始まりの朝
人生で1番楽しかった時期はいつか?
そう問われた時、人はなんと答えるのか。
勉強しなくてよかった幼稚園・保育園?
人生の夏休みと呼ばれる大学生活?
お給料が自由に使えるようになる社会人?
俺は将来こう答えたい。
高校生活だと。
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まだ外が薄暗い中、自室で目を覚ます1人の少年。その名は新島 晴人。本日晴れて高校生となる、この物語の主人公である。
"5:42"
寝ぼけ眼で目覚まし時計のディスプレイに表示された時刻を確認する。
…よし、目覚まし3分前。
体に気合いを入れて一気に起き上がると、手早くスポーツウェアに着替え、ウエストポーチを片手に静かに家を出た。
足から腕、そして首にかけて入念にほぐしていく。
ここでサボると後半きっついんだよなぁ…
なんてことを考えながらストレッチをすること5分。身体が温まってきたのを確認して走り出す。
今日は4月1日。もう春と言っても良い季節だが、朝はまだ肌寒い。
とはいえ、この前まではネックウォーマーと手袋が必須だったことを思うと、かなり暖かくなったんじゃないだろうか。
彼らは先日その役目を終え、洋服箪笥の奥底で眠りについた。
冬のお供達に想いを馳せながら走っていると、後ろから声をかけられる。
「おはよ。晴人」
振り返るとそこには爽やか笑顔のイケメンフェイス。
こいつの名は早川 奏太。
俺とは小学校1年生からの付き合いだ。
「おう。その爽やかオーラどうにかならん?朝から眩しいんだけど」
「うん?…晴人って時々よくわかんない事言い出すよね」
くだらないやり取りを終え、30分ほど走るといつも休憩する公園に着いた。
クールダウンを兼ねて公園を歩いていると、奏太が話を振ってくる。
「いよいよ入学式だね」
「そうだな」
「やっぱり部活は…?」
「あぁ、入るつもりはない。奏太はサッカー続けるんだろ?」
「うん、そのためにあそこを選んだと言っても過言ではないからね」
東京都立月森高等学校、通称 月校。
俺ら2人が今日から通うことになる学校だ。なんでも、サッカー部が去年の大会でいいところまで行ったようで、多くのサッカー少年達の注目の的になったらしい。
小学1年生からサッカー一筋だった奏太もその例に漏れず、夏前に志望校を変更、猛勉強に猛勉強を重ね無事に合格をもぎ取ったのだ。
ちなみに元々月高を受験するつもりだった俺は、急に倍率が例年より高くなって大変でした…
「同じクラスだといいね」
「うーん、実際のところ厳しいんじゃないか?高校からは8クラスあるわけだし、今までのようにはいかんだろ」
ちなみに小学校、中学校共に3クラスしかなかったこともあり、俺と奏太は出会ってからの9年間ずっと同じクラスだったりする。
いわゆる腐れ縁ってやつだな。
「腐れ縁だなんてひどいなぁ」
「人の心を読むな」
奏太はケラケラと笑いながら自宅の方へと帰っていった。
すっきり天然水割りです。
初投稿です。
私の理想を書き殴った内容となっております。
お手柔らかによろしくお願いします。
本日あと4話更新予定。
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