コント 君の事をずっと見ていた
登場人物全員がボケでありツッコミなので、ボケツッコミの表記はありません
スポーツジムの休憩室にて
A:「ねぇ、いきなりだけどLGBTって知ってます?」
B:「え? ホンマいきなりやなw・・あぁえっと、性のアイデンティティーとか言うやつやろ? 異性だけやなくて同性も好きになるって事・・・・やなかったっけ?」
A:「そうそう、そんな感じ Bさんはそんな人どう思います?」
B:「・・・あぁ・・あの・・・俺はアリやと思うよ 内面を好きになるって事やと思うしな これだけ沢山の人がおるんやからそんな人も勿論一定数おるやろ」
A:「そうか・・良かった」
B:「え?良かった?」
A:「いやwこっちの話で・・ えと・・話は変わるけど・・・あ~~~っと、ご趣味は?」
B:「ご趣味ってw お前と同じでこうやってジムで身体鍛える事かな」
A:「あぁそう! じゃあゴツイ人も嫌いじゃない?」
B:「俺も鍛えてるからなw 鍛えてる人は頑張ってる人やなって思うよ ある意味尊敬の対象かな」
A:「音楽はどんなの聞きます?」
B:「フリーク・キッチンとかキッスとかヴェノムとか、日本だとマキシム・ザ・ホルモンとかラウドネスなんか聞くよ」
A:「ヘヴィメタル好きなんだ! 僕も、ほらこのTシャツもメタリカ オフスプリングも聞くんです」
B:「お、エエやん パンクもいけるんやな」
A:「そっか、音楽の趣味も合いそう・・もっと話したいから、ちょっと飲み物買って来ますね、何が良いですか? コーヒーで良い?」
B:「いや、紅茶が良いな」
A:「分かりました、ちょっと待ってて」
Aが一度はけて戻ってBに飲み物を手渡す
A:「はい、ミルクティしかなかったけど」
B:「あぁありがとう」
A:「僕もミルクティ・・へへっ」
B:「ふふっ」
一息ついて一緒に飲む
A:「美味しいね」
B:「あぁ、ホンマやな」
A:「お休みの日とかは何してるんです?」
B:「いつも時間さえあればココに来てるな ほとばしる汗とか筋肉追い込んでるところとか、良いと思わんか? 俺はここにいる時が一番落ち着くんや」
A:「良いですよね! 僕も頑張ろうってなるもん」
B:「なっ!」
A:「えっと・・好きな事は聞いたけど、逆に嫌いなのって何かあります? 例えば嫌いなタイプとか」
B:「タイプ?」
A:「いや・・あの・・タイプって言うか」
B:「なんや~? 男同士なんやからハッキリ言ったらエエやんかw 大丈夫やから な」
A:「うん・・・じゃあ Bは今付き合ってる人とかいますか?」
B:「いや」
A:「年上とか年下とか気になります?」
B:「いや」
A:「じゃあ・・・じゃあ・・えっと・・えっと、実は・」
B:「待ってくれ! 何も言わんでええ・・答はYESや」
A:「え?」
B:「俺は前からお前をずっと見てたから気づいてたし、お前が言おうとしてる事もちゃぁんと分かってる お前に言われるまでもなくお互いにずっと意識してたんや・・ずっとな だからYESや!」
A:「え? 本当に?」
B:「当たり前やろw 今までもこれからも何があろうとYESや」
A:急に後ろを向いて手を振りながら「後藤さぁん! YESだって!」
B:「え? 後藤さん? 誰? 何あの超ゴツイスキンヘッドのオッサン・・・こっち見て笑ってる・・え?泣いてる?」
A:Bに背を向けたまま「趣味も聞いたらバッチリ合ってるし、僕が後藤さんを紹介しようとしてた事も気づいてたみたいです! ずっと相思相愛だったんですよ!」
B:呆然・・
A:Bに振り向て「なんだぁ最初からお互い意識してたんですねぇ 後藤さんもあぁ見えて小心者だからなぁw」
B:「え? 君は?」
A:「あ、彼女から電話だ ハイハイもしもし~うん・・うんうん、そう!上手くキューピッド役出来たよww ありがとう、じゃあまた後でね」
B:「彼女?」
A:「あぁ明日の旅行の打ち合わせするんですよw」
B:「そうなんだ・・」フとAの後ろを見る「モジモジしながら筋肉ダルマがコッチ来る」
A:「あ、髭面だからってダルマって言ったら後藤さん怒りますよ・・あの人スイッチ入ると加減ってものを知らないから まぁ付き合ってる間は優しいと思いますし、お幸せに」
B:「・・・」
書いてて気持ち悪くなったw