22話 楽しい楽しい対価の時間だ
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明日はギルドの前で集合することになった。それでギルドの2階に行って人材確保に移ると。最低でも荷物持ちを5人は見つけようとなった。戦闘が出来る方を優先で。
完全に荷物持ちと言う人を作ってしまうのはどうなんだろうとは思ったが、専任が居た方が良いとの事だ。だから荷物持ちは総合科をメインに考えていきたいとの事だった。
ただまあ、近接戦闘が出来た方が良いのは良いから、その方向で探すのと、魔法使いが居れば、パーティーに加えていきたいという事だった。
後は遠距離攻撃科については私の方からNOを伝えておいた。遠距離攻撃科を入れるのであれば、魔法科を入れた方が良い。魔法科が見つからなかった場合は、遠距離攻撃科を入れるという事になった。金で攻撃するんだから、経費が大きいよな。
私的には魔法科を捕まえたいところではある。経費削減は大事だからな。流石に遠距離攻撃の費用を割り勘から見ろとは言えないだろう。何とか魔法科を捕まえたい。
できれば、腕がいい方が良いが、まあまず無理だろうなと思われる。固定パーティーに入っているだろうからな。見つからないだろうとは思っている。
解らんがね。居るかもしれないし、居ないかもしれない。居てくれと願う事はするがね。この時期ならまだ居る可能性はあるそうだ。この7月に卒業しなかった人たちが。
何かと問題がある可能性もあるが、無いのであれば迎え入れたいところではある。後は新人狙いだな。魔法科も身体的な能力は関係ないからな。12歳でも十分に使える。
引き続きパーティーリーダーはロルフで。このまま固定で行きたいところだな。パーティーが機能しているんだからそれで良いと思う。機能しなくなったら誰かに代われば良いし。
そんな訳で、明日もダンジョンです。とりあえずは5人は確保するとして、どういう5人になるのかまでは解らない。そこは何とか良い人を見つけるという事で。
居るのかどうかは明日にならないと解らない。明日授業を受けていなくて、ダンジョンに潜る気のある人を探さないといけないからな。
今回は偶然にも人種ばかりが集まったが、明日はどうなるのか解らない。パーティーに採用するのかも解らない。やる気のない奴は基本的には抜けていってもらう形で。
そうそう簡単に見つかるとは思えないんだけどな。見つかって欲しいとは思うけども、とりあえずは採取科を追加したいな。3人も居れば、解体も早いだろうからな。
なるべくは固定したいもんな。今後も付き合っていくんだから固定パーティーを組みたいところ。少なくとも10年は仕事をしたいところだな。10年で一生分を稼ぐつもりでいるんだけど、甘いだろうか? アーティファクトが出れば一発だと思うんだけどな。
多分アーティファクト1つで生活には困らないだけの金額が手に入ると思う。ダンジョンってそういうイメージなんだけど。どうかな。贅沢は出来ないかもしれないけれど、生活する分には困らない金額が手に入ると思うんだよな。
夢があるよなあ。何が出てくれるのか解らない所ではあるんだけどさ。良いものが出てくれるととても助かる。金板とかで取引出来たら楽に暮らせるよな。
でも、ダンジョンなんだよなあ。1つで満足できるのかといった所。満足できない可能性があるよな。もっとってなる場合もあるよな。私は満足できるんだろうか。
解らないよな。ダンジョンが楽しいんだから。今日1度潜ってみただけの感想だけど、楽しかったんだ。ダンジョンは楽しい。それこそ、娯楽がないこの世界。ダンジョンは完全に娯楽だと思う訳なんだ。潜っていて楽しかったんだよ。
前衛は命を懸けているが、私はそこまで命の危機を感じていないからこその感想なんだろうが、楽しかったんだよ。これは中毒になりそうな感じがする。
流石にダンジョンで生活しようとは思わないけど、娯楽としてのダンジョンを推していきたい。ダンジョンは楽しいんだ。楽しんで何が悪いというのか。
そんな訳で、帰ってきました。まだ興奮状態に居ることは確かだ。まだ体の熱が逃げていっていない。そんな感じがしている。余韻がまだ残っている。
だが、まだしないといけないことがある。ダンジョンを楽しんだんだ。後は対価を払うだけ。対価を払わないといけない。それが契約だからだな。
「やあ、召喚主よ。初めてのダンジョンは楽しんだかい? 楽しい楽しい対価の時間だ」
「……覚悟はできてる。さあ、吸ってくれ」
「おやまあ、解っているじゃないか。ああ、腕でいいよ。ちょっとチクリとするが、我慢してくれ」
「痛……くない? なんか変な感じがする」
刺さったけど、刺さってないみたいな? なんだか不思議な感覚だな。もっと痛いのかと思ったけど、そうでもない。痛くない訳では無いんだけど。
「はあ、まあこれくらいだろうね。今回はそこまで働いているわけでも無いし。こんなものだろう。働きに応じて対価を貰わないといけないからね。働いてもいないのに、貰い過ぎてもヴァンパイアとして負けた気がするからね」
「そ、そうなんだ」
時間にして2秒くらい? 多分そのくらい。大分少ないな。でも、これから階層を潜るごとに結構な血の量を要求されるんだろうな。知ってる。世の中そんなに甘くないんだ。
……穴が塞がっていく。うわあ。なんか変な感じがすると思ったら、なんか変な事になってるよ。これ大丈夫な奴? 大丈夫なんだよな?
まあ何となくだけど、大丈夫なんだろう。今後が怖いが。血の量が足りるかなあ? 鉄分を採らないといけないんじゃない? とりあえず、今日の晩御飯は肉多めにしておこう。




