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エピローグ・フラグメンツ Ⅵ 『あたる・美海・燐』

「女流作家イレーナ・ジンクスの言葉を用いるなら、まさに『平時の安らぎを紅に変える』というべき事態だったわ」


 後に文芸部の赤石燐がこのように評した出来事は、彼女の後輩である須川美海の呼び出しから始まったのであった。昨年、文芸部部長をつとめた架葉あたるは美海の中ではかなり苦手の部類に位置する先輩であったが、話があるということで、美海の後輩としてのけじめさがひたすら尾を引いて、部室に呼びつけないわけにもいかなかったのである。


 そういうわけで、重苦しい曇天とともに現れたあたる元文芸部長サマは差し出されたインスタントのコーヒーをガブ飲みしながら、椅子の上で大きく足を組んでいたのであった。


「しかし、美海クン。君は実にじつーにツイていた。私は今日はちょうど原稿を出し終えてフリーだったのだよ!」

「その言葉、すでに聞きました。もう三回ほど」


 コーヒーを用意した美海は、早くも先輩をここに来させたことに後悔をおぼえはじめていた。彼女なりに礼節を通していたのは、自称にとどまらぬ天才作家氏に対する畏敬というよりは反面教師と見なしている点が大きい。乙女心ながらに高名な作家を目指しているとは言え、そのために常識は放り出したくないと思っていたのである。


 そもそも、連絡を入れたのは本日よりもずっと前で、そのときは『仕上がるまで待ちたまえ!』と絶叫して通知を打ち切ったのである。そして忘れたころに連絡がやって来たときは、締め切りを二週間もオーバーした原稿をようやく担当に送りつけたということだから、やはりとんでもない先輩である。


 架葉先輩は少なくとも表向きは、修羅場を終えたばかりのふうには見えなかった。フォーマルな黒のパンツにストライプのワイシャツも綺麗に着こなしており、顔も精彩に満ちている。解放感もさることながら、同居人の諸美先輩のチェックがよほど行き届いていると見える。


 このとき、文芸部室にいた部員は美海と、一年先輩の赤石燐だけだった。燐はゼリー飲料を飲みながら、美海の報告にときおり注釈を入れ、いつものように本をぺらぺらとめくっている。


 ひとしきり果たすべき報告を済ませると、男物の格好で決めた元部長は、顎に手をやりながら大げさに頷きを繰り返した。


「それにしても、美海クンも大した手柄を得たものだなあ。まさか文芸部に黒雲をもたらした例の作品の作者をと見つけ出すとは。君は作家を騙った名探偵か何かなのかね?」

「私が解き明かしたわけじゃありません。マノン先輩が自らやってしまったことを告白してくださったんです」


 美海の溜息は、空の宮市にとどまることを選んだ灰色髪の先輩にも向けられていた。


 星花祭の二日目、文芸部に多大な迷惑をかけなさった元部長さまを丁重にいなした後、美海はお昼頃に部室に訪れた。部誌の減りが想像より多く、在庫を崩す必要が出てきたのだ。それを実行しようとしたとき、そこにいきなり河瀬マノン先輩が現れたのだ。


「美海ちゃんお願い、しばらくここにかくまわせてーや! あと、その前にうちの話を聞いてほしいんや」


 このとき部室にいたのは美海一人だけである。唐突すぎた登場と言葉に、美海は思考のまとまりなどできようはずもなかった。


 深い思慮を伴わずに頷くと、マノンは慌てふためいた表情で、慌ただしい口調で語るのだった。最初はついていけてない美海であったが、一年前の匿名だったUSBの持ち主がゆるふわ灰色髪の発言者であると知らされると、美海の猫顔もさっと変化を起こした。とても健全な少年少女に見せられそうにない作品が記録されたシロモノで、架葉あたるが恋人である理純諸美の作品と勘違いして部長権限をもとに、強引に部誌に載せる結果を導いた、とんでもないバクダン。ほとんどはあたるの暴走が悪いのだろうが、そもそも彼女を暴走させる原因を作った犯人が、まさか、おちゃらけながらも星花女子学園に誠実だった生徒会副会長だったとは。


 しばらく言葉も出ないありさまであったが、美海の中の驚きに、架葉先輩にあるような苦々しさはわいてこない。日頃の人徳の差というものもあるが、それ以前にあまりにも衝撃的すぎて、負の感情まで行き着かなかったのかもしれない。


 ようやく意識が現実に着地すると、美海は慎重な口調で仏蘭西少女に問いかけた。


「当然のことをうかがわなくてはなりませんが……」

「なんでうちがそんなものを送りつけたか、やろ?」


 わかっているならわざわざ言葉を重ねる必要もない。頷きで返答すると、美海の前でいきなり手のひらの音が鳴った。マノンが両手をあわせて勢いよく頭を下げたのであった。


「ホンマごめん美海ちゃん! いっそのこと、うちのことぶったたいてもかまへん。ほんのちょっとしたイタズラごころやったんや!」


 美海の眉がぴくりと揺れ動いた。まさか、この先輩がそんな子供じみたイタズラをしでかすとは思わなかったのだ。いちおう見た目も表面上の性格も子どもっぽい先輩なのだが、それでも内情の清廉さは揺るぎないものと信じていた。


 さすがに先輩を殴り飛ばすわけにもいかないが、美海の中で、明敏な元副会長に対する印象が少し変わったようだ。


 弁解するようにマノンが続けた。


「うちはただ、やらしい作品を見せつけて美海ちゃんたちをドギマギさせたかっただけやねん。まさか文芸部誌に載せるなんて思いもしなくって……」


 あの先輩の行動を予測しろというのは、さすがに酷というものだ。ただ、ラッキースケベ少女レベルの動機で文芸部の看板に傷をつけられたと考えると、美海の声が責めるようなものに変わっていくのも無理はなかった。


「なぜ、そのことをすぐに言ってくださらなかったのです?」

「ごめんな、美海ちゃん……」

「どうして今になって! ……いや、告白してくださるだけありがたいのですが、あの時、生徒に呼ばれて駆けつけたのは五行先輩とあなただったはず。そのときにお話してくれてもよかったのに。だいたいはあのふざけた部長の責任ですが、あなたの悪ふざけが、文芸部の経歴にどれほどの傷をつけたかおわかりですか?」


 容赦がなかったが、ここまで言う権利は美海にはあるはずだった。その作品のせいで一年間、彼女はずっと気を揉み続けてきたのだから。


 後輩に手厳しく窮されると、マノンの精神も外見相応の繊細さを示す。泣き崩れる寸前の元副会長を見て、美海は気の毒に感じて口をつぐんだ。


「ホンマ、ごめん……。うち、このことを後で部員のみんなにも謝っとくから。生徒会の検閲のことも智恵ちゃんに頼んで取り止めにしてもらうから」

「別に廃止する必要はないでしょう。暴走を止める手立てはあって困ることではないですし」


 実際、その規制がなければ、お隣の漫研部は昨年の文芸部の二の舞を演じていたに違いない。同学年のエヴァンジェリンなら、責められたところで簡単にヘコたりはしないだろうが、なまじ才能があるだけに被害のほうも甚大に思われた。


 いずれにせよ、彼女の真摯たる謝罪を受けて、美海はこれ以上の追及の意思を奥底まで引っ込めたのであった。


「事情はわかりました。一年経ったとは言え、打ち明けてくださってとても嬉しかったです。ところで、匿ってほしいと言いますのは……?」


 マノンは恥じらいげに目をそらし、すぼめた肩をそわそわさせるのだった。


「ええーっと、全部は話す余裕ないんやけど、智良ちゃんが、その、な……」

「あの娘が……」


 彼女の名前だけで美海は事態をさとった。少なくとも、彼女はじゅうぶんと思っていたのだ。よりにもよって元副会長を追っかけ回すとは、おぱんつ娘もイノチ知らずというか、なんと大それたことをというか。とにかくラッキースケベ少女の逆人徳によって、猫顔の文学少女は仏蘭西少女に身を隠す場所として自分の部室をすみやかに提供したのであった。


 クラスメイトの出し物を見学し、恋人である先輩とのデートも堪能した美海が、後夜祭を前にしていったん部室に戻って驚いた。掃除用のロッカーの中にまだ身をひそめていたからだ。さすがに何かを言おうとしたが、先輩もこれ以上長居するつもりはなかったらしい。いそいそと退散していったが、その後、入れ替わるようにして現れた智良が彼女の居場所を尋ねてきたが、行き先を聞いていない美海には答えようがない。どうしてここを嗅ぎつけられたのか気になるところではあるが、このときの智良の表情は殺気さえ帯びた真剣さがあり、美海は口を封殺されたのだった。結局、何も聞かずに去っていったが、このときの美海はどのような事情がわだかまっていたかは知らなかった。今ならわかる。


 マノンが密かに星花を去ってフランスに帰るという話を聞かされたとき、美海は骨身の凍りつく思いをしたものだ。自分の反応しだいで事態が変わるわけではないだろうが、やはり必要以上にあの出来事を気になってしまうものである。同時に、あのときUSBの件を打ち明けたのも納得だ。言うだけ言って、そそくさとフランスに逃げ帰るつもりだったのである。謝るというのも、その場しのぎであった可能性も高い。


 もっとも、そのマノン先輩が空の宮市に残ると宣言した時点で、それに関してはすでに終わったことだ。約束通り、マノンは文芸部の部員一同に迷惑をかけたことを謝罪し、すべてが普段の日常どおりに戻りつつあろうとしていた……。


 以上の後日談を美海が話し終えると、当時の文芸部長どのは過去を懐かしむようにコクコクと頷いてみせた。


「確か、問題が発覚したとき、駆けつけてきたのが会長クンと副会長クンだったな。副会長クンは部誌を見て苦笑を浮かべていたようだが……」


 苦笑も浮かべるわけである。載るとは思わなかった自分の作品が、こうして世間一般の前にさらされることになったわけなのだから。むろん、この場で名乗り出すわけにもいかなかっただろうが、迷惑な話である。


 問題の元凶であることをまるで自覚していないあたるであるが、とにかく後輩としてのけじめは果たしたわけだ。美海は淡々と言い放った。


「伝えたいことはすべてお話しました。お待たせしている諸美先輩を迎えに行ってあげてください」


 むしろさっさと出て行けと言わんばかりの表情であるが、あたるはなぜか、視線をあらぬ方向へそらしながら椅子に深くもたれかかっている。


「な、なぁに、心配はいらぬさ。諸美クンは諸美クンとて積もる話もあるだろうし、もうしばらく時間をおいても何も困ることはない。そうだろ諸君?」

「確かにマノン先輩が謝罪したことによって、去年から尾を引いていた問題は収束しましたが、そのことが部員たちが架葉先輩を許す理由にはなりませんから。他の人たちから恨みを買われる前に足早に引き上げたほうがよろしいかと」


 形だけは慇懃に美海が言うと、本のページをめくりながら赤石先輩が続けた。


「ヴァンジ・ヘイゼン著の『うろたえる女』の言葉にもあったわね。『正直は内から盾を食い破り、外の者を真への門へといざなう』。架葉先輩、いったい何を焦っているのかしら?」


 二名の『諸君』にたちどころに精神の平安を削られて、元部長はむしろ椅子が倒れる勢いでふんぞり返ってみせた。


「いやだ! 君たちが何と言おうと私は絶対にここから動かないだ。邪魔立てすると言う気なら、私は不動明王になって文芸部のマスコットキャラクターとしてここに君臨してやるだ!」


 駄々っ子みたいに言ってのける。しかも、内面が暴走したせいか、途中から語尾までおかしくなってしまっていた。


 美海と燐は文芸部部員どうしで視線を交わし合う。ぶっ飛んだ先輩ではあるが、ここまでかたくなに動こうとしないのは今までにないことだ。いつもの彼女なら、進んで恋人の諸美を迎えに行ったに違いないのに、いったい何を渋っているというのか。


「あたる先輩……」


 名前を呼んだだけなのに、心がすっかり傷を負った獣に染まった元部長は疑心めいた調子でわめいた。


「言えるか! これから諸美クンにホテルに連れて行かれてお召し上がりにされちゃうのが恥ずかしいだなんて、誰が話すものかっ!」


 その誰かサンの発言を受けて、うら若き部員ふたりは思わず喉を詰まらすような表情になった。燐は多数のジャンルの書物を読みあさっているし、美海にいたってはここ最近も恋人の恵玲奈と情を交しあったばかりである。ホテルの意味を知らないはずがないが、二人の関係がそうであるのは所詮噂ていどのレベルの話だと思っていたのである(そもそも事実かどうかに対して二人はあまり興味もなかった)。


「あのときはガチで修羅場だったから、結局二週間以上もおあずけを食らわすことになってしまった。今の諸美クンはもはや私に飢えた獣だ。部屋で二人きりになったとたん、何をしだすかわかったものではない……!」

「そんなに激しかったんですか?」

「諸美クンは私の身体を痛めつけるようなことはしない。ただ、襲いかかるときの諸美クンはまるで私に恥ずかしい思いをさせるために生まれたような感じだったからな。理性を保ったまま自分にされていることを見るのもツラいし、いっそ何も考えずにラクになろうと思うも、意識が戻ったことを考えると色々死にたくなるし。ああ、憐れな私は一体どうすればいいというのだ……」


 自分を憐れと称すのはおこがましいにもほどがあるが、あたるの反応は美海と燐に新鮮な感情を与えた。中性的な美しさを誇る顔が、今や薔薇色の恥じらいに染まっている。唯我独尊を擬人化させたようなこの先輩にも羞恥心が存在していたのか。


しばらくして、頭を抱えて悶絶するあたるに来客が訪れた。心待ちの情事にはやって恋人をさっさと連れ出したいという理純諸美先輩である。大弱りの元文芸部長に諸美は歩幅を広くしながら隣までやってきて、右肩を強く掴んだ。


「あたるさん、もう待ちくたびれたわ。部員の子も迷惑してるみたいだし早く学校を出ましょうよ」

「なあに、私たちを引き合わせてくれたかけがえのない星花だ。もう少し思い出にひたり、在校生と言葉を積むのも一興というもの……」


しどろもどろに弁解する恋人に、その片割れは極めて艶やかな笑みを浮かべた。美海の顔が青ざめ、燐がとっさに持っていた本で表情を隠してしまうほどの凄絶な笑みだ。


「ねえ、聞いてるの。あたる」


 乙女らしい声にはらむ熱雷に、一瞬、あたるはうめき声を呑み込む顔になった。だが、すぐに相手を喜ばすような表情を取り繕い、わざとらしすぎる猫なで声を上げるのだった。


「も、もちろん聞こえてるとも。そうだな……修羅場状態の私を誠心誠意支えてくれた礼もまだだったし、ここしばらくは諸美クンのための時間にしようではないか」

「ほんと、うれしいっ。あたるさん」


 なんだか寸劇めいた印象を禁じ得なかったが、立ち去ってくれるならこれほどありがたいこともない。美人の元料理部長の胆力に敬意を表しながら、立ち去る二人の先輩の後ろ姿を見送った。いつもの静寂が部室に漂い始めていると、珍しく燐のほうから声をかけてきた。


「こないわね。みんな……」

「そうですね」

「ねえ、美海。ちょっと尋ねてもいい?」


 珍しいことだ。たいてい淡々としていて、膨大な書物からの引用を無造作に語るのが好きな彼女がこうして質問をしてくるなんて。興味をむきだして美海は返した。


「いったい何をお答えすれば?」

「あなた架葉先輩が理純先輩に襲われる旨を話していたとき、激しいか平気で聞いてたわよね? 確か美海は恵玲奈と付き合ってたそうだけど、あなたもまさか、そ、そういうことをする関係だったの……?」


 美海は答えなかった。発言したもの同様、顔をとっぷり赤みに染まり、身体と思考とを硬直させている。話の流れ的に思わず普通に口に出してしまったが、下の学年の生徒とお付き合いしている赤石先輩はそういうことに関してどうやら素人同然だったようである。本を立てて顔の下半分を隠して、そこから覗かせる視線も恥ずかしいやら恨めしいやら。美海も顔を熱くしながら、乙女らしからぬことをあっさり口にしてしまった自分を引っぱたいてやりたい気分だった。


 結局、新旧入り交じった文芸部員どうしの交流会は、元部長の新たな一面と引き替えに、当人を含めて、参加者全員の顔を残らず紅の園に変えたのであった。

架葉かけばあたる


キャラクター考案:斉藤べにてんぐだけ(https://mypage.syosetu.com/483210/)

主要登場作品:純情チラリズム的な(https://ncode.syosetu.com/n7015dw/)


 あたるは私の中でのネーミング大賞でした。

 テーマは『天才ゆえ周りとズレまくってる。でも基本は善人』なキャラクター。トリックスターめいたキャラはあまり書いたことがないので、うまく動かせたかは正直自信がないです。あまりにも奇矯が過ぎて周りにヘイトを感じさせるのもアレですし。百合作品に多いイケメン(王子サマではない)女子も実は書いたのは初めてですが、割と楽しかったですね。フェミニンな諸美ともいい対比になった気がします。他にもいろいろな設定を盛り込んでいたのですが(ネタに詰まるとロボットダンスを踊ったり、儀式めいたデタラメな演舞を踊りだす、など)、それはまたいずれの機会に。



須川美海すがわみみ


キャラクター考案:しっちぃ様(https://mypage.syosetu.com/772600/)

主要登場作品:君の瞳のその奥に(https://syosetu.org/novel/137065/)(ハーメルン版)


 美海さんは純チラのなかでも屈指の苦労人のような気がします(土下座)。だいたいあたるのせい。プロフィールを見返したら「大人しくて口数も少なく、ひとりの時間が好き」と書いてあって、ぜんぜん違うやないかーと書いてて頭抱えている状態です。先代部長のせいで文芸部の屈指の良識人に。


 第二期のカップリング選定時期では選ばなかったのですが、後に思えば智良とのカップリングもありだったかもしれませんね。ツンツン美海さんが智良と触れ合うことで少しずつ心を開く話とか。



赤石燐あかいしりん


キャラクター考案:壊れ始めたラジオ様(https://mypage.syosetu.com/536581/)

主要登場作品:燐火の響き(http://ncode.syosetu.com/n2999dj/)


 赤石先輩は、美海さんという文芸部の関係者もいたのですが、正直、出そうかどうかは迷ったところがありましたね。これ以上ゲストキャラを出しても収拾がつかないのでは思ったのですが『人名で対話をする』ネタを思いついたのでやっぱり登場させることに。名言引用をこじらせて、少し浮き世離れした感じにしようかと思ったのですが、夜ノ森さんと付き合っているわけですし、多少、恋する乙女らしさも含めるように心がけました。後輩の美海さんにえっち先こされて、慌ててそういう文献を読みあさり出したりすると可愛いですね。彼女の文芸部としての実力も気になるものです。


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