表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
蒼い空のその下で  作者: 柊 ピロシキ
第一章 再開の春休み
6/45

06. テニススクール2 それから

夏が終わってしまい時間が、と言う現状になってます。

これからもよろしくお願いします

「じゃあ、10分間休憩ね。」


そう言われて蜜柑の待っている休憩室に戻っていく。休憩室は蜜柑と僕しかいない。


「お姉ちゃん、凄いね!昔とちっとも変わってないじゃん!」


「ううん。そんなことないよ。けどやっぱり身体が軽いから、動きやすいよ。」


「そうなんだ。一回横になる?」


「うん。そうするよ。じゃあね、蜜柑。」


そう言って、僕は横になった。


…………………

………………

……………

……


「コーチ、おっ久しぶり~!」


「あら!椿ちゃんじゃない!?柊ちゃんはどうしたの?」


「引っ越しの疲れでもう眠いって。テニススクールにいるから、頼んだ!だって。」


「じゃあ、これからは椿ちゃん専用メニューって訳ね。さっき柊ちゃんとやった練習からしましょうか。」


そんなこんなで、テニススクールは終わった。


椿のプレースタイル? コートをかなり広く使うスタイルだね。


「椿お姉ちゃんのこと、柊お姉ちゃんに聞いてたけど本当だったんだね! 驚いちゃった。」


「あはは、こっちも驚いちゃったよ~。起きたら蜜柑の膝の上なんだもん。でもね、私は一ヶ月のうちに一週間しか出ないんだよね、外に。」


「どうして?柊お姉ちゃんの我が儘?」


「私の我が儘だよ、蜜柑。ちょっと前の事なんだけどね。


私は、入院していた頃から外に出るときの担当だったんだ。柊が一気に多くのものを失って、でも誰にも弱い所を見せたくないってね。だけど、それにも限界があったんだ。だから、私が柊の真似をしてたの。いつも一緒にいたからもうなんでもかんでもバッチリな位に真似が出来るの。

けれども、私も限界があったんだ。その頃には柊が回復してたからどうにかなったんだけどね。

だからだよ。」


「よかった。柊お姉ちゃんのせいかと思ったよ!」


「蜜柑は昔と変わらずいい子だね。じゃあ、帰ろうか、お家に。」


と言うことで、スーパーによってから家に帰ることとなった。何故かって?蜜柑がご飯作ってくれるから、材料集めだって。私は、料理なんてしたことないから、ビックリしたよ!


あのちっちゃくて甘えん坊なあの!蜜柑がご飯作ってくれるんだから。


おねーちゃんは感動だよ!感激だよ!目が大洪水おこしてるよ!


「何でお姉ちゃん、泣いてるの?」


「何でって、あのちっちゃくて甘えん坊だった蜜柑がご飯作ってくれるんだから感動しちゃって。」


「後で、昔話しようよ。お姉ちゃん。」

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

次からは少しずつ、昔の事をばらしていきたいと思います。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ