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13話 新しい召喚方法とは

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 なんだか知らないことがポンポンと飛び出してくるんだけど、これって聞いて良いものなんだよな? 特に何かしらしないといけない義務はない訳なんだけど。


 兎に角、召喚方法が古式なのは解った。じゃあ新しい方法があるんだろうという事なんだが、どうやるんだ? その辺について、聞きたい。聞いておきたい。


「新しい召喚方式はどうすればいいんですか? 今の方法とは違うという事なんですが、どの辺がどう違ってくるのか解らないんですけど。教えてもらっても良いですか?」


「別に構わないよ。古式とはいうものの、召喚自体は世界共通の認識であっているんだ。召喚に適性のあるものが、召喚した存在を受け入れる器を用意して、魔法陣を使い、契約する。対価は色々とあるが、要求する種族によって好みが別れる。この辺は古式と変わらないだろう?」


「そうですね。対価は何を呼びたいのかで変わるけども、よく解っていないと言われています。だからある程度ランダム性があるものなんだと言われているんですが」


「古式はね。ただ祈るだけだろう? 魔法陣を使う方法は少し違う。魔法陣に種族やら何やらを指定するんだよ。魔法陣で指定をするんだが、この世界でも魔法文字を使っているからね。基本的には世界が違っても呼べる対象は同じなんだよ。それを呼ぶんだ。呼びかけるんだよ」


 何と。世界が違っても文字は一緒? そんな不思議な事があっても良いのか? 良いんだろうな。魔法文字とか言ってたし。何だろう。ダンジョンっていろんな所と繋がってんの?


 聞きたいことが山の様にあるんだ。ヴァンパイアはある程度知っているようだし、何かしら得られるものがあるのであれば、得ておきたい。召喚可能数とか。召喚時期とか。


「呼びかけるんですか? 祈るのとは違うんですか? 具体的にどんな違いがあるのか教えて欲しいんですけど。それは聞いても良いことなんですか?」


「聞かれても別に困ることではない。祈るのとは違う。召喚する対象に呼びかけるんだ。詠唱と言う者も居るが、別に詠唱で無くても良い。契約内容を読んだり、追加の契約内容を説明したりだな。それでも来たいと思わせてくれる対価を用意すればいい。それで召喚は完了する」


「召喚は呼びかけるんですね。ある程度具体的に言った方が良い感じですか? 濁すと何か悪いことがありそうな気がするんですけど」


「そうだね。やましいことが無い限りは事細かに説明しておいた方が良いだろうね。対価次第では呼びかけた段階で来てしまう事もあるだろうけど、上位種が聞いていたらそれを差し止めることも出来る。我のようにな。我は引継ぎが終わるまで他のヴァンパイアの契約を妨害していたからな」


 なんだと? 召喚を妨害することが出来るのか。そうすると、上位種が来るときは時間がかかる? そういう事にも捉えられる発言なんだが。


 そうすると、位の低い召喚モンスターがやってくるときは、早いのか。そうなるよな。契約内容を説明する前に飛び込んでくるわけだからな。ん? もしかしなくてもこの世界の住人は呼ばれてない? 呼ばれてたら知っているよな。


「あの、私たちの世界から呼ばれる事ってありますか?」


「無くは無いんじゃないかい? 夢枕に呼びかけられるようになっているからさ。だから夜って指定があるだろう? 夜に言われて呼び出されることもあるだろうさ。特にヴァンパイアは人間種を召喚することが多いよ。主に吸血対象としてだけどね」


「私たちもダンジョンに呼ばれることはあるんでしょうか?」


「あるだろう? ああ、もしかして気が付いていないのか。低位種は気が付けないのかもしれないね。夢を見ている感覚だからね。夢物語を忘れる種は忘れるから。この世界の住人もそうあるんじゃないかい? 夢を逐一覚えている種で無いと覚えていないからね」


 マジでか。マジなのかあ。知らないうちに呼ばれている? そんな事ってある? まあ夢で覚えていない可能性があるんだろうな。と言うか、戦えないんだが?


 どんな人が呼ばれているのか知らないけど、行っているんだな。呼ばれている自覚なしなのか、対価も覚えていないうちに貰っているのか知らないけどな。


 対価、貰っていない可能性もあるよな。呼ばれている認識が無いんだからな。勿体ないな。対価が貰えるのであれば、貰っておいて損は無いと思うんだけど。戦えたらだけどな。


「ヴァンパイアもダンジョンを攻略するんですか?」


「するさ。それも対価の1つなんだから。ダンジョンは宝の山なんだ。攻略しないという結論には至らないね。もちろん、他にも対価を要求するよ。低位種と一緒にされては困るからね。召喚主も今後はダンジョンに呼ばれる可能性があるだろう? そうしたら対価を要求すればいい」


「あの、気が付かない気がするんですけど」


「夢に出てきたときには遅いんだよ。既に契約を履行している段階だからね。常に対価を要求すればいい。対価を要求し続けているとそのようにダンジョンに呼ばれることもあるさ」


 これは良いことを聞いた。聞いたが、私が呼ばれるんだろうか。戦えないんだけど。どうするんだろう。私を武装するんだろうか。


 妖精種が出てくるダンジョンか。余裕で攻略されそうな気がするんだけど。夢の中だけで私が魔法を使うという事があるんだろうか。それも有りそうだな。


 なんか知らないけど、どんどんと情報が出てくるな。凄いんだけど。何を聞くのか迷う所なんだけど。でもそうだな。聞きたいことを聞ける限り聞いておきたいな。

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