ステータス検証2
【炎魔法LV55】
これを試そうと思ったが、狩りで十分にならしたのでおいておく。
隕石級の炎は打てるので強敵とも戦えるし、弱い敵ならビー玉程度の大きさの炎の塊をあてればいい。
【回復魔法LV101】
次はこれだ。
しかし、俺は怪我をしていないからな。
いや、小さな怪我はしているか。
昨日森に行った時にひっかき傷が出来た。
俺は自分の腕にできた傷にむかって回復魔法を行使する。
ファーン
直った。
ひっかき傷は瞬く間に消えた。
有効な魔法のようだ。
LV100を超えているので、瀕死の生物でも直せる気がするが・・・
瀕死生物がいないからな。
今度狩りに行った時に、ギリギリまで魔物にダメージを与えてから回復テストしてみよう。
【獣神使いLV1】
これはLV1。
俺は庭を散歩していた子猫に、「配下になれ~」と念じてみたが、効果はなかった。
「プイッ」と無視された。
まだよく分からない魔法だ。
スキルのLVが低すぎるのか、それとも子猫のLVが高いのかどちらかだろうか。
【付与魔法LV70】
魔法属性を付与できるんだと思う。
とりあえず木の棒を持って念じてみた。
『炎、炎、炎』
すると、木の棒がニワカに赤く光りだす。
これは・・・と思い鑑定してみると。
【木の棒 (炎):炎属性が宿った木の棒。この木の棒で攻撃すると炎ダメージを与えられる】
(で、できた・・・)
どうやら魔法属性をしっかり付与できるようだ。
と、ここまでやっていると。
「スバルーーーー、ご飯ですよー!!!」
屋敷の中から叫び声が聞こえた。
ミカンが叫んでいる。
(どうやら昼食の時間らしい)
この後、
【錬金術LV10】 【鑑定LV10】 【アイテムボックスLV3】
【ダンジョン召喚LV30】 【浄化LV101】
を検証してみようかと思ったが、とりあえず中断だな。
俺は屋敷に戻って昼食を食べることにした。
居間で皆で食事。
料理スキルLV80の俺だが、毎日作ると皆の舌がこえてダメになるということで。
週一で作ることになっている。
料理スキルが高すぎるのも問題なのだ。
で。
通常の料理はミカンの担当だ。
今日はパンとスクランブルエッグを食べる。
中々美々であった。
食後。
「スバル、庭の銅像はなんですか?」
ミカンがニコニコしながら聞く。
「あれは魔法を試していたんだ」
「へぇー、土魔法が使えるんですか?」
「そうだ」
「なら、わたしの銅像もつくれますか?」
キラキラした目で俺を見てくるミカン。
何を期待しているかは分かった。
「多分、できる」
「やったー。じゃあ、お願いします。家に飾ります。何かたりないと思っていたんです。これですね。私の像です!」
「ニャー ニャー ニャー」 (あたしの像も欲しいニャー)
「ニャー ニャー ニャー」 (私のもニャー)
「ニャー ニャー ニャー」 (あっちのもニャー)
(やれやれ、みんな銅像を作って欲しいらしい)
「分かった。ちゃんと作るから順番な」
その後。
俺は皆の分の銅像を作ったのだった。
だが、細かい点への注文が多く、何回も作り直した結果。
いつのまにか日が暮れていた。
銅像作り~~~。
絶賛同時連載中の『妊娠した私を婚約破棄するって、気は確かですか?【連載版】』ですが、クマを素手で絞め殺しました。
宜しければどうぞ。




