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桜舞う頃、揺れる君  作者: 折花 香
2/2


長かった学生生活も終わり

この春から社会人となった僕は


上手くやれるのかという不安と

少しの期待を胸に職場となる校舎を見上げた。







入学式を終え、後片付けなどが終わったのは

日も沈みきった頃

家までの道の途中コンビニにより何かしらを買い


あの桜の綺麗な公園で呑むのもいいなと

思いを馳せながら歩く。



春の夜の涼しい風が頬を撫で、その心地良さに

酔いしれている間に公園に着いた




少し他より高くなっており街頭もポツポツとあるだけ

だからこの時間はあまり人が来ないので

よく一人になりたい時に来ているお気に入りの場所だ





そんないつもは誰もいない特等席に

今日は珍しく人が居た


月明かりに照らされた髪は

きらきらと光を反射して

肌はどこまでも白く透き通るような

今にも消えてしまうんじゃないかと

思ってしまうくらい儚い美しさを放つ

彼女と目が合った時


一瞬、ほんの一瞬見とれてしまった


僕はなんとも情けない顔をしていただろう







これが僕と君との初めての出会い









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