散らばった君と見つめる僕
死にたいと言ったら
連れてきてくれた
ホテルのディナー
必死だねと笑った私を
どうしたらいいかわからなくてと
困り顔で見つめる君
お腹いっぱいになれば笑顔が見れると思った
と困り顔のまま言った君は
今私のことをみつめている
涙を浮かべて必死に
やめてと懇願する様子は
本当にたまらなく私の心を揺さぶる
あぁ。あぁ。
本当に
なんてなんて
綺麗な顔をしているんだろう。
夜なのに月明かりに照らされて
透き通るほど白い肌
大きく綺麗な目からは涙が溢れてて
まるで宝石みたいにキラキラしてる
鼻が高くて
血色の良い唇からは
ただひたすらに私が好きな声がしてる
身長は高くて
髪は黒髪のウルフカット
本当に
どこまでも気だるげで
すごくいい匂いで
声も落ち着く
そんなあなたと
春を越えてみたかった
夏を過ごしてみたかった
秋を数えてみたかった
冬を彩ってみたかった
外は寒い。ここは高いから
風が強くて何もしなくても落ちちゃいそう
身を乗り出して何かを叫んでるあなた
だめだよもう風の音で何も聞こえない
すごく大きな音が耳元でした
人は死に際に走馬灯を見ると言われてるけど
あれは嘘で何もみなかった
けど私は君の綺麗な顔を最後に見れたから
あとは目を瞑って身を委ねるだけで済んだよ