表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/57

43話 宝箱はサクッと開けられてしまった

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 宝箱が出てきたから待機組を呼び寄せて報告会だ。戦勝記念のパーティーはまたやるとして、とりあえず、終わったからな。一通りお祝いを言いつつ、戦勝を称えた。


 で、目下気になっていることが、宝箱を誰が開けるのか問題な訳なんだが。皆で勝ち取った戦果だな。採取担当が、ゴブリンキングからも色々と剥ぎ取りをしているが、それは置いておくとして。


 戦闘をした29人の内誰が宝箱を開けるんだろうなって思っていたんだけど、私の懸念は杞憂に終わった。普通にロルフが何の感慨も無く開けてしまった。


 そんな事ってある? 宝箱だよ? 誰もが開けたいと思うのが普通じゃないのか? え、そうでも無いの? そうなんだ。それで良いんだ。なんか宝箱って誰が開けるのか問題があると思っていたんだけど、そんな訳では無いんだな。


 まあ良いんだけどさ。宝箱を開けないとダンジョンが無くならないんだし。誰が開けようが中身は変わらないだろうからな。変わらないはずだけどな。出たときには中身が決まっているだろうし。


 それで、中身は? ってしたいところではあるんだけど、普通に閉めていた。そうなんだよな。取り出したら最後。入れられないって可能性があるんだよな。これが無いとは言い切れないんだよ。


 取り出してみたはいいが、重すぎて宝箱に仕舞えないという事態になるんだよな。何とか持ち上がるものであれば良いんだけど。持ち上がらない物だと悲惨になるんだ。そのせいでそこに町を作ったという笑い話もあるくらいには有名な話だからな。


「それで? ロルフ。中身は何だったんだ? 全く見当もつかない物だったのか、それともある程度の検討は付いたのか。私の所からだと見えなかったからな」


「ああ、メガネだった。取り出しても大丈夫だろうとは思ったんだが、一応な。これが何なのかは探索者ギルドに行ってみないと解らねえ。いきなりアーティファクトって可能性も十分にあり得るな」


 アーティファクトか。メガネだから何なのかは解らない所だな。とりあえず掛けてみるか、鑑定してみないと解らない。鑑定が出来るアイテムはある。


 と言うか。鑑定が出来る物じゃないのかなって個人的には思っている。鑑定付きのメガネってよくある物と言うか、転生前の知識では無くはないって感じの物だしな。


 アーティファクトかと言われると、十分にアーティファクト系の物なんだが、鑑定の出来る物はアイテムなんだ。それ以上の価値にはならないとなっている。


 宝箱の中身なんだが、良いものから順に、アーティファクト、アイテム、優良品となっている。多分だが、鑑定の出来るメガネはアイテムだと思われる。


 鑑定できないと困る物が多すぎるから、鑑定の出来る物はアイテムに分類されるんだ。性能はアーティファクト級だぞ。誰も作ることが出来ないんだからな。


 まあ、優良品でも作ることは出来ないんだけど。魔剣とかは優良品に当たる。軍の上層部とかで使われるし、探索者でも使っている人は少なからずいる。


 売ればいい金になるんだがなあ。アーティファクト級の物があることもあるんだよ。まあメガネだからな。最大でもアイテムだろうとは思っている。


 最初っからアーティファクトは無いかなって感じだな。それはそれで仕方がないでしょ。出るときは出るが、いきなり出るとは考えていないからな。


 そんな訳で既に軽く打ち上げ状態なんだが、帰ったら酒が待っているからな。暫くはダンジョンは無しだな。先に攻略パーティーが打ち上げをしているかもしれないけどさ。


 ここより前のダンジョンもそろそろ攻略されているだろうからな。そっちの打ち上げと被る可能性はある訳だ。何処で打ち上げをするのかは決めておかないとな。


 ちなみに探索者ギルドに飲み食いできる施設がくっ付いているという事は無い。探索者ギルドは割とこじんまりしているぞ。2階建てなんだけど、やっぱり、パーティーの募集は2階らしい。


 こじんまりとしていると解る通り、メインは外の素材の買取カウンターなんだよ。そっちも盛況ではあるんだけどな。肉類の供給はそっちで行われている。


 後でキングウルフのジャックにお肉を食べさせに行かないといけないな。素材の供給元は必要だから何かしらのダンジョンはあるのは解っているんだよ。


 急いで次のダンジョンに行くと言わないで欲しいんだよな。対価を払わないと召喚モンスターが言う事を聞いてくれなくなるじゃないか。その辺のケアは大事なんだからな。


 さてと、良い時間だよ。そろそろ5時間くらい経つと思う。祝勝会は続いているけどな。これはこれで良いものだよ。喜びを分かち合うのは良いことだ。


 おお、視界が歪んできたぞ。これがダンジョンの外に吐き出されるという事なんだな。面白いな。一番最後だからすぐに退かなくても良いのが良いよな。


 気が付いたら、ダンジョンの在った所に立っていた。不思議な感覚だな。吐き出されるというのはこういう感覚なんだな。モンスターの死体も何もかも消えてしまったな。


 さあ帰るか。帰って祝勝会だ。初めてのダンジョンの攻略を祝わないといけない。お酒も解禁だぞ。私も飲む。もちろんだが飲む。不味くても酒は酒なのだ。酔いたいだけの私です。


 大騒ぎだろうな。探索者ギルドに届けて何なのかをはっきりとさせないといけないけどな。まずはその金額からだ。金板が貰えるぞ。幾らになるのかまでは知らないけど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ