委員会
妹作のレモンクッキーの美味しさに舌を巻いた翌日、今日も今日とて本鈴と同時に教室に入ってくる大ちゃん先生。
「みんな、おはよう。早速だが昨日話した通り、委員会を決めていくぞ。基本的には挙手制で、もし被ったらじゃんけんだからな」
突然だが、ここ月高では新入生は全員が部活に所属しなければならないというルールがある。
その部活参加の刑(強制)から逃れる唯一の手段が、委員会に所属することだ。
委員会と聞いて、どうせ面倒くさいんだろうと思ったそこの君。
甘い、甘いぜ…学級委員や風紀委員はさておき、あるじゃないか…週に1〜2回の昼休みさえ返上すればいい委員会が…!
そう!俺は今日、図書委員になるんだっ…!
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はい、ということで無事に図書委員の称号を手に入れました。
まあ、やらなくても良い委員会に進んで入るやつなんて中々いないよな。
すんなり決まったのは、図書委員の男子(俺)、女子(天野さん)、あと学級委員の静流くらいで、あとは全然立候補者が現れず。最終的にはくじ引きで決めてましたね。早々に図書委員として立候補した俺は高みの見物決め込ませてもらいました。
先生もくじ用意してくるあたり、毎年すんなりとは行かないんだろうな…
その結果、我らが奏太くんはちゃっかり当たりを引いて保健委員になってたりします。
ちなみに同じ図書委員の天野さんはお洒落な丸眼鏡をかけたザ・文学少女って感じの子だ。さっき挨拶に行ったんだけど…
「天野さん、これから同じ委員としてよろしく」
「えっ…あっ…その……よろしく…」
はい、露骨に怖がられました。
俺ってそんなに怖い顔してるかね?あれでも愛想よくしたつもりなんだけど…
1人落ち込んでいると、隣の若葉が話しかけてきた。
「さっき天野さんに怖がられてたでしょ。あんな大人しい子に何したのよあんた」
「いやいや、これからよろしくって伝えただけだって」
「…だとしたらかなりの人見知りなのかもね。気にしたってしょうがないんじゃない?」
「おう、そうか…なんかサンキューな」
「別に感謝されるようなことしてないわよ。じゃあね」
そう言い、教室を去っていった若葉と入れ替わるように奏太がやって来る。
「あれ、もっと落ち込んでると思ったんだけど、意外と元気そうだね」
「あぁ、さっきまで落ち込んでたけど、若葉と少し話して持ち直したって感じだな」
「おやおや、それはそれは。…さりげなく慰めるとはやりますな」
「さらっとこういうこと出来るあたり、やっぱ若葉っていい奴だよな」
「あ、そうなっちゃうんだね…流石は晴人だよ…」
ん?若葉が流石だって言うなら分かるけど、なんで俺?
すっきり天然水割りです。
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