~異世界転生~その2
「これから俺に女神様がスキルをくれるから、異世界に行きなさいってことだろ!」
「いいえ、違います」
「即答!?」
え、待って待って、俺はてっきり異世界転生だとばかり思ってたよ。恥ずか死ぬ……。
俺の物語はここでジ・エンドだ、皆!と考えたところで女神様が言った。
「すみません、言葉が足らず、がっかりさせてしまいましたね。違うのは、『貴方に私が』というところからです」
「ってことは、俺にスキルをくれるのは女神様じゃなくて、違う神様がくれるってことか?」
俺がそう聞くと女神様はニコッと笑った。ほっ。やっぱしそういうことだったんだ。恥ずか死にかけて損したわ。
それにしても女神様じゃないなら一体どんな人がスキルをくれるんだ?……はっ!わかったぞ!別の女神様がくれるんだな?今、俺の目の前にいる女神様は逆光で見えんが、きっと美しいのだろう。で、俺にスキルをくれるこの女神様の美しさには適わないだろうが、それでも奇麗なのだろう。
と、その時後ろから声がした。
「そこの方、こちらを向いてください」
「何だ、声がやけに男っぽい……な…………?」
俺は最大級の期待を胸に後ろを振り返った。が、そこにいたのは高身長の短髪で青髪のがたいがいいイケメンな男だった。
「「はっ?なんでここに男がいるんだよ?聞いてた話には、不備があるぞ!女神様ぁ!」




