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器用貧乏(自称)による理想の高校生活  作者: すっきり天然水割り


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9/9

試練

クラスメイトからの俺のイメージが超人すぎて困ってます。


なんて最近のラノベのタイトルっぽい悩みを抱えつつ、若葉と話していると、本鈴と同時に担任が教室に入ってくる。


俺らの担任は大ちゃん先生(25)である。これは別に、俺がふざけて呼んでいるわけではなく、昨日の自己紹介で先生自らそう呼んでくれと発言した結果なのであしからず。

今年で4年目の先生で、初の担任だと嬉しそうに話していた。生徒との距離が近く、話しやすそうな先生だ。


なるほど、大ちゃん先生は本鈴に合わせて来るタイプだな。遅刻するなら朝の担当が副担任の時にしよう。あの人は本鈴からちょっと遅れてくるらしいし。(奏太談)



「よし、全員いるな。じゃあ、今日は一日実力テストだから頑張るように!」



出欠確認を終えた先生から爆弾発言が飛び出した。

教室は阿鼻叫喚。そりゃそうだ、実力テストがあるなんて聞いてないもん。



「大ちゃんうっそだろ!」

「聞いてないんですけどー!」



なんて声がクラスメイトから上がる。

かくいう俺も気づいたら叫んでいた。



「横暴だー!」


「おいこら誰だ今の。このご時世、教師への風当たり強いんだから横暴とか言うんじゃない!

今回のテストは成績とは関係のないテストだから、そんなに心配しなくても大丈夫だ。それに毎年やってる抜き打ちテストだからな、お前達も頑張れ」



あっ、朝の先輩方の憐れみの視線はこれか!

一人納得していると、クラスメイト達が落ち着きを取り戻していくのを感じる。成績には関係ないと聞き、安心したようだ。



「お前たち、成績に関係ないからって手は抜くなよ?学年順位は発表されるからな。ちなみにだが、学年トップ10には学食の特上券1週間分が譲渡されるぞ」



まあ、それなりにやればいいかなぁ…なんて考えていると、先生の発言によって周りの空気が変わったのを感じる。


あれ?なんでみんなそんなやる気出してきたの?


不思議に思っていると、顔に出ていたのか、若葉が話しかけてきた。



「あんた特上券のこと知らないの?」


「おう、なんかみんな凄いやる気出してるけど、そんな凄いもんなん?」


「学食の1日限定30食のローストビーフ丼が食べられる券なのよ。あまりの美味しさに、4時間目の授業を仮病でサボってまで食べようとした先輩もいたらしいわ」


「いくら美味いからって、そこまでやるか普通」


「それだけ美味しいってことでしょ。ちなみにその先輩はサボりがバレて、学食の使用禁止令が出されたらしいわ」


「ガッツリ罰せられてるし。てか、どこからそんな情報仕入れて来るんだよ」


「他の人は知らないけど、私の場合は昨日お姉ちゃんが教えてくれたのよ」


「そゆこと…って待てよ、てことは若葉、テストあることも知ってやがったな?」


「だったら良かったんだけどねぇ…私が昨日聞いたのはローストビーフ丼の逸話だけなのよ…あのクソ姉貴め…」



おっと、これは触らぬ神に祟りなしってやつですね…

どす黒いオーラを出し始めた若葉を放置し、筆記用具の用意を進める。


さて、見知らぬ先輩を狂わせるほどのローストビーフ丼…いっちょ狙ってみますかね?





すっきり天然水割りです。

初投稿です。

私の理想を書き殴った内容となっております。

お手柔らかによろしくお願いします。


少しだけ書き溜めあるので、あと3日は毎日投稿予定、それ以降は火曜・木曜・土曜・日曜に更新予定です。


気が向いたらブックマークしてくれると喜びます。

まかり間違って⭐︎なんか押してもらった日には泣いて喜びます。


最後まで読んでくれてありがとうございました!

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