9話 探索者ギルドはあったよ、たっかいなあ
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探索者ギルドを見て回り、武器や防具も見て回った。色々とあったぞ。ちゃんと妖精種用の防具もあった。金属鎧もあったけど、どうだろうな。あれは調整が必要な気がするんだけど。
まあ色々とあったんだよ。見る分には良かったと思う。買えと言われたらちょっと待って欲しい所ではあるんだが。値段が良いお値段するんだよな。
例えば金属鎧。全身揃えようと思うと、銀貨5枚は必要だ。鉄製だと思われる全身鎧(妖精種用)で、銀貨5枚だ。体型に合わせての調整費用は入っていない。マジで?
防具は店売りの品を買うのもいいかもしれないが、サイズが合えばの話だからな。標準サイズには作ってあるんだろうが、ピッタリサイズにはならないだろうな。
それで、全財産の5分の1以上が吹き飛ぶんだから仕方がない。盾に関しても銀貨2枚程度の品が多かったし、人間種用の盾ならばもっとしていた。
金食い虫だぞ。近接戦闘科は出費が酷いことになりそうだ。遠距離攻撃科はそれ以上に金がかかるのかもしれないが。一応武器は見てみたが、弓矢やパチンコ、爆弾にスリングと色々とあった。
これは遠距離攻撃科の人間は入れないことが正解なのでは? 魔法科の生徒を入れればそうでもない気がするんだけど、どうなんだろう。数が少ないのかな。
まあそんなことで、9月1日になるまでいろんな所を見ていた。召喚士も居たぞ。モンスターを使役していたところを見つけた。見つけたのは60cmくらいの大型ネズミに餌をやっている所だったが。
なんにしても、何かしら召喚できるんだろうな。そして維持しておくにも何かしら必要なんだろうなって事は解ったな。餌が必須なのかだな。それが解らない事にはどうしようもないが。
だって、出費が増えるって事だろう? 出費が増えるのはいただけない。本当に勘弁してほしい。高い餌を要求されない方が良いな。なるべくはそうしたい。
そして、今日からは授業のある日だぞ。授業は受けなければならない。それも早ければ早い方が良いだろうという事で、9月1日の午前から授業に参加だ。
そんな訳で、206号教室に来ている訳なんだが、召喚科の人数ってあんまり多くないんだな。30人くらいしか来ていない。優に100人は入るだろうって教室なのに。
授業は受けないといけないんだから早めに受けておいた方が得だというのに。後で受ける人が多いんだろうか。まあ好きにすればいいとは思うがな。
時間も余裕をもってきたからってのもあるんだろうけど、30人か。召喚科自体がそれほど多くないのであれば、仕方が無いかなって思うんだけど、どうなんだろう。
近接戦闘科とかであれば、沢山いるのはまあ解る。現に沢山いるんだろうし、もしかしたら授業も1部屋でない可能性がある。下手をすれば、2年生にならないと授業に出られなかったとかもありそうだ。
結局、時間まで待ってみたが、召喚科の人数はたったの32人だった。これはあれだな。気合の入っていない生徒が多いだけなんだろう。私はそう思う事にした。まあ打ち砕かれたんだが。
「お、今日からだってのにこれだけの人数が居るのかい。今年は召喚科の人間が多いのかもね。召喚科は貴重だからね。良いことだよ」
先生の第一声がそれだった。これで多いのか。まだ居るとは思うんだけど、それだけ召喚科が少ないって事なんだろうな。まあ確かに召喚に適性が無ければならないんだし、仕方が無いのかもしれないけども。
でもさ、適性ってどうなんだろうな。鑑定みたいなもので、スキルみたいなのがあるって事なんだろうか。そういう事なんだよな? 多分だけど、そういう認識なんだけど。
とりあえずは、授業を受けてからだよな。そうしないと召喚とは何かから全然わからないからな。まずはそこから教えてくれと言いたいです。
「さてと、此処に来ているって事は、適性審査で召喚に適性があったって事だろうと考えている。当然だろうと思うかもしれないが、教室を間違えている可能性もあるからね。間違っているなら大人しく退席しておきな。聞いても意味の無いことだからね」
まあ誰も退席する人は居ないよなって思っていた。3人程退席していった。……間違えるなんてことがあるんだなあ。これで29人になったわけなんだが、こんなに少ないの?
「さて、まずは召喚に適性があったことにおめでとうと言わせてもらおう。毎年、一番数が少ないのが召喚科だからね。その中に入っていたことは素直におめでとうと言えることだ」
まあでしょうね。他の科には複数の適性があるんだろうなって薄字を見て思っていたからな。召喚科は召喚のみ。それは一番少なくて当然だろう。ここまでとは思っていなかったが。
「さて、召喚とはどういうものか、それから説明していくよ。召喚とは――――――」
色々と言ってはいたが、要するに呼び出したモンスターと契約をして、使役する事が召喚士の役割なんだという。モンスターとは呼び出した時には既に契約がされているのだという。
それで、契約をしている状態で、この貰った召喚水晶にモンスターを封入出来るんだと。それで召喚モンスターを増やしていけるのだとか。
最大数は適性だけでは解らないらしい。少ないもので1体、多いものでは20体以上も契約をしている召喚士が居るらしい。多ければ多いほどいいという事では無いらしいが。
要するに質が大事な訳だな。どういったモンスターと契約できるのか。モンスターの質を上げていかないといけないらしい。だけどどうやってと思うかもしれないが、契約には対価が必要らしい。