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自己紹介的な導入

「よし、一度別の道に進もう」


約8年間、魔法士を目指し勉学を続けたにもかかわらず、何度目かの魔法試験に不合格となった瞬間、口から出た言葉は思いのほか前向きなものだった。


それからの僕の行動は早かった。

不合格のその日のうちに、官民問わず採用面接を申し込み、数か月後には、生まれ育ったブリタリアを統治するブリタリア行政府の官吏として採用された。


ブリタリアは、クルスト王国内の小さな地方都市でブリタリア辺境伯が治める土地だ。

そのブリタリア辺境伯をトップに戴くブリタリア行政府の官吏は、誰もがなれる職業ではない。

魔法試験不合格というレッテルが貼られた僕が採用されたのは、「魔法」のようだった。


だからだろうか、魔法士への道から外れた僕は次第に、魔法試験の試験科目としての魔法ではなく「魔法」そのものの魅力を考えるようになっていったのだ。


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