表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

21/35

初めての施設拡充

 次の日。

 そしてその次の日。

 そしてその次の次の日。


 つまり三日たった、



 俺はその間狩りに出た。

 子猫を頭に乗せてホワイトラビットを狩るのだ。

 子猫の声を聞いてラビットを発見し、ガンガン狩っていた。 


「ビー玉ファイヤー」


「ビー玉ファイヤー」


「ビー玉ファイヤー」


 ビー玉サイズの炎の塊を飛ばす。

 当たった瞬間燃えていくラビット達。

 狩ってはアイテムボックスにラビット達を放り込む。


 それに・・・回復魔法のテストもしてみた。

 ラビットが燃え尽きる瞬間に回復魔法を使ってみたら、瞬く間に全快した。


(さ、さすが・・・・LV101の回復魔法だ)


 俺は驚くも・・・

 その後、ポシュッとラビットを狩った。

 なむさん。




 で。

 俺は今黒薔薇の間に来ていた。

 台座に狩った魔物を置き、生贄に捧げる。


 プワーン

【ホワイトラビットLV3を生贄に捧げました。10pt獲得しました】


 プワーン

【ホワイトラビットLV3を生贄に捧げました。10pt獲得しました】


 いくらか繰り返して・・・・・・・・・・



 最終的に。


【現在の所持ptは1330ptです】


 ついに4桁超えだ。

 これはLVの高いラビットや他の魔物も狩ったからだ。

 強い奴を生贄に捧げれば捧げる程、高いptを得られるようだ。


【現在のptで獲得可能なリストを表示します】


==【アイテム】==============

  1pt=石:ただの石

  5pt=地下水:黒薔薇宮の地下水

 10pt=生命の葉:回復薬として利用できる

 50pt=生命の大葉:回復薬として利用できる

100pt=黒薔薇の石:武器の製造に利用できる

 ・・・・

 ・・・・

 ・・・・

=========================

 

 と表示される。


(んん!?)


(なんだこれ?)


 俺は別の項目を発見した。

 すみっこの方に、【施設】という項目が増えていたのだ。


 ポチッ

 試しにそのウィンドウをクリックすると。


==【施設】==============

 1000pt=風呂:お風呂を追加できる

 1000pt=花壇:花壇を追加できる

 1000pt=寝室:寝室を追加できる

======================


(なんか出てきたっ!)


「スバル、ついにやりましたね。施設拡充です」


 隣でミカンが喜ぶ。

 ピョンピョン飛び跳ねて喜ぶ。


「どうした?」

「これでやっと宮殿をバージョンUPできます。部屋を追加できるんです」


「ほーう。確かいっていたな・・・」

「はい。そうです。黒薔薇の力でどんどん拡充していくんですよ。お風呂、花壇、寝室、どれもいいですね」


 ウキウキのミカンだ。

 なんだか興奮して俺の腕を叩いてくる。

 それ程まいあがっているようだ。


(さてさて、問題はどの部屋を追加するかだな)


(風呂、花壇、寝室・・・・・)


(そうなると、ここの選択肢は一択だろう)


「スバル、どれにしますか?」

「そんなの決まってるだろ?」


「なんですか?」


 ミカンは「?」っという顔をする。

 俺はミカンのさらっと気にせず。


「これだっ!」


 ポチッ 

 選択肢をクリックした。


「あぁああああー、まだ私はきめてないのにーー!」


 ミカンの悲鳴が聞こえるが、俺の頭の中では声が聞こえる。



【1000ptを使用して、風呂を獲得しました】

【風呂を宮殿内に設置します。現在は標準タイプです。追加ptで拡張が可能です】


==【風呂】==============

 100pt=山の絵

 100pt=ジャグジー機能

 300pt=サウナ

======================


(拡張機能か・・・・)


(うーん。ジャグジーやサウナも捨てがたいな。でも、今は標準で良いだろう。

 徐々にレベルアップしていこう。風呂に入れるだけでも良いからな)


「スバル、私は信じてました、。必ずお風呂を選んでくれると。グッジョブです」


 親指をたてるミカン。

 ミカンを風呂を一番に選びたかったようだ。


「そうか。それはよかった」


 うんうん。 

 花壇がいいー。寝室が良いーっと怒られなくて良かった。


「いいですね~。お風呂ですよ、お風呂。温かいお湯です~」


 ミカンはうきうきだ。

 「ふんふんふん~♪」と鼻歌まで歌いだした。

 かなり嬉しいようだ。


 それもそうだろう。

 この宮殿にはこれまで風呂がなかったから。


 で。

 ここで思った。


「あれ、今までミカンは風呂をどうしてたんだ?」


 ミカンは厳しい顔をする。

 昔の苦労を思い出す顔だ。


「水風呂ですよ。水風呂。黒薔薇の間にある水で体を洗っていたんです」


(あー確かに。子猫達もよく水浴びをしているな。

 壁にちょっとした滝があるので、そこが天然シャワーみたいになっているのだ。

 俺もあそこで顔を洗ったり、体を洗っていた。まさかミカンもだったのか・・・)


「あれっ、でもあの水。かなり冷たくなかったか?」


 俺も凍えるほど寒かった。

 でもあそこしかないので、しょうがなかったのだ。


「はい。毎回心がドキリとしてました。神経ピリピリで眼が覚めます」

「だよな。俺も神経が沸き立っていた」


「でも、今日からはおさらばです。暖かい湯船につかれるんです」

「だな。さっそくお風呂にいくか」


「はーい。お風呂~お風呂~」


 俺とミカンは、一緒にお風呂が設置された場所に移動した。


短編投稿しました。

「ざまぁ」が書きたくなり、さらりと書いてしまいました。

冒険者系の「ざまぁ」になります。

宜しければご覧下さい。

『生産職の俺は彼女を寝取られたので、パーティーを抜けて自立することにした』

※ページ下部にリンク有り。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拍手ボタン設置中。なろうユーザーでなくても、一言感想を送ることができます。

 

【2/5】続きのエッセイです↓
現代は恋人がいない人が多いですが…恋人はいた方がいい

 

【2/2】エッセイ短編です↓
恋人がいない人は、これをちょっと見て欲しい

 

【1/6】短編が好評?だったので、連載開始です↓
【連載版】生産職の俺は彼女を寝取られたので、パーティーを抜けて自立することにした

 

新連載です~ (数話で完結予定です)↓
3日後、婚約破棄されます。

 

同時連載中です↓(タイトルあれですが、実は少年漫画っぽい話です)
妊娠した私を婚約破棄するって、気は確かですか?【ヒグマ格闘編(石狩鍋) 】

 

とまっていましたが、連載再開です~↓
チートスキル「美容整形」持ちの俺は、目立ちたくないのにハーレムに
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ