永遠のグッドラック
無愛想を何故か責められる日々だった
顔も見えないから どういう意味なんだろう 説明してもらいたいような気もしたけど、、天気の機嫌を取り続ける、
その為に生きたいわけじゃなかったからやめた
それよりは何かを耕した、空を描いた、、つもり
袖口に忍ばされている林檎ら
ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ
どれが毒りんごか否かはもうすっかりわかるようになってしまったかから
何度も食べたふりして 死んだふりして
オバケに化けて、ウラメシヤと道化したら
皆、スッキリした顔をしていた
少し嬉しそうに、、だから死んだふりして
そっと永遠にグッドラック
そう夕陽が沈む度に呟いて、
サッパリとグッバイを繰り返した
花が寒さに心閉じてゆく中に
ススキが手を伸ばしている
その手を取ってそっと起き上がった
雨に濡れ重たくなったススキの袖に頬をあてると
ホロホロホロリと露が流れた
わかり合える一滴さえ、
その一瞬を捉えられない、、
感情の波にのまれてゆく日々が続くのを
止められない
いいえ、いいえ、黙って
袖を掴み忍ばせていたひとは確かにいた
希望のように、花びらが開くように
静寂の中でのその一滴を、、
永遠に落ちる音を聴くように
その一滴をわたしは見つめていた
忙しく跳ね返ってくるアスファルトの街の喧騒を離れ
食べなかった毒りんごを土に埋める
波紋が揺れる夜の深さだけになにかが育った
風が、ススキの穂を揺らして露を流してゆく
悲しみなんて吹き飛ばしてゆく




