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15話 授業よりも詳しいってどういうこと?

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 9月13日。今日は普通に授業だよ。午前中は授業に出る。これ常識。授業には何があるという訳では無いんだけど、授業に出ないと解らないこともあるだろうからな。


 という事で、授業に出てた。今回もラットルの運用に関しての授業だった。ラットルが基本のモンスターなのかな? 肉食だって言ってたし。


 多分だけど、前に探索者ギルドで見た大ネズミがラットルなんだろうな。その時も肉をあげていたっけ。あの時は餌代がかかるのかと思っていたが、そうでは無いらしい。


 召喚モンスターは基本的に不眠不休で食事も必要としないとの事だ。対価で与えているだけであって、必ずしも必要ではないんだと。その辺はヴァンパイアバロネスであるアナベルに聞いた。


 アナベルは博識で、基本的には何でも答えてくれる。もちろん対価は必要な訳なんだが。今の所、対価はこの口調を直せだのなんだのと細かいことを言ってくるだけだ。


 それで言っていたことではあるんだが、アナベル自体は基本的に何でも出来るらしい。近接戦闘も出来れば、遠距離攻撃も出来るのだそうだ。そして、魔法も使えるらしい。


 魔法は風属性と火属性に適性があるのだそうだ。今度こっそりと風属性の魔法を教えてもらおうと思い、約束はしておいた。約束は大事。契約とは別なんだけど。


 そして、召喚、採取には適性が無く、罠外にはある程度の見識があるとの事だ。適性は幾つかあるが、すべてでは無いらしい。初級クラスの罠であれば、解除は可能だそうだ。


 運用としては、斥候兼近接アタッカーとして運用するのが一番いいと本人が言っていた。本人曰く、向こうの世界でも近接アタッカーだったそうだ。それに召喚モンスターという事で、斥候の仕事が出来る様になるだろうとの事だった。


 召喚モンスターは死なないからな。契約がある限り死亡することは無いんだよな。まあ苦手とする状況と言うか、アナベルを使えない場所があるんだけどさ。


 基本的にはヴァンパイアなんだ。太陽の出ているときは活動できないらしい。まあダンジョン内には太陽が無いから活動に支障をきたすことはまず無いんだけど。


 ダンジョンは基本的に洞窟型なんだ。95%のダンジョンが洞窟型と言っていいそうだ。後は決戦型のダンジョンだな。決戦型のダンジョンは珍しいそうだが。


 決戦型のダンジョンとは、ダンジョンを探索することなく、単純に戦闘を行う事で、次の階層に進むことが出来るというダンジョンである。


 簡単に言うとバトルタワー形式だ。戦い、戦い、そして戦う。これが基本のダンジョンがあるんだとか。そこは基本的には室内なんだが、青空ダンジョンもあるんだと。


 そういうダンジョンは、ヴァンパイアには鬼門なんだそうだ。時間帯を考えてダンジョンを攻略しないといけない。夜にはちゃんと夜になるからな。


 クリアできないダンジョンを設置することは無いんだそうだ。まあヴァンパイアも貴族階級によっては、太陽光を無視するような者も居るそうだが。


 アナベルは無理だと。活動できても1分が限界だそうだ。体が灰になっていくそうだ。無理はさせることはない。ダンジョンを選べばいいだけだ。


 それで、授業なんだが、斥候のやり方の授業だった。斥候は大切だからな。特に広いダンジョンでは斥候が重要になってくる。それを教わっていた。


 斥候の重要性は解っている。視界共有をしてラットルを走らせる。それで地図を作成していくのが斥候の仕事だ。斥候の仕事を怠るとパーティーが無駄な時間を過ごしてしまう。


 だから召喚科の探索者はとにかく斥候を重要視してくれと授業でも言われていた。斥候を疎かにする探索者パーティーは大成しないとも言われている。


 そもそもの話なんだが、ダンジョンとは1日2日で攻略するものでは無いらしい。その辺はヴァンパイアと違う所なんだが。ヴァンパイアは5日もあれば、殆どのダンジョンを攻略してしまうらしい。


 一番早いのは決戦型のダンジョンなんだとか。それについてはこちらの世界でも同じだろうとは思うけどな。挑戦した時が1層目だからだな。攻略し直したら1層目からだ。


 まあまずは移動速度からして違うらしいからな。人間種はそもそも魔法を使って移動をしないからな。魔法を使って移動をするヴァンパイアとの攻略速度の差が酷い。


 兎に角速度を重要視するヴァンパイアと安全第一と言うか、ゆっくりと攻略する人間側。違いが明確に出ている。それも種の強さのせいだろうと思われる。


 強い種はそもそもダンジョンを試練ともなんとも思っていないんだろうな。私たちの世界の種は比較的弱い方だろうと思うと言われてしまった。


 そんな訳で、そもそも斥候という事を必要としないヴァンパイアと、斥候という役割が必要な私たちの世界。どっちが正解かという訳では無いからなんとも言い様がないが。


 兎に角、私の役割としては斥候がメインになりそうだ。斥候としてアナベルを使いつつ、パーティーを攻略に導いていく。そういう役割なんだろうなと思う。多分だけどな。


 ただなあ。アナベルを斥候として使うのはもったいない気がしているんだよね。近接アタッカーとして使った方が良いような気がするんだけど。どうとまでは言えないが。


 今後の課題になっていくだろうなあ。何処まで面倒を見るのか。パーティーの役割も決まってくるだろうし、何処までのパーティーを組めるのかどうかだな。


 攻略パーティーを組みたいところではある。攻略をしていきたいと思っているんだよ。臨時で組みました。上層を探索して終わりですって訳にはな。自分が納得できないんだよ。攻略したい。

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