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2話 ノームだってよ

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 体は小さい。まじで小さい。初めは作物が大きいのかとも思ったんだが、人間を見つけてから解ったことなんだけど、人間がでかいんだよ。私が小さいだけなんだけど。


 身長は60~70㎝しかない。ちっさい。流石は2頭身。確定で人間じゃないんだけど。人間でなかったらなんなんだろうね? 村長も詳しくは知らないみたいなんだよ。


 人間の商人に聞いてみたら答えが返ってきたけどな。私は妖精種なんだってさ。土属性の妖精種。ノームだとよ。そっか、妖精になってたんだな。


 属性は6つ。火、水、土、風、光、闇の6つだとさ。難しいことまでは教えてもらわなかったが、そうらしい。雷属性は無いのか。多分風属性あたりに統合されているんだろう。


 という訳で、妖精です。だから何だという話でもあるんだが。妖精でもやれることは一緒だろう。ノームだからってダンジョンに潜れないという事は無いだろうよ。


 探索者になる気満々なんだが? そのためにこの何年間も村長宅で勉強をしてきたわけで。必死になって噛り付いてでも勉強してきたぞ。……いや、簡単なんだけどね?


 ひらがなと四則演算ができればいいだけだから簡単だよ。ちょっと割り算が怪しいかもって思っていた程度だな。割り算なんて使わんだろうから問題ないと言えば無さそうだがね。


 基本的に10進数で良かったと思う。これが12進数だったら必死になって覚えないといけない所だったな。進数が違うと計算の概念が変わってくるから問題なんだよ。


 基本的なところはそんなに地球と大差ないよ? 1分が60秒だし、1時間が60分だ。1日は24時間だし、1か月は30日。1年は12か月で360日。そんな感じだな。


 時計はある。アーティファクトだけど。この村には無いけど、都市にはあるとの事だ。だから時間の概念があるんだろう。時計が無いと不便だけどな。


 アーティファクトに頼るのも駄目な気がするんだけど。もうちょっとその辺何とかならんのかね? 魔法が在るんだから何とかなる気がするんだけどなあ。


 しかし、攻撃魔法は教えてもらえないんだな。それは探索者になるか、軍に所属しないと教えてもらえないことになっている。何故ならこの世界に魔物はいないから。


 語弊があるか。ダンジョンには魔物と言うか、モンスターはいる。スライムとかゴブリンとかがいるんだよ。いるけども、ダンジョンの外には出て来ない。


 だから戦闘なんてする必要が無いんだよね。戦闘をしなくてもいいなら攻撃魔法は必要ないだろう? そういう事なんだよ。ダンジョン以外は割と平和してるよ。


 まあダンジョンが一番変わっていると言えばその通りなんだけど。ダンジョンが何であるのかは解っていないらしいからな。何でダンジョンができるんだろう。


 増えたり消えたりするんだよな。この世界にダンジョンは必要なのかって話もあるのかもしれないが、そんな難しいことは考えなくてもよろしい。要はダンジョンに行ければ解決する。


 ダンジョンには行きたいよな。絶対に行くから。その為に勉強をしているんだし。農村でのほほんと暮らすだけならこんなに勉強しなくても問題ないはずだからな。


 12歳になるときに村長から推薦状を貰わないといけないんだよ。そうしないと探索者の学校に行けないんだよな。だから勉強をしっかりしている。絶対にくれよ。


 お金は要らないんだそうだ。探索者になったら勝手に税金を稼いできてくれるんだから当然のことではあるんだけど。ダンジョンがポンポンできるこの世界。宝箱を開ける機会は結構あるらしい。


 無理はしない方が良いらしいけどな。無理をして死ぬ奴らが後を絶たないとは聞いている。無理はしたら駄目だろう。運もあるが、まずは安全の確保からだよ。


 できる限りは死なないように。それがまずは必要な事ではあるんだよ。無理をしない程度に探索者をやる。パーティーは組まないといけないだろうけど。


 私がどのポジションになるかは不明だが、前衛は無いんじゃないか? タンクを熟せるのかと言う話になる。アタッカーという可能性も無きにしも在らずだが、基本は後衛じゃないかな?


 低身長故致し方なし。間合いが短いんだよなあ。こんな不安なタンクでは駄目だろう。タンクは屈強な筋肉が必要だろうと思う訳だ。私にはそんな筋肉は無い。


 何をするのかは学校に行ってから決めたらいいよね。学校で教えてもらえるだろうと思っている。まあ間違いなく前衛は無理だろうけどな。


 後は細々とお金を貯めている次第だ。お金がないと生活できないんだよなあ。村では生活できるけど、都市では無理だと思うんだよな。村長も餞別をくれるんだろうけども。


 とりあえず、子供だてら銀貨1枚は貯めたぞ。大体1万円って感じなんじゃなかろうか。この世界の通貨事情はとりあえず解っているが。価値までは解らん。


 鉄貨から始まって、鉄貨、鉄板、銅貨、銅板、銀貨、銀板、金貨、金板となっている。それより上は知らない。あるのかもしれないが、村では使わないからな。


 村で普通に使っているのは銅貨までだ。畑を増やして商人に売りつけるという行為と、高く売れると言われた薬草類を売りさばいて何とか銀貨1枚を稼いだんだよな。


 物価が解らんのが非常に怖いです。高く売れると言われた薬草類も銅貨で取引されたしな。銅貨か。それだけしかならんのかとも思ったが、そういうものなんだそうだ。


 必死に貯めた銀貨1枚。これでどれだけできるのか。何が必要なのかも解らんからな。貯めた分は吐き出さないといけないとは思っている。学校か。どんなところなんだろうな。

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