44話 それで、宝箱の中身はなんだったんだ?
OFUSE始めました。
https://ofuse.me/rukea
ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
https://twitter.com/rukeanote
探索者ギルドに帰ってきて、真っ先にやるのは鑑定だよね。って話で、早速鑑定をしてもらいました。一体何だったのか。それを調べる為に宝箱を持って帰ってきたんだからな。
で、ギルドの職員は宝箱の中身をさくっと取り上げて、すぐに戻すという動作を何度か行って、大きさを確認していた。メガネだから大丈夫だろうとは思うんだけどな。
それで、メガネの大きさは普通だった。普通のメガネだったよ。それを鑑定の出来る虫眼鏡で見ていた。そういう形のもあるだろうなとは思っていたが、此処のはそんな形だったのか。
鑑定結果は、鑑定が出来るメガネ。そしてアイテムだという事が解った。まあでしょうねって所ですかね。望遠メガネとかならがっかりだよな。それだと優良品になるからな。
金額は金板1000枚。良いお値段がする。それをみんなで分けて、私の手元に来たのは金板10枚だった。100人弱いるからな。後はパーティーの共用費になる。飲んだり食ったりする金もそこから出る様になるな。宿代も共用費から出るようになった。
流石に召喚費用と対価費用は実費だ。それを共有費で出すのはこっちが困るからな。召喚モンスターを出し惜しみ出来なくなってしまうからな。それは避けたいところですよ。
召喚モンスターは私が管理する。パーティーの共用物では無いんですよ。私の個人の資産だからな。私以外には使えないんだから当然ではあるんだけども。
でも、金板10枚か。良いお値段がしたな。鑑定のアイテムなんだからそりゃ値段が高いだろうなって感じがするけどな。これがあるのと無いのとでは違いが出てくるからな。
探索者ギルドを作る上では必須のアイテムだから。これが無いと探索者ギルドを開けない。だって、探索者の宝箱の買取が出来ないんだもの。鑑定アイテムが無いという事はそういう事だ。
恐らくだが、侯爵領か、探索者ギルドが少ない領地に回されるとは思う。当然ながら、侯爵様と仲の良い貴族の領地になるだろうな。貴族社会はドロドロとしているだろうから。
これでも十分に遊んで暮らせるだけのお金が入ってきたとは思うんだけど、散財する人にとっては、もしかしたら足りないのかもしれない。そんな金額だ。
慎ましやかに生活を送ろうと思っているのであれば、十分な金額だろう。そんな生活を送りたいのかは解らないけども。贅沢な暮らしをしても、そうそう使い切らないとは思うけどもな。
ちなみに私は金額よりもダンジョンだ。ダンジョンを攻略したい。攻略しないと楽しくないからな。ダンジョンは娯楽だと思っている。何よりも楽しみたいというのが一番だ。
だから金額は関係なくダンジョンに潜るからな。私の楽しみを持っていくなんてとんでもない。ダンジョンは楽しいものだから。どんどんと潜るんだ。
さて、帰ってきて、鑑定が終わって、清算が終わった。後は打ち上げだよな。ダンジョンの攻略を祝って楽しくするつもりなんだよ。私はお酒を所望する。
13歳だけど、関係ないから。妖精種はそもそも早熟なんだよ。お酒を飲んでも問題なし。人間? 知らんな。この世界にお酒の年齢制限は無いんだ。お酒が飲みたい。
祝勝会をするのは、1軒の飲み屋。当然ながら500人くらいの人間が入れるだけの店構えをしている。何故なのかって当然だよな。探索者が祝勝会をするからなんだよ。
そして、今日飲んでいた人にはただ酒が振舞われる。慣例と言っていいのか、探索者は色々な面でその町の人と関わるのだ。心証を悪くしてはいけない。
それにどうせ幾ら飲んでも足なんて出ないのだから安心してくれ。酒で足が出るなんて余程でない限りは無いんだよ。料理もそうだけどな。
「さて、今回は初のダンジョンの攻略だ。今回だけで終わらす気はねえ。アーティファクトが出るまで攻略して回るぞ。今回はそれの景気づけも兼ねてやるぞ。大金を稼ぐぞ! 皆でそろってダンジョンを攻略してやろう! 乾杯!」
「「「「「「かんぱーい!」」」」」」
最後の方は勢いで言ったな。まあ気持ちは解らんでもない。乾杯の音頭を取ったことが無いとこうなるよなって感じだな。私はやりたくはない。
ん~あ~。温い! 冷たいお酒が飲みたい! 冷蔵庫の開発はまだか。今後の開発が待たれるぞ。冷蔵庫なんて簡単に出来るのか知らないけど。
でもお酒は美味しい。アルコールが美味しい。酒の味は二の次三の次だ。まずはアルコール。ぐびっといく。温いのは減点。でもアルコールが美味い。そして楽しい。
料理は、美味しい。美味い。良い感じだ。お酒が進むな。肉類が多いけど、それがまた良い。お酒が進む。味付けが濃いのが良いな。酒飲みのツボを解っていらっしゃる。
楽しい楽しいお酒が楽しい。飲んでないとか勿体ないぞ。飲んで飲んで楽しもう。お腹がいっぱいでも吐けばまた飲めるぞ。まだまだ夜はこれからだ。これからが本番なんだからな。
その日は店が閉まるまで飲んで食べてを楽しんだ。楽しかったな。攻略をしたらまたやろうな。酒場は良いぞ。小食なのがいけないな。体が小さいのがいけない。
まあなんともならないんだけどね。仕方がないよな。人間の半分も食べられないんだよ。もっともっと食べたかったのに。人間はずるいよな。体が大きくて。
馬鹿騒ぎをした結果、二日酔いになったけどな。でもアルコールは止められねえ。今後も似たようなことになるんだろうけど、学習しないんだろうな。酒飲みだもの。




