魔法とは
魔法は、大して3つの種類に分類され、さらに8つに細分化できると考えられている。
一つ目は、対王魔法である。
クルスト王国の初代建国者であるクルストファーは、神により強大な力を与えられた。
力を授かったクルストファーは、その強大さ故に、周囲の人々を傷つけ、孤立してしまった。
そんなクルストファーを不憫に思った神は、授けた力に対する対抗策を人々に授けた。
対抗策を得た人々はクルストファーに対する恐怖心が和らぎ、クルストファー自身も安心感を感じ、両者の仲は深いものとなった。
この人々が授かった対抗策こそが、対王魔法である。
二つ目は、対人魔法である。
クルスト王国の建国理念のひとつに、「個々人の所有する財産に王国は手を出さない」がある。
個々人が所有する財産を用いて社会活動を営めば、利益が生まれるが、同時にトラブルも生まれる。
このトラブルを調整するために、クルストファーが創造したのが、対人魔法である。
三つ目は、対世魔法である。
神から力を与えられたクルストファーが、クルスト王国を樹立したのち、頭を悩ませたのが王国内の治安であった。建国当時のクルスト王国では、多くの移民が流れ着き、以前からの住民との間で傷害や殺人の事件が頻繁に発生した。
この事件らに対抗するために、クルストファーが創造したのが、対世魔法である。
以上、3つの魔法については都市伝説がある。
「すべての魔法を修得した者、建国の父クルストファーの創造魔法を受け継ぐ。その者、神なり。」