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5話 私の名前はアルミンです

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 馬車旅を20日ほど経験し、漸くと大きな町に着いた。都市と言った方が良いのか? 結構大きな都市だと思うんだが。一応、侯爵領の領都だそうだ。


 馬車の御者から聞いた。侯爵様の領地に住んでいたらしい。知らんかったな。侯爵様かあ。目上過ぎてよく解らんが、大きな領地を治めているんだろうな。


 兎に角侯爵様のお膝元の探索者学校に通う訳なんだ。探索者学校があるのは、ある程度の貴族様の所で、領都くらいにしかないとの事なんだ。何でなのかは解らない。


 なんでなんだろうね? いろんな貴族様が学校を開いている訳では無いんだな。探索者は欲しいはずだから、結構な数の学校があるような感じがしていたんだけどな。


 まあ解らんけど、入学は出来るんだから、文句は言わない。どんな学校なのかが解らんけど、これから教えてくれるんだろうな。さて、此処が探索者学校だ。馬車が止まったからな。


「さて、此処が探索者学校だ。依頼はこれで満了だな。ここにサインを貰えるか? そうしないとお金が発生しないんだよ。ちゃんと請求しないといけないからな」


「解りました。私の名前で良いんですか?」


「おう、そうだぞ。まあ他の名前を書いたところで請求することには変わりないんだが、向こうにそんな奴は居ないと言われたら面倒だからな。正直に書くんだぞ」


「解りました。では、アルミン、と。これで良いですか?」


「おう、ありがとよ。頑張れよ」


 行ってしまった。まあ頑張るしか無いのはその通りなんだけどさ。何をどう頑張れば良いのかが、今一つ解っていないんだよな。やるしかないんだけどさ。


 さて、これをもって何処に行けばいいのかは、多分だけど、あそこの監視をしている人に聞けば良いんだろうな。とりあえず話を聞いてみるか。


「すみません。探索者学校に入学予定なんですけど、何処に行けばいいのか教えてくれますか?」


「おお、学生さんか。ここをまっすぐ行くだろ? そうすると大きな建物に着くから、そこの中に入ると良い。その建物の1階部分が受付をやっているからな」


「解りました。ありがとうございます」


 歩いて行くか。歩幅が小さいから進みは遅いけど。体が小さいと普通の人間の過ごす場所では生きにくいな。都市が大きすぎる。村はこっちの体に合わせた作りだったからな。


 歩いて歩いて、此処がその建物なんだな。階段が大きい。魔法を使わないと登れないんだけど。これは日々、魔法を使わないといけない感じか? それは中々に面倒だぞ。


 跳ねる魔法を使って階段を上る。5段しかないんだけど、私よりも高いからな。そんな階段を上って、部屋に入っていく。扉は妖精種仕様の扉もあるみたいで何よりだな。


 さて、受付は何処かな? あそこかなあ。とりあえず、近い所から当たっていくしかないよな。看板が立っている訳でも無いからな。


 ちゃんと妖精種用の登り台があるのは好感触だな。これが無いと色々と問題があるからな。身長が足りんのだよ。妖精種にとっては結構な壁だからな。


「こんにちは。ここが入学の受付で大丈夫ですか?」


「はい。こちらで入学の受付をやっております。推薦状の確認をいたします。提出をお願いします」


「解りました。これでお願いします」


「確認します。少々お待ちください」


 推薦状を確認してもらっている。読んだ感じ、特殊な事は何も書いていなかった。侯爵様のファミリーネームがあったくらいか。それくらいだぞ。他に情報は無かった。


 まあ始めは侯爵様とは思ってもみなかったんだがな。侯爵領に住んでいたとは知らなかったからな。何処に住んでいても一緒と言えば一緒なんだけどさ。


 解らんからな。普通の農民が貴族様の恩恵を受けているのかと言えば、そうではないからな。農民は農民で日々暮らしているだけなんだよ。それで良いんだよ。


「確認が終わりました。こちらはお預かりさせていただきます。適性検査がありますので、2階の測定室までお越しください。それでは案内させていただきます」


「解りました。付いていけばいいんですか?」


「そうですね。付いていただければと思います」


 なんか知らないけど、測定するらしい。身体測定か? そんなことして何になるんだという話でもあるんだが。何でも良いが、2階に行くんだな。


 2階に行くのにも魔法を使わないと上がれないというね。跳躍の魔法は便利なんだけど、こういう時しか使わないからな。馬車の乗り降りにも使ったがね。


 とりあえずは2階に着いた。それでその中の1室に入る。測定って言ってもな。何を測定するんだろうな。とりあえず、何かがあることは解っているんだが。


 これは何だろうね? 乗るところは無いぞ? 台を置いてくれてあるからこれに上れって事なんだろうが、ここで何を測るんだろう?


「えっと、これから何を測るんですか?」


「これから適性を測ります。その為のアーティファクトです。何に適性があるのかを測り、クラス分けをするのに使われます」


「適性を測るんですか? それに適性が無いと言われた場合はどうするんですか?」


「適性が無いと言われた場合は総合科に入学することになります。なので心配はいりませんよ。何に適性があるのかはアーティファクトを使えば解りますから」


 適性を測るのか。何かよく解らないけど、まあとりあえず使うとするか。ここに手を置けばよさそうな感じがするな。とりあえず、手を置いてみるか。

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