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恋の終わるとき  作者: メリー
6/6

エピローグ

「あっ、クラゲ!クラゲトンネルありますよ!」

「おお〜、行こ行こ‼︎」


 2番、柏木圭介とのデートである。


「千咲ちゃんさあ、来週とかは空いてる?」

「んーと、ちょっと後でスケジュール帳見てます。覚えてなくてごめんなさい」


 クラゲを見上げながら聞く柏木に、千咲は曖昧に微笑んだ。


 婚活パーティーでカップリングした3人と、千咲は相変わらずデートを続けている。

 今のところまだ決め手はない。でも、可もなく不可もなしだったのが、いいところ、嫌なところがきちんと見えるようになってきた。


 別れの実感が胸に降りてきたあの夜から、千咲はまた自分が婚活に前向きになったのを感じている。

 結婚相談所にも話を聞きに行った。


 結婚したかった。できれば俊と。

 それは叶わなかったけど、やっぱり誰かと結婚(きせき)を作りたい。


 それが納得できたからだ。

 結婚はすべてではないけど、

 その先が幸せかわからないけど、

 でも、今、千咲はそこを目指したい。


 冬のはじめ、千咲が最後だと信じる恋がはじまる。


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