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第一章 第一話 『悪役令嬢と国民の指導者の改革開始』(破)

続きです!良い読書を!

『十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。』

〘"未知とのランデブーの表現者"アーサー・C・クラーク〙


第一章 第一話 『悪役令嬢と国民の指導者の改革開始』(破)


サヌーデル地区(下町)

リギン川北部通用橋 騎士団側詰所 付近



既に太陽は下町、そして、スラム街全体を照らしており、町の全景が明らかになっていた。下町はリギンボグエン北部にある。中心部を囲う城壁突き出る形で蛇行するリギン川に沿って町が形成されており、人口はおおよそ3万人。そして、スラム街はリギン川を挟んだ向こう側に位置している。そこは私にとっては未知のエリアだ。ゲームにない場所。


「………」


暫く歩いてきたが、さっきから沈黙が場を支配している。リーゼロッテちゃんはあんまり喋らない。エルドウィンも私とリーゼロッテちゃんの間の空気を察してか口を真一文字に結んでキョロキョロしている。このままはまずい気がする。とりあえず、リーゼロッテちゃんに喋りかけることにした。


「ねぇ、リーゼロッテちゃん」

「リーゼロッテでいいです。」

「リーゼちゃん」

「……なんですか?」


なるほど、この呼び方は許されるのか。リーゼちゃんは乙女ゲーの主人公らしく黒髪ストレートロング!ド定番だね。どことなく日本人に近い顔をしている気がする。


「…あの?」


しまった。リーゼちゃんを放置してしまった。見れば、リーゼちゃんは私の方をじっと見つめている。捕食者を見つけ、いつでも逃げように準備している小動物みたいな感じ。


「ごめんごめん…髪綺麗だなって思って…」

「ありがとうございます…」

「ほんとだ、めっちゃサラサラだ」


待て待て、エルドウィン。女の子の髪を安易に触るな。リーゼちゃんもドン引きである。


「ところで…リーゼちゃんの家に向かってるわけだけど…どうしてこっち側にいたの?」


エルドウィンが結構いい質問をしてくれる。エルドウィンの話によれば、確か、リーゼちゃんはスラム街、つまり、向こう側に住んでいるという事なのに。


「ママ……お母さんがそこの倉庫で待っててって言ったの」


リーゼちゃんは心細くなったのか、私の服の裾を掴んで、私の顔を見てパッと離す。少し、悲しい。でも…待ってた?エルドウィンも気になっているのかリーゼちゃんの顔をちらちらと伺っている。


「じゃあ、待ってた方がいいんじゃないの?」


リーゼちゃんは少し涙目になっている。手が所在なさげにぷらぷらして、何かを言いかけようとするが…なかなか口に出してくれない。


「……もしかして、だいぶ待ってる?」


リーゼちゃんはこくんと頷いて、小さくか細い声でその、だいぶの時間を教えてくれた。


「……昨日の夜から」


私はエルドウィンと顔を見合わせた。そんな長い間、あんな場所でひとりで待っていた…?


「僕の屋敷においでよ!きっと父上も許してくれる!」

「そうだよ。いつ帰ってくるかも分からないし…」

「…マ…お母さんを…探します」


リーゼちゃんは相変わらず不安そうで、手をぎゅっと握っている。しかし、確固たる口調でそう言った。そうこう話してる間に、騎士団の詰所の前まで来てしまった。詰所の近くでは甲冑を着て剣や槍を装備した騎士と長い銃を脇に抱えて茶色の軍服を着た兵士が会話していた。


「…えーと、ちょっと待ってください…ね?」

「…Non estne thic loqui possit "lingvo Communis UN Trade Unionis"?(ノーン エステネ ディク ロクイ ポジット "リングヴォ コムニス ユーエヌ トレード ユニオニス"?)」


兵士の方は聞いたこともないような言語で喋っていた。英語とは違う。なんだろう…?リーゼちゃんの方を見るが、彼女も首を傾げていた。続けて、エルドウィンの方も見るが、リーゼちゃんと同じことをしている。……エルドウィン、かっこいいところ見せてよぉ。


「何語?」

「おそらく…だけど…国際連合貿易共通語…だと思うよ?」

「え、分かるの?」

「え、多分?」


予想に反してエルドウィンからまともな答えが返ってきた。もしかしてなくても、喋れるのだろうか。


「じゃあ、通訳してあげてよ!」

「え?喋れないよ!?」


なんだ期待して損した。てか、国際連合とか言ってたけど…この世界にもあるんだ。この言葉を覚えれば多くの人と会話できそう。そんなことを考えていると兵士は会話を諦めたのか、ため息をついて頭を抱えた。暫定 英国兵士さんは近くで見ると無精ひげの生えたイケオジで割と端正な顔立ちしているようだった。


「Why can't you communicate in the "Common Language of the UNT"...this is why the uncivilized natives...they don't speak English either anyway.(なんで「国際連合貿易共通語」が通じないんだよ。これだから、未開の原住民は…どうせ、英語も喋れないんだろう?)」


英語だ。だいぶ口が悪い。しかし、残念だったね。暫定 英国兵士さん。私は前世のおかげで英語が喋れるんですよ。


「Welcome to the Kingdom of Hofanburg! It may not be the right place for you... but please make yourself at home.(ようこそ!ホファンブルク王国へ!貴方みたいな人には相応しくないところだけど寛いでいってね!)」

「え?お嬢、喋れるの?」

「え…英語…」


エルドウィンも、リーゼちゃんも、そして、暫定 英国兵士さんも驚いた顔をしていた。


「I'm stumped...lady. You're a nobleman, aren't you? Please don't tell him I said something inappropriate earlier, okay?(困ったな、お嬢さん。お貴族様だろう?俺が変な事を言ってたのは内緒にしてくれないか?)」

「All right. In addition, I will translate it for you. In return, will you do me a favor?(いいですよ。ついでに翻訳もやってあげます。その代わりに、私のお願いも聞いてもらってもいい?)」

「Of course. Bright young lady.(もちろんだよ。聡明なお嬢さん。)」


私は唖然としていた騎士に事情を説明して、リーゼちゃんや、エルドウィン諸共、詰所の中に入れてもらう。ついでに、おやつも要求した。


ーーーーーーーーーー


サヌーデル地区(下町)

リギン川北部通用橋 騎士団側詰所



暫定 英国兵士さんはやっぱり英国兵士だった。マイケル・E・エヴァンスと名乗った彼はこのリギン川北部通用橋のSNN4ヶ国協定委員会連合軍詰所から来た兵士らしい。伝言を上官から頼まれてこっち側に来たのはいいものの…いつもは、国際連合貿易共通語を喋れる騎士がここにいるはずだが、今朝の暴動の増援に行ってしまいさっきの状況に至るというわけだ。それで、マイケルは何を伝えたかったのかと言うと、スラム街の住人が川で水浴びをしているというなんともほのぼのしたものだった。しかし、マイケルの顔はどういうわけか真剣だった。なんでなんだろうか。そのあと、マイケルにリーゼちゃんの母親を探して欲しいって伝えると彼は全力を尽くすと言ってくれた。マイケルが帰ろうと立ち上がった時、唐突に詰所の扉がノックされた。


「マイケル少佐。いるか?」

「え、日本語?」


思わずびっくりして立ち上がってしまった。同郷のリーゼちゃんも驚いて扉の方を見つめている。私は事前情報として地図や軍艦を見ていたから衝撃は少なかったが、リーゼちゃんは知らなかったようで目の焦点が行方不明になっている。扉は返事を待つことなく開けられる。騎士たちも立ち上がって武器に手をかけている。


「……やはりか。」


入ってきた日本人達は昔の軍人の格好をしていた。1番偉そうな小柄な女性は横目で私たちを見ている。後ろに控える部下達は屈強で、騎士達に負けていない。


「タナカ三佐…ドウ…したんだイ?」

「え、マイケル。日本語いけるの!?」


思わず、かつての母国の言葉を私も出してしまった。唐突に日本語を喋りだした異国の少女に全員が面食らっている。タナカ三佐と呼ばれていた小柄な女性はこちらを向いて、じっと値踏みするかのように全身を下から上まで見てくる。


「あ…あの…」


耐えきれずにタナカ三佐に喋りかける。前下がりショートボブのふんわりした髪型で端正な顔立ちの彼女の顔ははっきり言うと能面のようで感情が読めない。黙っていたらすべて見透かされてしまいそうで、喋っても見透かされそうだけど。


「失礼した。まさか、そのお歳で日本語を喋れるとは…」

「そのコ…エイゴモはなすゾ…」


マイケルが補足してしまった。この怖い人に色々知られるの嫌なんだけど…


「…ほう?…実に将来有望な才女なのだな。」


怖すぎてエルドウィンが泡を吹き出している。不甲斐ないってそれは…リーゼちゃんも耐えてるんだから…


「…まあ、いい。この娘、借りていくぞ。」


タナカ三佐はリーゼちゃんを指さすと、部下に手で合図をする。それを見たマイケルがすっと前に出て、リーゼちゃんを背に隠す。


「どういうことダ…タナカ。」

「説明する時間が惜しい。そこをどけ、マイケル」

「かかってこいヨ!!」


マイケル…私たちの為に…騎士達も雰囲気を察したのか、タナカの部下達と一触即発になっている。さすがに流血沙汰になるのはまずいのでとりあえず、タナカ三佐を説得できないかと思って話しかけてみることにした。


「落ち着いてください。タナカ三佐。彼女は私の友人なんです」

「見たところ、彼女は裕福な育ちには見えないな?」

「それでも、彼女が私の友人であることには変わりません」

「………大した、覚悟だ。だが、今は時間がないんだ…邪魔するなら…」


「うらぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


タナカ三佐が言い終わらないうちにマイケルが右ストレートを叩き込む。タナカ三佐は姿勢を落としてそれを楽々かわすと…次の瞬間にはマイケルは地面に寝そべっていた。


「……大外刈り」


母国語出ちゃってますよ。リーゼちゃん。マイケルを投げ飛ばしたタナカ三佐も顔を上げてリーゼちゃんの方を見ている。


「まさか…君も、日本語を喋れるのか」


これもしかしてなくてもまずいのでは?


その時、外から銃声が響いた。その音に反応したタナカ三佐や、彼の部下、騎士達がそれぞれ武器を取り、外の様子を伺う。なんか大きな音が響いている。プロペラ音?


「ここで待っていろ。敵襲だ。」


タナカはそう言い残し、部下や騎士にジェスチャーで外に出るように伝えている。そして、詰所内には私たちと悶絶しているマイケルが残された。


銃声と悲鳴。バララララという爆音が聞こえる。ちらっと扉を開けて外を見る。その瞬間、扉を吹き飛ばして日本人の中年兵士が背中を向けて倒れてくる。


兵士の胸元は赤く染っており、どくどくと命が流れ出してくる。彼は助けを求めるかのように手を伸ばしてくる。私はその手を握って何とか応急処置を試みようと考える。


「ど、どうしよう…」

「…『深く傷ついた彼の身体に微かな癒しを…』サナ…」


リーゼちゃんがそう唱えると、彼は少し苦悶の表情を和らげた。魔法?で癒したのだろうか?しかし、血が止まる様子はない。リーゼちゃんの方を見るが、彼女は首を振った。


「あ…りが…とう」


兵士は最期にそう言うと私の手を握りながら絶命した。なんで…だろう。酷く非現実的だ。ゲームの世界や前世とは違う。違うとは思ってたけど、こんなのは聞いていない。


「お嬢、リーゼ…さがろう。僕らにできることは…ないよ。」


いつの間にかエルドウィンが私たちのうらに居て、下がるように促す。外ではヘリコプター相手に騎士や兵士が戦っている。地上にも敵兵が居るようで、全身黒づくめの双刀使いが数十人展開していた。その中でも一番の手練らしき人が軍刀を抜いたタナカ三佐と戦っている。手練の双刀使いはスピードが早くタナカ三佐を翻弄している。手練が両方から挟み込むように切りつけると、タナカ三佐は軍刀で右の刃を防ぐと、もう片方の方の刃を持つ手の方へもたれかかる。そのままの勢いで相手の顔に肘鉄を喰らわせようとするが、体勢を手練は立て直すとそのまま軍刀で抑えられていない方の刃をタナカ三佐に突き刺した。


「ぐぅ…」

「棚香三佐!!」


日本軍兵士がタナカ三佐の名前を呼ぶと、そのまま、銃を手練に撃ち込む。彼が脇腹を抑え、片方の刃を取り落とす。それを見たタナカ三佐は先程、撃ち込んだ兵士に感謝と命令を伝えた。


「小蔵一曹!!感謝する。ここは任せたぞ。」

「はっ!」


そして、タナカ三佐はこちらに向かって走ってきた。


「マイケルを叩き起こせ!船に乗るぞ!脱出する!」

「え、あ、はい!」


急いでマイケルを叩き起すと、詰所の横にあるボートに飛び乗る。ボートにはモーターがついており、前世にあったボートと変わらないように見える。マイケルがボートのエンジンをかけると慌ただしく出立する。


しかし、その上空をヘリコプターが追いかけてきた。


ーーーーーーーーーー


デクシ地区(スラム街)

リギン川支流 ノコス川


「く…完全に追跡されているな…」

「どっかトンネルとかあれば…ヘリコプター撒けるかも…ですよね?」

「ヘリコプターを知ってるのか…」

「あ、いや…」

「まあ、一応、あれはオートジャイロだ。ヘリコプターの原型みたいなものだが…」


そう言うとまた、タナカ三佐は考え込んでしまう。というか、さっきからタナカ三佐の前で墓穴を掘り続けている。とりあえず、周囲の状況を1回把握しよう。マイケルは舵をとり、狭い川を巧みに操縦している。エルドウィンも私と同じくキョロキョロしている。…物珍しいからキョロキョロしてる訳では…ないよね?リーゼちゃんはマイケルにこの川がどこに出るか教えていた。リーゼちゃんの地元だし、詳しいのだろう。しかし、バラック小屋とかが大量に立ち並んでいる。リギンボグエンの中心街のThe 中世といった感じとは全く違う、前世のテレビの中で見た途上国の街並みのようだった。人が住むにはギリギリダメというような環境。人々の目は虚ろで、そこらに死体とゴミが転がっている。今まで知らなかった世界。


川の流れに逆らいながら前身していると前の方からもモーターボートの音が聞こえてくる。どうやら、まだタナカ三佐やマイケルは気づいていないようだ。


「タナカ三佐。前の方からボートが来てます」

「なんだって?」

「援軍ですか?」


エルドウィンが期待を込めて聞いているが…タナカ三佐は険しい顔を崩さなかった。


「姿勢を低くしていろ。」


言われた通り、しゃがむ。川に沿ってボートが曲がる。曲がった先にボート2隻が川を塞ぐように横付けしていた。上には数人のボロボロの服を着た男女が乗っている。それぞれ、銃を持って。それを見たタナカ三佐は飛び上がると、右のボートに飛び移る。乗っていた人たちを斬り殺してボートを乗っ取る。もう片方のボートには衝突して、女性と男性がそれぞれ一人ずつ飛び移ってくる。マイクは男性の方に飛びかかると私たちの方を見ながら日本語で怒鳴る。


「アデル!リーゼ!舵を頼む!エルドウィン!!」


エルドウィンには名前を呼ぶだけ呼んでナイフを投げる。エルドウィンは慌ててそれをキャッチするが、その時には女性がエルドウィンに銃を向けていた。


「エルドウィン!!」


私がそう叫んだ時にはエルドウィンの手にナイフは無く、お腹にナイフが刺さった女性はボートからバランスを崩して川に落下していった。マイケルも男に頭突きを食らわして川にたたき落とした頃には、タナカ三佐もボートに戻ってきた。


「マイケルさん!この先、右に小さな川があるのでそこへ!その先にトンネルです!」

「わかった!!」


リーゼちゃんの指示通り、ボートが曲がる。曲がった途端にタナカ三佐が慌てたようにマイケルの肩を叩く。


「マイケル!!速度落とせ!!対戦車兵だ!!」


それと同時に目の前に水しぶきが上がる。


「次弾装填前にトンネルへ!!」


私たちのボートがトンネルに入るのと同時に後方に水柱が林立したのは言うまでもない。


「……この先は町の外です」

「蛮族に出くわすとまずいが…まあ、仕方あるまい。できうる限りはやく友軍の迎えが来ることを祈ろう。」

「……そろそろ説明してくれませんか?」


私はタナカ三佐にこの状況の説明を求める。タナカ三佐も話す気になったのか、トンネルを抜けると同時にこちらを向き直ってた。


「まずい、なんだコノ…ガラクタのヤマ!!」


マイケルがそう叫ぶと同時にボートは衝突する。ボートから放り出されて水の中に落ちる。岸に数人の人影が見えた。それを見た後に私の意識は途切れた。


読んでくださり、ありがとうございます!感想、募集してます!次はもしかしたら2月1日になるかもです!では、おまけです!

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アデルハイト「第三回!用語解説のコーナー!」

タナカ三佐「…なんで私が?」

アデルハイト「細かいことを気にしたら負けですよ!!」

タナカ三佐「……今日の用語は『スラム街』だ」

アデルハイト「今回、来たところだね。あんまり、ゆっくり見てられなかったけど…」

タナカ三佐「ゆっくり見るような場所ではないが…スラムとは極貧層が居住するエリアのことを指す。基本的には犯罪の温床になっている…少なくとも、貴族令嬢がうろついていい場所でもない」

アデルハイト「えへへ?」

タナカ三佐「ごまかすな…」

アデルハイト「…結構、あちこちにあるの?スラム街」

タナカ三佐「そうだな。大都市には基本的に存在する。蛮族や外敵が侵攻してきた際には基本的に見捨てられる」

アデルハイト「決めた。私、この国からスラムを無くす」

タナカ三佐「そんなことできるわけ…いや、やる気なんだな」

アデルハイト「じゃ、タイトルコールを!」

アデルハイト・タナカ三佐「『赤色に染まった私 ~悪役令嬢に転生した私は反プロレタリアート的なので断罪されるそうです~』!!今後ともよろしくお願いいたします!」


次回!第一章 第一話 『悪役令嬢と国民の指導者の改革開始』(急)

罠にかけられ、捕まってしまう一行。そこで、出会った反体制派のリーダーはまさかの人物だった!?遂に、フランツ殿下が初登場!兄者も活躍します!!

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