多重人格とか信じるか?普通
あついですね
……r…rr……rrrrrrrrrrr !
……るさい……とても。うるさい、
妙に聞き覚えのある不快音が耳に入ってくる。
「……5時半だ…」
どうやら朝らしい。
目覚ましのアラーム、昔は好きだったロックメンバーの曲にしていたが最近は目覚ましに使う曲全てに不快感を感じ、聴きたく無くなるので普通のアラームで起きるようにしていた黒野だった。
「……寝たい……」
全身粘土のように重く、それでいて関節の節々が悲鳴をあげている身体を黒野は嫌々ながら起こした。
明るい、紛うことなき朝、平日。つら……
「まぁ……そうだよな」
すると別人格が話しかけてくる、起きているらしい
「まぁまぁ!そう暗い思考すんなって!ドントクライ!なんつってー!www」
前から思ってたけどなんなんだコイツ。
彼はレッド、なんとなく明るくてポジティブなのでそう呼んでいる。
いつから出ていたかは知らないが気づいたら喋るようになっていた。それにしても朝から元気なヤツだ。
まぁ通称別の人格ってやつだから俺は多重人格ということになるのだろうか。
昔、若気の至りというやつでネットで多重人格について検索をかけていたものだが、どれも「記憶が無い」や「名前がある」など自分には当てはまらないものが多い。
しかし俺なりに人格と決めた方が何かと都合も良いのでそう呼ぶことにした。
まぁ、生活にそこまで支障をきたしているわけでは無いし記憶も無くならないので良しとしてきたものだ。
「おーい、お前ナニ1人でブツブツ言ってんの??」
そろそろ行かなければいけないらしい。
「じゃあ、行きますか。」
これが思考で済むから良いものの
言葉に出ていたりしたら大惨事である。
いやぁ、記憶が通じていて良かったものだ……
さむいですね(意味深)




