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器用貧乏(自称)による理想の高校生活  作者: すっきり天然水割り


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2/12

後輩

日課のランニングを終え帰宅すると母さんが朝ごはんの支度をしてくれていた。

いつもありがとう。感謝してます…恥ずかしいから絶対に口には出さないけど。


「おはよう。シャワー浴びた後でいいから晴華はるか起こしてきてくれない?」


「はよー。りょーかい」


返事が適当だって?

中高生の男子なんて大体こんなもんだろ。


++++++++++++++++++++++++++++++


10分ほどで汗を流し終え、2階へ上がる。

右手の自分の部屋をスルーし奥の妹の部屋の扉を2回ノックし声をかける。

前にノックを忘れて入ろうとしたら色々投げつけられたからな。

知ってるか?辞書の角ってマジで痛いんだぞ?


「晴華ー!起きてるかー!遅刻するぞー!」


あの日の恨みが篭ったのか、気持ち大きめの声が出た。


「……う…ん……おきてるよぉ〜」


「……」


うん、これ絶対起きてないやつだ。

このまま放置しても良いが、起こさないと母親、そして妹本人からも怒られると言う理不尽極まりない目に遭うことになるので、仕方なく部屋に踏み込む決断をする。

いざっ!妹の部屋へ!


「入るぞー!」


念の為再度声をかけてから部屋に足を踏み入れる。

案の定部屋の中は真っ暗。そして部屋の主はベットの中で布団に包まっていた。


「全然おきてねぇじゃねぇか」


「うぅん……お兄ちゃん…起こしてぇ…」


布団の中から両手が生えてきた。

…これで中3なんだぜ?今年受験生なんだけど大丈夫か?

なんて思いつつその手をスルーし遮光カーテンを全開に。室内が太陽の光に照らされる。


振り返るとようやく目が覚めたらしい妹が伸びをしていた。

少し幼さを残しながらも整った顔立ち。艶やかな黒髪が朝日を浴びて天使のリングを形成している。

見た目だけは家族の贔屓目抜きに美人なんだよなぁ…同じ血を引く兄妹のはずなのに不思議なもんだ。


「うーん……よく寝たぁ…お兄ちゃんおはよう」


「おう、ほんとよく寝るな。何時間寝たんだよ…」


「んーと…昨日は10時頃寝たから…9時間ちょっと?これくらい普通だって。お兄ちゃんが寝なさすぎなんだよ」


…そうだろうか?6時間も寝れば十分じゃないか…?


「まあいいや。着替えるから早く出てって出てって!」


妹様にそう告げられ、追い出されるように部屋を後にする。起こしてやったのになぁ…いつものことだけど。


++++++++++++++++++++++++++++++


朝食を食べ、晴華と共に家を出る。

彼女の通う第三中学校は月校までの通学路の途中にあるので、今まで通り並んで歩く。


他愛もない話をしながら歩いていくと、進行方向にはスマホを手鏡代わりにしている1人の少女。

彼女は楢畑ならはた 兎月うづき。黒髪の三つ編みがトレードマークの晴華の親友だ。


「うづきちゃーん!おはよー!」


「あっ…はるちゃんと……先輩…おはようございます」


「うん。おはよう」


お察しの通り、おそらく苦手意識持たれてます。

去年までは生徒会の仕事とかで普通に話せてたんだけど、無理させちゃってたのかなぁ…


++++++++++++++++++++++++++++++


中学の前で二人と別れた後はひとりでのんびり歩いて高校へ。


さて、やって参りました校舎前の掲示板!

運命のクラス発表です!


とは言ってみたものの、まだ知り合いはほとんどいないので、そこまでドキドキしてなかったりする。


気を取り直して名前を探していくと1-Dに新島 晴人の名前を発見した。

…早川 奏太の名と共に。


「やあ、やっぱり同じクラスだったね!」


「いやおかしいだろ…10年目やぞ…」


いや本当にどうなってんの…?

そしてお前はいつの間に背後に立ってるん?

全く気配とか感じなかったんだけど。






すっきり天然水割りです。

初投稿です。

私の理想を書き殴った内容となっております。

お手柔らかによろしくお願いします。


本日あと3話更新予定。

少しだけ書き溜めあるので、1週間は毎日投稿予定、それ以降は火曜・木曜・土曜・日曜に更新予定です。


気が向いたらブックマークしてくれると喜びます。

まかり間違って⭐︎なんか押してもらった日には泣いて喜びます。


最後まで読んでくれてありがとうございました!

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