魔法検定特級取得者の彼女と異世界をつなぐ12本の鍵

魔法検定特級資格。『地獄』でトップクラスに難易度の高い魔法試験をパスした二階堂夜名は、かつて霧崎ナタが地獄に送った幼馴染。

そんな彼女が部長を務める学園警備部に入部した霧崎ナタは、彼女の二人の子分と共に、不機嫌な彼女に振りまわされる日々を送る。

『地獄』という異世界から帰還した彼女は、霧崎ナタが幼い頃に描いた四枚の絵（『公園』、『地獄』、『夏祭り』、『雪合戦』）にはそれぞれ世界が宿っていて、この世界は『公園』の中にあるというのだ。さらに異世界を結ぶ門扉（ゲート）は霧崎ナタだけが自由に開閉できるらしい。

突然、学園を襲った凶悪な事件を追って、次第に幼馴染の実力が明らかになっていく。犯人は一体どこに居るのか。これは超一流の女魔術師と元神様の少年のおおいなる決断の物語である。