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蒼い空のその下で  作者: 柊 ピロシキ
第一章 再開の春休み
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08.春休みのある1日

それからの春休みは単調だった。僕の時でも椿の時でも、午前中はソファーの上でゴロゴロして、午後はテニススクール。


少し前に大きな大会が終わり、弱点を潰す日程になっているからだ。


「お姉ちゃん。お買い物行こうよ。」


「えー。ゴロゴロしてたいー。」


「あーぁ、残念だっだなー。宝山堂のシュークリーム、食べに行こうと思ったのに。」


なんだって!?宝山堂のシュークリームは僕の大好物であるのだが、高くてあまり買えない。


一隅のチャンスを逃す訳には…


「じゃあ、いってく…何で土下座?」


「私めが、悪うございました。お代官様。なにとぞ、宝山堂のシュークリームを私めに…」


「えー。じゃあ、私が一個半で、お姉ちゃんのが半分ね。」


「んな殺生な!せめて、一個にしてー。」


「冗談だよ。冗談。さぁ行こうよ。」


と言うわけで、お買い物に行きました。

買ったもの?蜜柑の服とご飯の物とかだよ。


そして、待ちに待った宝山堂のシュークリーム!やっぱ、期待を裏切らないね。うん。


「お姉ちゃん。ラケットとかガットってどうしてるの?」


「ラケットは自腹だね。今のとこは。HE○Dって言うメーカーの担当の人が、今度の大会でいいところまで言ったらスポンサーになってくれるって。ガットは自分で張りたいんだよね~。」


「マシーン買うの?いくらするの?」


「小型でいいから7万円台かなぁ。お金が足りないんだよね。」


「凄いね!なんか出来ること無いかな?」


「今まで通りでいいよ!ご飯まで栄養バランス考えて作ってくれているんだから。そのままで。」


やりたいのは山々だが、色々と大変なんだよね。学校とか!


「蜜柑、蜜柑のいっている学校ってどんな感じ?」


「そうだねー、前の学校とは相当違うものだよ。人気投票とかはかなりの物はするけどね。それだけだよ変に凄いのは。」


「あまり目立たないようにしようと思ってるんだ。だからね、どんなのだか知りたくて。」


「そっか。でもなんでそんなことを気にするの?」


「前の学校で、色々あったから。今は聞かないで!!!」


「分かったよ。でも、いつかは聞くから。分かった?」


「うん。分かったよ。その時にはしっかり話すから。」


そんなような会話があって、遂に始業式の日が来た。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

最近、時間がなくて困っている日々が続いていて大変です!これからもよろしくお願いします。

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