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蒼い空のその下で  作者: 柊 ピロシキ
第一章 再開の春休み
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01. 再会

どこにでもあるような住宅街で迷っている少女が一人いた。手書きの地図を見ながら、右へ行っては左へ行っては少し進んだかと思ったら、また戻ってを繰り返していた。


「やっぱり暑い!プライド高くして迎えに来てもらうのを断らなければ良かった!」


そう言っている少女は『四柳 柊』と言う名前である。


今丁度妹の待つ新しい家に向かっているのだか、地図通り来たはずなのだが目的地に着く前に、目印として言われている公園さえも見当たらない。


そう思って地図を見ながらふらふらしていたら、女性とぶつかってしまった。


「ごっ、ごめんなさい!!」


そう言って逃げようとする僕の肩をつかんで、


「大丈夫?道に迷っているみたいだけど?」


と聞かれた。


もうこれ以上迷うと妹にバレるので尋ねることにした。


「サカスコーポって言うマンション知りませんか?」


「ああ、あそこねー!この道をまっすぐ行って三つ目の角を曲がって少し進むと公園があるわ。そこから真っ直ぐ行くとおっきいマンションがあるんだけどそれよ。」


と丁寧に教えてくれた。


お礼を言って教えてもらった通りに進むと目的としていたマンションが見つかった。いつになったら方向音痴と言うスキルが発動しなくなるのかと思いながら12階へエレベーターに乗って昇っていった。


ピンポーン………ガチャ


「もうお姉ちゃん。どこで迷ってたの?」

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