11卵.一息つく?装備更新?1
何だか話が伸びそうな予感がするので(割と外れる。)、分けてみます
知らない部屋だ。高級そうな調度品で良いのか?そうゆうのと、ガラスの仕切り。その向こうにはなんにもない白い部屋がある。割と広い。
「はて?俺は何で此処に?」
分かり切った事を独り言るすると、後ろから扉の開く音(さっき見渡した時には閉まっていた。)がして、声が聞こえる。
「簡単ですわ。貴方の奉仕活動の為の準備の為、になりますわ。」
そう言うと、後ろからメイドさんみたいのが出て来て控えている状態にビクッ!となっている俺を手で口元を隠した状態でクスッと笑った後で追加で説明をする三千世界先輩。
「貴方が何故か心此処にあらずの様でしたので、申し訳ないとは思いましたのですけれど、こちらにいらして頂いたのですわ。えぇ、貴方が引き受けた事を全力でバックアップさせて頂きます。」
そう言うと、今度は先輩はメイドさんに何か耳打ちをした。すると、何も無かった筈の隣の部屋に何か近未来的なとか言われそうな何かが用意されていた。
「あちらに用意してあるのは、私共の開発したステータス測定器ですわ。説明は此方の日下部が行いますわ。私が居てはまだ同様してしまうようですから。日下部?」
「はい、お嬢様。再びお目に掛かれて感無量です。七様。」
そう言って、此方に声を掛けて来たのはお久しぶりの日下部 華さん。先輩のメイドさん兼護衛さんで、初めての会った時はピー音が凄く飛び交う内心で、凄い目で心無い笑みの対応をされたが、今では、あの凄まじい笑みではなく、柔らかな笑み声を掛けてくれるようになって…。心臓の負担がだいぶ軽減されました。
「お久しぶりです、日下部さん。えっと、お久しぶりで恐縮なんですけども、あの、説明をお願い致します。」
そう言うと、日下部さんは、相変わらずの察しの良さで説明してくれる。コレがスキル関係ないのは本当に意味が分からないんだけれども。
「はい。まず、七様の不思議に感じているお嬢様の態度ですが、お嬢様が七様に対して抱いている感情は七様のお聞きした通りになります。しかし、それを押し付ける事はお嬢様は望んでいません、あくまでも七様に受け入れて頂きたい。ただそれだけなのです。ですから、いつまでもお気づきにならない七様にお気持ちを伝える所までは致しましたが、その返答を強制したり、捻じ曲げる事を考えず、受け入れて頂けるようにお手伝いをする、という事でございます。都合が良すぎる。そうお思いでしたら、それは、七様の気質を慮った結果、「もう、受け入れたいた。」状態でも無ければ確実にお断りされると、お考えなさっているためです。要するに、七様のこれまでの行いの結果です。」
「え?」
「現状が受け入れられていない様ですので、申し訳無いのですが、説明を始めさせていただきます。此方は、当社の開発したステータス測定器が、通称の『適正装備が分かる君まーくすりぃ改』です。」
そう言いながら、日下部さんは名前の書かれたプラカードを出す。まーくすりぃって、なんでひらがな?その後ろのは改じゃなくて、改では駄目だったんでしょうか?
「名前についてはお嬢様も胸を痛めておいででして、製作者の意向を組んで本人が付けた通称をお使いになっています。」
あ、やっぱり、あの名前は三千世界先輩の意思では無かったんですね。
「はい。それでは、ステータス測定器、以後測定器と呼びますが、測定器は、当グループのアーカイブに対象者の測定データを送り、そこから最適な装備又は、素材をピックアップしてくれるものです。一応現在のヴァージョンでは七様の装備されている黒鬼装の様な装着者を選ぶ様な装備は対応していませんが、その分予備を用意したり、簡単な更新を細かく入れられますし、下取りに出す事も容易です。」
おお!助かる。確認してれば壊さずに済む可能性もあるし、痒い所に手が届くな。
「では、測定をお願いいたします。」
はーい。…、じゃなくて、
「分かりました。にしても、駄目ですね、どうも日下部さんが察してくれるのに甘えちゃいますね。」
俺がそう言うと、日下部さんは
「もっと甘えてくださっても構いませんよ?貴方が人を頼る事を覚えるのはお嬢様も喜びますから。」
「あ、そっちの方がいいです。そっちの方が馴染み深いって言うより、良いんですよね。」
俺の言った事に昔みたいに返事してくれた日下部さんだが、言い終えたあたりで、あ、って感じになったので、崩した態度の方が良いと伝えると、何となく緩いではなく、柔らかく更に感じられた。
「ありがとうございます。では、そのように。それでは、あちらに行って測定をいたしましょう。現状の装備から継続するものは『黒鬼装上』と、『黒鬼装下』のワイシャツとズボンの組み合わせですね。」
それで構わない、とゆう意思を込めて頷く。そして、装置の方に向かおうとして、引き留められた。
「お待ちください。こちらで服を着替えてください。計測用の下着一式です」
「え?あ、あぁ…。」
そう言って、示された先は何も無い部屋の一角…。に、見えたが、その後日下部さんがボタンを操作すると着替える所が出てきた。(*ノωノ)、サッサと着替えヨ。
エッグり情報コーナー
10.この世界のドロップアイテムの一部は装備に条件がある。
すいません。後書き(茶番劇?)は一回休みます。