side3. とある僧侶 後半
人質生活2日目
ここのご飯は朝、昼、夜に3時のおやつまで付いているそうです。それにこの階層内では散歩しても良いという高待遇‼︎私が人質である事を忘れそうです。
散歩でゲーレさんに魔王さんの事を聞いてみます。
「魔王さんはどんな人ですか?」
「主はとても素晴らしい方だ。もともと敵であった我を助けてくださった上に、魔族へと昇華させてくださったのだ。後、主の名前はジョージだぞ、覚えておけ。」
「ありがとうございます。勉強になりました!後、
ずっと気になっていたんですけどジョージさんは人間ですか?」
「よく分かったな。そうだ、あの方は人間だ。だが、どうして分かったのだ?」
「鑑定した時に見てしまいました。」
「ああ、なるほど、」
人質生活3日目
いつも通り朝、昼ご飯を食べた後、魔王さんに話しかけてみる事にしました。
なぜって?それは勿論、ここに住みたいからです‼︎
この生活を知ってしまったら、あんな殺伐とした元の生活には戻れません。これもそれも彼が悪いです。
だから私は悪くありません。
。
「ゲーレさんから聞いたんですけど、貴方は人間なのですか?」
「ああ、そうだ。だがある理由でここに住んでいる。」
「ジョージさんって意外と良い人ですよね。」
だって、待遇いいし。
「魔王の時点で良い人では無いと思うのだが。」
「本題に入るんですが、ここに住んで良いですか?」
「もう一回頼む。」
「ここに住んで良いですか?だって家よりご飯は美味しいし、シャワーなんて貴族しか使いませんよ?」
「おまっ、パーティメンバーの事はいいのかよ。」
「私は死んだとでも伝えて貰ったら良いです。
だってあの人たち嫌いだし。」
「だって聞いてくださいよ、アイツら私を歩くポーションとしか思ってないんです。荷物は多く持たせて来るし………」
やばい…1時間弱も愚痴ってしまった。
嫌われて無かったら良いけど…
「一応聞いておくがアイツらはどうするんだ?」
「殺しても良いですよ!」
人質生活4日目
朝ご飯を食べながら、元パーティの中継を見ていた。
怒っている様を観ていたら、急に中継先で大爆発が
起きた。ダンジョンの天井も吹き飛ばすほどの火力。
絶対にジョージさんを怒らせてはいけないと心に刻み込んだのであった。




