔話が。ここからうまれたのかどうかは、さだかではありません。



《出典》

「語られざる神話たち」(獣明書房)

 フィクションです。



挿絵(By みてみん)

制作:歌川 詩季


挿絵(By みてみん)

制作:冬野ほたる先生

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― 新着の感想 ―
[良い点]  神話にありそうな物語ですね。  後書きがなければ、そうなんだぁとなってしまいそう。  その後、神様は水を飲んだ藁と牛飼いを空に上げて星座にしたとか(*´艸) [一言]  日本の神様は八…
[良い点]  なるほどなるほど、と読みながら。  後書きに、あぁ、と(笑)。  神様も、ちょっとドジっ子のほうが親しみがある…かもしれない。
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