21話 これからどうしようね?
OFUSE始めました。
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ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
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さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
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「それで、次に潜るのは何時にするんだ? 人数を増やすのかどうかも確認しておきたい。出来るだけ早く下層まで行っておきたいんだ。どうせ行かないといけないんだろう?」
「まあ、そうだな。俺ら前衛組はもう後はパーティーを組んだら今年にでも試験を通る予定でいるんだが、ロルフはどうなんだ? 採取科の予定がよく解っていないんだが」
「俺は今年に通っても構わないぜ? と言うか、そういう所に巡り合わなかっただけで、15歳で卒業の予定だったんだ。2年も延びたのはいいパーティーに当たらなかったからだな」
「そうなるとアルミンの予定だけだな。そっちは今年の入学だろう? あー、でもそうか。妖精種は早熟なんだよな。それ以上にはならないから何時でも良いのか」
「そういう事だな。今年に試験をパス出来るのであれば、そうしておきたい。召喚のスケジュールなんかは後でもどうにかなるし、卒業してからも召喚自体は出来るからな」
そうなんだよな。召喚の方法については授業で習ったし、後は運用の方法を授業で習っていくだけなんだよな。運用の方法はある程度有益ではあるんだが。
しかしだな。ヴァンパイアの運用方法なんてそもそも誰も教えてくれないだろうと思う。ヴァンパイアを召喚モンスターにしている人がいるのかどうかなんだよな。
と言うか、ヴァンパイアを召喚モンスターに出来ているのであれば、研究はもっと先に進んでいることだろう。ヴァンパイアの方が色々と知っているんだしな。
「それで次の日だがな。明日でも行けるぞ。と言うか、授業が無い俺らにとっては、ダンジョンくらいしか行く所が無いんだよな。毎日でも行けるぞ」
「泊まり込みで行くこともあるんだ。基本的に休みなんてものはねえ。特に学校を出たら何をするにも有料になるんだ。稼ぐことを考えていかないといけねえ」
「採取についても同じだな。モンスターを倒してもらった方が実入りが良い。学校のダンジョンだと、3階層に行かないと安全に採取できるところも無いしな。基本的にはダンジョンにいるな」
「じゃあ明日でどうですか? メンバーはまだ同じで良いと思うんですけど、どうしますか?」
「いや、明日は荷物持ちを何人か探す。2階層だろう? ピングウは肉が採取物だ。今日のペースだと確実にあふれる。荷物持ちは必須だろう」
そうか。もうサポーターが必要になるのか。肉ってどのくらい採れるのか知らないが、嵩張るとは思うし、捨てていかないといけないと思っていたところだからな。
ドロップ品としてアイテムが落ちる世界とは違うんだから仕方がないことではあるんだがな。採取科が居ないと解体なんかは解らんからな。習えば出来るんだろうが。
ある程度は出来ると思う。後は才能があるかないかだ。私は採取にも才能があったが、解体は自信がない。体の大きさ的に厳しい。体が小さいからなあ。
明日もダンジョンだ。またパーティーを募集しないといけないんだな。とりあえず、荷物持ちを何人か。何人必要なのかはパーティーリーダーのロルフに任せるか。
「必要な人数についてはロルフに任せても良いか? 私では解らん。ピングウの肉がどのくらい採れるのかも解らないからな。少ないのか?」
「少なくは無いな。美味い部分だけを採るとしても、結構嵩張る。あのペースで狩り続けるのであれば、10人くらいは荷物持ちが欲しい。最低でも5人だな。それと、解体速度を上げるためにも採取科は後2人欲しい所だ。荷物持ちは総合科でも何でもいい。前衛の誰かでも構わないぞ」
「荷物持ちでも良いって奴を探さないといけないんだな。と言うか、俺らも荷物持ちはやる。明日は背負い籠を持ってこないといけないな」
「だな。捨てるのはもったいねえ。少しでも多く持ち帰る癖をつけておかないと学校が終わってから苦労するって言うしよ。荷物持ちくらいなら前衛の誰でもやるさ」
それはそうだろうな。荷物持ちをしないという選択肢はない訳で。荷物が多ければ多いほど、収入になるんだから、持ってくるのが基本だろうな。
私は戦力外だが。私ではほんの少ししか荷物を持てない。と言うか、地図を作るための道具と召喚水晶で既に荷物が嵩張っている状態だからな。
召喚限界よりも、召喚水晶を持てる量を考えないといけない感じになってくるんだよな。召喚水晶は15cm位の物なんだけど、それでも私にとっては大きすぎる。
召喚モンスターは多ければ多い方が良いんだけどな。持てる限界を考えないといけない方が辛いだろうな。次に何を召喚するのかを考えないといけない。
「残念ながら私は荷物持ちにはなれない。戦力外だ。地図の用紙を持つだけでも精いっぱいだからな。それに召喚水晶を持ち運ばないといけない。完全に戦力外だ」
「その辺は仕方ねえだろ。出来ることをやりゃあ良いんだよ。召喚モンスター次第だろ。なんか、あれは、こう、何とも言えねえ威圧感があったが」
「解るわ。何で普通に話の出来る召喚モンスターを持っているのかも解らねえところがあるんだが、あれは大丈夫な奴なんだよな?」
「対価とか払わねえといけないんだろ? 大丈夫なのか? 金的なものを言われても困るからな」
「それについては大丈夫だろうと思う。……ダンジョンで使ったのはこれが初めての事ではあるんだが。流石に召喚主を害するまではしないと思う」
しないよな? 大丈夫だろうと思っている。大丈夫だと思いたい。今までの対価は軽いもので済んでいたが、ダンジョンの探索をしたんだ。何を要求されるのか。
解りきっていることではあるんだがね。血を要求されるんだろう? ヴァンパイアだからな。血を要求しないで何を要求するというのか。
致死量は考えてくれると思う。そう思っている。大丈夫のはずだ。多分。死ぬまではいかないだろう。死ぬ寸前までは搾り取られる可能性はあるんだが。




