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器用貧乏(自称)による理想の高校生活  作者: すっきり天然水割り


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10/11

可愛いクラスメイト

6限目のチャイムが鳴り響く、と同時に全身から力を抜く。


や、やっと終わった…


突如始まった学力テスト。

1限目は自習となったため、2限目から6限目まで昼を挟んでぶっ続けでテストだった。

流石は進学校…入学2日目からこの仕打ちとは恐れ入るぜ…



「おぉ…お前たち。疲れてんなぁ…」



クラス全員で机に突っ伏していると、大ちゃん先生がホームルームのために戻ってきた。


疲れてんなぁ、じゃないんだよなぁ…



「とりあえずは、お疲れさん。今日はあと明日の説明で終わりだから、もうちょい頑張ってくれ」



その宣言通り、10分ほどで明日の説明を終えた先生は職員室へ戻っていった。これから俺たちのテストの採点があるらしい。

生徒も教師も大変な思いをすることになるので、テストなんて滅びれば良いと思いまーす。



「やっ、晴人おつかれ。一緒に帰ろうよ」


「お前もテスト受けたんだよな?なんでそんなに元気なんだよ…」


「そこはほら、テスト終わった瞬間にパーっと疲れ吹っ飛ぶじゃん?」


「いや普通吹っ飛ばねぇだろ…こっちは満身創痍だわ」



脳内でテスト撲滅運動をしていると、いつもと変わらぬ様子の奏太が誘ってきた。

なんでテスト後にいつも通りに出来るんだ?普通疲れてテンション2段くらい下がんない?あれ?俺だけ?


テストの疲労で変なことを考えつつ、奏太と2人で帰ろうと出口へ向かっていると、目の前に線の細い男子が飛び出してきた!



「あ、あの!僕も一緒に帰ってもいいかな!」



いやどちら様?マジで俺、知らない子なんだけど…

色白で可愛らしい顔をしている低身長系男子。先輩とかから人気出そうな感じだ。


いや待て、自己紹介の時に名前だけは覚えてるはずだ…背の低い色白…えっと、森……森…森山くんだっけ?



「惜しいね、森田くんだ。懇親会の時に仲良くなったんだよ」


「いや、だから心を読むなって…」


「心?」


「いやすまん、こっちの話。で、森田くんだよね、一緒に帰るのは全然構わないけど家どっち方面?」


「住宅街の方だよ。バス通だから途中までしか一緒に帰れないんだけど…ダメかな?」


「いや全然。バス停まで帰ろうぜ」


「うん!ありがとう!」



上目遣いからの不安そうな表情でノックアウトです。はい。いや本当に男子だよね?めっちゃ可愛いんですけどこの子!


ということで、下校仲間が増えました。月校の近くのバス停は校門から10分ほどの距離にある。



「森田くんと奏太って、懇親会で仲良くなったんだっけ?こいつ俺の変な話してなかった?」


「まだ疑ってたんだ…」



そりゃそうだろ。クラスメイトに変な勘違いされたままとかしんどいわ。ずっと気になっていたことを森田くんに聞いてみる。



「変な話?新島くんがヒーローだってことしか聞いてないよ?」



ほら!やっぱり変なこと言ってる!



「いやいや、俺はヒーローって柄じゃねぇだろ…役で言うなら、三下ってところか?」


「三下は言い過ぎだねぇ」


「わぁ…!本当に否定した!奏太くんの言ってた通りだ…!」



え、俺が否定するところまで予言されてたの…?もう俺こいつに隠し事とか出来ないんじゃね…?



「あ、あと出来れば僕のこと静流って呼んでくれないかな?僕もその…晴人くんって呼びたいし…」


「ああ。勿論だとも、静流よ」


「わぁ!ありがとう!晴人くん!」



クラスメイトの男子が可愛すぎるんですけど。

気付いたら俺史上最高のイケボ(自称)で即答してたよ。


…俺のキャラじゃないことは分かってる。分かってるんだ…だけど流石に笑いすぎじゃないですかねぇ、奏太さん?静流と別れたら覚えとけよ…!


親友への復讐を心に刻みつつ、3人で帰宅の途に着いた。





すっきり天然水割りです。

初投稿です。

私の理想を書き殴った内容となっております。

お手柔らかによろしくお願いします。


少しだけ書き溜めあるので、あと2日は毎日投稿予定、それ以降は火曜・木曜・土曜・日曜に更新予定です。


気が向いたらブックマークしてくれると喜びます。

まかり間違って⭐︎なんか押してもらった日には泣いて喜びます。


最後まで読んでくれてありがとうございました!

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