元部活仲間
ー東京都立月森高等学校ー
各学年8クラスずつ計24クラス、全校生徒総勢1000人弱のいわゆるマンモス校だ。
同級生は中学の頃と比べると倍以上の人数が集まっている。
それなのに何故…何故っ!
「何故また貴様と同じクラスなんだぁ!」
俺は朝っぱらから教室で叫んでいた。
クラスメイトから白い目で見られている気がするが、そんなことはどうでもいい。
目の前に立っているこの男と、またしても同じクラスだという信じ難い事実を受け入れなければならないのだ。
「これが幼馴染パワーだよ!」
「いやなんでお前はそんなに嬉しそうなんだよ…」
「いやほら、ここまできたら12年全制覇したいじゃない?」
「さらっと怖いこと言い出したぞこいつ…」
いやね?正直こいつがいた方が楽っちゃ楽なんだよ?けどさ、素直に認めるのは癪なんだよ。この男心をわかってくれ。
朝から奏太と阿呆なやりとりをしていると、隣の席の人が登校してきたようだ。
いや、この人も知り合いなんですけど…
「…ねぇ、なんでいきなりクラスで叫んでんのよ。めちゃくちゃ注目されてるわよ?」
「いやだって若葉!またこいつと同じクラスだぞ?10年目だぞ?流石におかしいだろ!」
「確かに凄いけど、目立つから勘弁して。私まで白い目で見られるじゃない…」
赤みがかった茶髪をショートボブにした女子生徒、若葉 千夏とは中学の部活仲間である。
サバサバした性格で話しやすく、また共通の趣味があるためよく話した仲だ。
「私も中1からずっと同じクラスなのに…」
若葉は小さい声で何かブツブツと言っていたが、女子の独り言に突っ込む勇気が俺には無かった。
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高校最初のホームルーム、そして自己紹介が終わり、現在体育館で入学式の真っ最中です。
え、自己紹介がスキップされてるって?いやいや、あんなん自分の名前と趣味言って終わりじゃん。一応クラスメイトの名前は出来るだけ覚えたし、詳細は省略で。というより全員の自己紹介は覚えてないし。
というわけで入学式です。学年主席の金髪の女子生徒が代表挨拶してるんだけど、めっちゃ眠そうだなあの子…大丈夫か?
「おやおや、晴人は眠り姫にご執着かな?」
「そんなんじゃないわ。てか眠り姫ってなんだよ」
「眠り姫こと小山 紫織さん。頭脳明晰で容姿端麗。だけど、いつも眠そうにしてて、幼馴染の子以外とは話してる姿を見かけない、というかそもそも出現率が低いらしいよ」
「出現率ってレアモンスターかよ…てかお前はなんでそんなこと知ってんだ。あの子俺らと同じ中学じゃないだろ」
名簿順のはずなのに、俺の後ろにいた奏太
(クラスメイトに並び順を変えてもらったらしい。コミュ力化け物か?) の情報網に恐れ慄いているうちに代表挨拶も終わり、眠り姫様は無事に役目を終えたようだ。
それ以降はよくあるお偉い様方の有難いお話をウトウトしつつ聞き流し、無事に入学式を終えた。
どうでもいいけど、なんでこういう式の時に話す人ってあんな話長いの?話す方も疲れちゃわない?一言「頑張れ!」だけで終わらせてくれてもいいのよ?
すっきり天然水割りです。
初投稿です。
私の理想を書き殴った内容となっております。
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