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【祝合計PV3万突破!】推しの乙女ゲームの悪役令嬢に転生するも攻略キャラが全員ヒロインなのが間違っている!?  作者: 二代目菊池寛
2章。悪役令嬢、冒険期編。

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悪役令嬢、仲間の女冒険者達と共に盗賊退治を実行する。{前編}

時間は少し巻き戻る。

森の中にて、私はセラフィナさん達に全てを話した。


私達が向かう霧の谷の『隠し通路』にて盗賊達が待ち構えている事、ガルバルが盗賊の仲間もとい関係者だと言う事、そして私達5人を捕らえて『商品』にさせようとする事を、全て話した。


セラフィナさんは私の話を聞き終えると、ゆっくりと息を吐いた。紫の三つ編みが朝の霧に濡れて重そうに揺れ、彼女の瞳は一瞬だけ鋭く細められたが、すぐに落ち着きを取り戻した。


セラフィナ「……そうか、全部、繋がったわね。」


彼女は腰の細剣に手をやり、柄を軽く握り直した。シンシアさんとロザリーさんも、無言で武器を構え直す。シンシアさんの槍が朝の光を反射し、ロザリーさんの弓弦が小さく軋む音が響いた。


シンシア「ガルバルさん……やっぱり、あの人、信用出来なかったんだ……。」


ロザリー「……私達、油断してた。……でも、まだ間に合うよね?サリーシャちゃん、今頃……。」


私は頷きながら、霧の奥を指差した。


セレナ「サリーシャは、わざと『迷子』になって、ガルバルを尾行してる筈です。彼女なら1人で何とかすると思うけど……でも、盗賊相手は危険過ぎる。私達も急いで合流しないと。」


セラフィナは一瞬、目を閉じて深呼吸した。そして、静かに、しかし力強く言った。


セラフィナ「……分かった。作戦を立てるわ。まず、ガルバルをどうするか。馬車に戻ったら、直ぐに拘束する。抵抗したら容赦しない。」


セレナ「ええ、そうで__」


その時だった。


ドォォォン!!!


森の何処からか爆発音が響いた。音の方角からして谷の方面から?


ロザリー「今の爆発音って!?」


セラフィナ「もしかして、戦闘の?サリーシャちゃんかもしれない!」


シンシア「急いでって…セレナちゃん!?」


セレナ「『瞬速』!!」


私は咄嗟に『瞬速』の技術を使って、機動力を一時的に上昇させ、3人よりも先に速く爆発音の起きた方へと向かって森の中を駆け出した。


サリーシャが盗賊達と戦ってる、たった1人で、幾ら彼女が迷宮主と戦える程に強くても、相手の実力も分からない内に挑むのは流石に不利だと考える最中、遠目とはいえ、爆発があった場所が見えて来た。


小屋と待機されてる荷馬車、人数分の馬。

そしてこの場から去るサリーシャの姿と、彼女の周りには倒れてる盗賊達の姿があった。

もしかして、サリーシャが全員倒したの!?


セレナ「良かった。本当に…!」


その時、如何にもリーダー格らしき大柄の盗賊がゆっくりと立ち上がり、右手に持った大斧を握り締め何かしようとする、あの構えは恐らく投擲!


しかもサリーシャはこの場から去ろうと、まだ気付いていない、サリーシャ、早く気付いて!


兜割り「死ねぇぇぇぇ!!『投擲術・手斧投げ』ぇ!!」


盗賊が大声で叫ぶと共に、投げ放った大斧を投擲した瞬間にサリーシャは気付いたのか、後ろを振り向く、そんな攻撃、直ぐにサリーシャは避ける筈、しかし、サリーシャは横に避けようと動くも、何か変だ。動けない事に気付く。


セレナ「『跳躍』&『炎盾ファイヤー・シールド』!!」


私は『跳躍』の技術を使い、茂みの中から飛び出してから『炎盾』を重ねて発動させる。左掌に魔法陣が出現し炎の大盾が生み出される。


お願い、間に合って!!


ガキィィィン!!!


投擲された大斧が、サリーシャの前に立ったセレナの『炎盾』によって縦に弾き飛び、大斧はサリーシャの背後の地面に突き刺さり落ちる。


セレナ「……何とか、間に合った見たいね、サリーシャ。」


サリーシャ「!」


サリーシャは眼を開けると、自分の目前に炎の魔力の盾で自分を守ってくれた私の姿に気付き、彼女は喜びながら私を見て喜んだ。


サリーシャ「セレナっち!」


私は『炎盾』を維持したまま、素早くサリーシャの側に駆け寄った。彼女の瞳は静かだが燃えるように強い光を宿している。


セレナ「……サリーシャ、本当に無事で良かった。…後は、私に任せて。」


サリーシャの右足に絡みついた鎖が深く、足を食い込んで行く。鎖使いは血まみれの顔で歯を剥き出し、鎖をさらに締め上げようと力を込めていた。


鎖使い「へへへ……! まだ終わってねぇぞ、餓鬼共が!この鎖は俺の魔力で強化されてるんだ!そう簡単には斬れねぇぞ!」


サリーシャは歯を食いしばりながらも、にぱっと笑った。


サリーシャ「セレナっち……御免な、アタシちょいと足取られてるわ。……けど、もう大丈夫や。鎖なんか、こんなん……!」


彼女が双剣を振り上げようとした瞬間、私は『炎盾』を解いて、素早く剣を抜くと同時に『属性付与』を発動させ、炎属性を纏わせた刃を鎖に叩きつけた。


炎の軌跡が閃き、鎖に深く食い込む。魔力強化された鎖がジュウッと焼ける音を立て、赤熱した部分が一瞬で脆くなり――


パキン!


鎖が断ち切られた事により、サリーシャの右足が解放され、彼女は軽やかに跳び上がって距離を取る。


サリーシャ「ナイスや、セレナっち!」


私は剣を構え直し、ゆっくりと兜割りの前に立った。炎の盾を左手に、剣を右手に。私の黒髪が静かに風で吹き揺れる。


セレナ「……もう終わりよ。……これ以上、誰も傷つけないで。」


兜割りは血を滴らせながら、よろめく足で立ち上がった。左腕は力無く垂れ下がっている。それでも、彼の瞳にはまだ諦めきれない執念が宿っていた。


兜割り「……ふざけ……んな……!この俺が……こんな餓鬼共に……やられるわけが……ねぇ!!」


彼は最後の力を振り絞り、右手を離れてる私に向けて高く振り上げた。既に戦闘不能に近い状態のはずなのに、右腕だけはまだ動いていた。


兜割り「死ねぇぇぇ!!『炎大砲』!!」


右掌から魔力の炎の砲弾が連続で放たれる――その瞬間、私の体が直ぐ様に動いた。


セレナ「はああああっ!!」


私は、前へと一気に盗賊目掛けて駆け出しながら、放たれる魔力の炎の砲弾を付与された剣で縦に両断する。2発目、3発目、盗賊の右手から連射する炎の砲弾、私は全てを見切ったかの様に次々と斬り込んで突き進む。


兜割り「来るな!来るなぁ!!」


セレナ「これでえええ!!」


剣を大きく振り抜く。


――ズガァァン!!


私の炎の斬撃が、盗賊を身体に一閃を斬り込み放つ、男は白眼を向き、全身をピクピクと動かぬまま、地面にバタリと倒れた。


鎖使い「ひ、ひいいいいっ!!!」


もう1人の盗賊は私達に恐怖し、戦意を喪失したのか、自分の武器である鎖を投げ捨てて茂みのある方角へと逃げ出す。


すると、森林の中から1発の矢が飛び出し、鎖使いの足元の地面に突き刺さり、彼は怯え出す。


鎖使い「!!?」


すると茂みの中から、セラフィナさん達3人が駆け付けて来た。


セラフィナさんは細剣を構えたまま、ゆっくりと前に進み出た。紫の三つ編みが朝の霧に濡れて重そうに揺れ、彼女の瞳は冷たく、しかし静かに燃えていた。


セラフィナ「……逃げても無駄よ。もう、行き場はないわ。」


シンシアは槍を地面に突き立て、鎖使いの逃げ道を塞ぐように横に回り込んだ。ロザリーは弓を引き絞り、矢を番えたまま冷静に狙いを定める。


シンシア「動くな。もう一歩でも動いたら、冗談抜きで、この槍で貫くよ。」


ロザリー「逃げても、矢は届くからね。」


鎖使いは両手を上げ、膝から崩れ落ちた。血まみれの顔が青ざめ、震え出す。





数分後。

私達5人は7人の盗賊達を全員、小屋の中にあった縄で手足を拘束させた。


彼等を縛ったこの縄は恐らくだけど、私達を捕らえる為に使っていたのかもしれない、もし、もしもサリーシャがこのパーティーに加わっていなかったら、今頃、私達はどうなっていたか、兎に角、サリーシャの言う通りに本当にガルバルを信用しなくて良かった。


そして現在、ロザリーさんとシンシアさんの2人が縛られてる盗賊達を見張ってる間、私と彼女はセラフィナさんに軽く叱られていた。


セラフィナは両手を腰に当て、紫の三つ編みを軽く揺らしながら、私とサリーシャを交互に見つめた。朝の霧がまだ薄く残る小屋の前で、彼女の表情は厳しく、しかしどこか安堵も混じっている。

セラフィナ「……本当に、2人とも無茶しすぎよ。」

彼女の声は低く、抑揚がほとんどない。怒っているというより、心底心配しているのが伝わってくる。


セラフィナ「サリーシャちゃん。あなたがわざと『迷子』になって尾行したのは分かる。でも、1人で7人も相手にする何て……もしセレナちゃんが間に合わなかったら、どうなってたか分かってるの?」


サリーシャは珍しく肩をすくめた。


サリーシャ「……ごめんな、セラフィナはん。……アタシ、ちょっと調子に乗ってしもたわ。けど、もし、もしもあのまま馬車で進んでたら、もっとヤバい状況になってたと思うん。……だから、せめてアタシが先手打って、状況を何とかしようって。」


セラフィナさんは小さくため息をつき、今度は私の方を向いた。


セラフィナ「セレナちゃんもよ。……『瞬速』で1人で突っ込んでいく何て、勇敢すぎるわ。だけど、もしあの投擲された斧が『炎盾』を貫く程の威力だったら……逆に貴女が死んでたかもしれないの、分かってる?」


セレナ「……御免なさい。でも、サリーシャが危ないって思ったら、体が勝手に動いちゃって……。……私、みんなを失いたくなかったんです。」


その言葉に、セラフィナさんの表情がわずかに緩んだ。彼女はゆっくりと近づいてきて、私の頭をそっと撫でた。


セラフィナ「……分かるわ。その気持ちは、すごく分かる。でもね、私たち5人はもう『仲間』なの。1人で抱え込まないで。……次からは、ちゃんと相談して。一緒に戦うんだから。」


私だけでなく、サリーシャも隣で小さく頷いた。


サリーシャ「せやな……。アタシも、ちょっとカッコつけすぎたわ。……次からは、ちゃんとパーティーの皆と相談する。約束や。」


すると、セラフィナさんは2人の頭を交互に撫でて、ふっと笑った。


セラフィナ「約束よ。……2人共、本当に無事で本当に良かっ__」


シンシア「惚けるな!!」


3人『!』


その時、突然の怒号が私達3人の耳に響かす、今の声ってもしかしてシンシアさん?


私達3人は目線の方を2人の方に向けると、其処には、激怒してるシンシアさんが体格の大きい盗賊のリーダー格の胸倉を両手で強く掴み、ロザリーさんがシンシアさんを止めようとしていた。


ロザリー「シンシア!止めなって!」


シンシア「止めないでよロザリー!此奴には色々と聞きたい事があるんだから!!」


どうやら2人は何か事情があって盗賊に情報を聞き出してる様だ。とくにシンシアさんが激怒してしまう程の、もしかして、この盗賊達と何か関係でも?


シンシア「…もう一度言うわ、半年前、お前達が連れ去った女性冒険者の中に『ラリザ・リグリット』がいる筈よ。」


兜割り「ぐっ…。」


シンシア「何処にいるの?ラリザは…いいや、今まで連れ攫った女性達は何処に連れ去らったの!?答えなさいよ!!」


セラフィナ「シンシアったら、止めなさい!」


セラフィナさんは直ぐ様にシンシアさんを止めようと急ぎ駆け付け。シンシアさんの右肩を強く掴み、引き剥がすようにしてリーダー格から離した。


セラフィナ「シンシア、落ち着きなさい! 今は感情的になる時じゃないわ!」


シンシアさんの瞳は涙で潤み、槍を握る左手が震えていた。彼女はセラフィナの手を振り払おうともがきながら、声を荒げた。


シンシア「落ち着けるわけないでしょ!ラリザは……ラリザは私達の幼馴染で、半年前に突然行方不明になったの!ギルドの依頼で一緒にいた筈なのに、帰って来なくて……!ずっと、ずっと探してたのに……此奴等が関わってるって分かった時はもう遅くて、もう我慢出来ない!!」


ロザリーがシンシアの背中にそっと手を置き、静かに囁いた。


ロザリー「シンシア。私も知ってるよ。ラリザのこと……。でも、今ここで暴力を振るっても、ラリザの居場所は分からないかもしれない。……ちゃんと、話を聞こう?」


シンシアさんは唇を噛み、肩を震わせながらも、ようやく力を抜いた。彼女はリーダー格の胸倉から手を離し、一歩後退した。だが、その瞳はまだ燃えるように兜割りを睨みつけている。


シンシア「……教えて。ラリザはどこにいるの?他の女の人たちも……。生きてるんでしょうね?」


リーダー格は地面に膝をついたまま、血まみれの顔で苦しげに息を吐いた。鎧の隙間から血が滴り続け、息も絶え絶えだ。それでも、彼は嘲るような笑みを浮かべようとしたが、直ぐに顔が歪んだ。


兜割り「…知らねぇよ。」


シンシア「嘘よ、知らない何て嘘に決まってる!!お前達の身に付けてる鎧の胸や左腕に巻かれたその『黒蛸』の模様を忘れる理由が無い!!」


兜割り「ほ、本当に知らねぇんだよ俺達は!!こ、この『鎧』や『バンダナ』は雇い主の命令で身に着けただけ何だ!!それを着たまま仕事をしろと…。」


セラフィナ「仕事?誰に雇われた?」


眼を逸らしながら、リーダー格は正直に答えた。


兜割り「わ、分からねぇ…。素顔をフードと、この鎧の蛸の模様をした布を口にしてたから分からねぇんだ!」


セラフィナさんはリーダー格――兜割り――の言葉を聞き終えると、ゆっくりと細剣を鞘に収めた。


しかし、その瞳は依然として冷たく、鋭いままだ。彼女は一歩踏み出し、兜割りの顎を剣の柄で軽く持ち上げて顔を上げさせた。


セラフィナ「……素顔を見せなかった?フードと蛸の模様をした布で口を覆ってた?」


兜割りは痛みに顔を歪めながらも、必死に頷いた。


兜割り「そ、そうだ……!俺達はただの『実行部隊』だ。雇い主の顔も名前も知らねぇ。指示は手紙か、使いの小僧から来るだけだ。……金さえ貰えりゃ、それで良いって話だったんだよ!」


シンシアさんが一歩前に出た。槍の穂先が朝の光を反射し、兜割りの喉元に近づく。


シンシア「その雇い主の指示で、女性冒険者を狙ってたのね。……半年前に失踪したラリザも、その『商品』の1人なの?」


兜割りは視線を逸らし、唇を震わせた。だが、シンシアさんの槍先がわずかに肌に触れた瞬間、彼は慌てて口を開いた。


兜割り「わ、分からねぇ! 本当に分からねぇんだよ!名前なんか1つも聞いてねぇ!ただ……ただ。『若い女冒険者』『魔力持ちの女』『金になりそうな女』って条件だけだ! 連れて行った先は……知らねぇ。俺達は運ぶだけだ! 運んだ先で別の奴らが引き取って……それで終わりだ!」


最後に、ロザリーさんが小さく息を呑んだ。


ロザリー「……運んだ先って……何処なの?」


兜割り「知らねぇって言ってるだろ! ……ただ、1度だけ……運んだ先で聞いた噂がある。東のファーランド大陸1の商業都市『トリスティア』にて拠点としてる『オクロック商会』って新規の所で、女を売ってるって噂だ。……それ以上は本当に知らねぇ!」


セラフィナさんは兜割りの顎から剣の柄を離し、静かに後退した。彼女はシンシアの肩に手を置き、落ち着かせるように囁いた。


セラフィナ「……シンシア。落ち着いて。彼はもう戦う力も無い。……今は、情報を引き出すのが先よ。」


シンシアさんは槍を握る左手に力を込めながらも、ゆっくりと頷いた。涙が頰を伝うが、彼女はそれを乱暴に拭った。


それにしても、トリスティアって確か、攻略キャラの1人であるアトラス・A・アクエリアの故郷でファーランド大陸最大と言われた。大海の見える商業都市と呼ばれている。


それに…『オクロック商会』。

確か、ゲーム本編でのアトラス√で関わる悪徳商会の筈だ。この鎧の黒蛸の紋様も、ゲームのイベントCGで何十何百回も観た事があるから間違い無い。


今回の人攫いと奴隷商売を始め、他にも個人的違法販売、詐欺的行為、麻薬栽培と他多数。目前の冒険者崩れの指名手配犯や傭兵達を武装商人として雇い、そしてその商会には上級貴族の後ろ盾までも…。


とは言え、何で東大陸で活動してる筈のオクロック商会が()()()()()に?


いや、今はそれよりも…。


セレナ「セラフィナさん、取り敢えず私達の目的は『逸れ魔獣』です。この盗賊達の後の事は気になりますけど…。」


セラフィナ「確かにそうね、取り敢えず其処の小屋に閉じ込めて置きましょう。後の事は私達で考えれば良いと思うし、2人も」


シンシア「ま、まあ、セラフィナさんがそう言うなら…。反対しません。」


ロザリー「右に同じく…。」


兜割り「ちょ、ちょっと待て!お、俺達を捕まえて閉じ込めるって本気の沙汰か!?」


セラフィナ「当たり前でしょうが!?…何処かの誰かさん等のせいで、折角の依頼の最中に私達を攫おうとしたから、その報いを、あの小屋の中で反省を考える事ね。」


セレナ「それに、小屋の中には食料と水の残りがあるし、それで凌げば良いでしょ?」


短剣使い「巫山戯るなぁ!!こんな縛られた状態で飲み食い出来るかぁ!!」


セラフィナ「黙れ!!取り敢えずはお前達を小屋に軟禁させる、さっさと中に入れ!!」


セラフィナさんの怒号と共に怯んだ7人の盗賊達はそそくさに小屋の中へと入り、シンシアさんが扉を閉めると共に錠前と着けようとすると、兜割りは怒鳴りながら私達5人に叫んだ。


兜割り「お、お前等ぁ!こんな事をして、ただで済むと思ったら大間違いだぞ!?俺達の後ろ盾にはなあ、上級貴族の__」


バァン!と、兜割りの言葉を無視するかの様に遮らせ、シンシアさんは木製の小屋の扉を思いっ切り閉め、錠前を着ける。


兜割り『出せぇ!此処から出しやがれぇ!!』


ドンドンと扉に体当たりしようとする盗賊達の怒鳴り声が小屋の中に響く。良い加減にしたいので私は


セレナ「あーー。そう言えばこの森には一応、魔物が生息してるので、あんまり小屋の中で暴れまくったら、魔物が小屋を壊して貴方達を食べてしまうかもしれないですよ?」


そう伝えると、小屋の中の盗賊達はピタリと大人しくなる。


ロザリー「い、意外と大人しくなるんだね…。」


セレナ「人間善悪問わずに誰でも命は惜しいですからね。」


セラフィナ「確かにそうね、とは言え、セレナちゃんとサリーシャちゃんのお陰で、これで私達は彼奴等に捕まらずに済めたわ、けど、問題がまた1つ浮かび出たけれど…。」


そう、もう1つの問題とはガルバルの事だ。奴はサリーシャが盗賊達を全滅に、私達が小屋に監禁させた事は知らされていない。


シンシア「確かにそうよね、この事を知ったら逆に私達が怪しまれる可能性があるし。」


サリーシャ「あ、何やったらアタシにええ考えがあるで!」


セレナ「…考えって?」


サリーシャ「取り敢えずや、皆、アタシの元に集まってや。」


私達4人はサリーシャの言う通りに集まると、彼女はヒソヒソ声で、サリーシャの考えを聞き出すと私達は驚くものの、直ぐ様に笑顔で4人全員賛同した。


果たして、サリーシャの考えた提案とは一体…。

名前:サリーシャ・ウンディーネ

登録番号:0154

年齢:12

属性:水

出身:ファーランド大陸ピスケス村

使用武器:双剣


主な情報。

○明るくファーランド、白級デビュー時の初依頼『近くの村の外れのゴブリンの討伐。』難易度Eにて、3人の先輩同行者の誰よりも先に素早く、生息していたグリーン・ゴブリン55匹全てを討伐、依頼完了と同時にギルドから鉄級昇進する。

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『推しの乙女ゲームの悪役令嬢に転生するも攻略キャラが全員ヒロインなのが間違っている!?』 『小説家になろう』及び『カクヨム』にて兼任絶賛連載中!目指せ!ランキング上位!! 感想も宜しくお願いします!m(_ _)m リンク先のTwitter{X}は此方。 @jBFyXO83wZ73627
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