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無限の塔  作者: ドジョウ


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キャンプスタート

 


アル達は受付に呼ばれキャンプの教官の元へ集まっていた。


「よう、坊主ども!俺はドランだ。今日一日は俺がお前達を指導していく、よろしくな!」


その男は、ドランと名乗りこれからのキャンプの日程や流れなどを説明していく、それによると。



° 奴隷、一般人、貴族のチーム分かれる。C B Aといった感じ、いざこざなどを防ぐ為。


°教官は三人、ソロ戦闘担当のドラン、チーム戦闘担当のBランクチーム青の誓い、採取や野営などの知識を教えるギルド職員。ちなみにドランは副ギルド長らしい。


°最後に3日目の午後から中ボス(初心者には手強い)と各チームごとに戦いそれを観戦する。


と言った予定になるらしい、ちなみに5の倍数でそこそこ強い中ボス、10の倍数で強いボスと言った異形の怪物が出てくるらしい。そして、10の位を超えて11などと階層が上がると今までの階層より敵も強くなり得られる物も増える。つまりは1〜10より、11〜20の方が難易度が上がるがその分旨みがある。


そして今回は中ボスと戦える。お守りの教官はいるが。それを聞いた三人は態度は違えどやる気に満ちた獰猛な顔を見せる。それを見てドランは少なくとも怯えるよりはマシか、といった様子で三人に声をかけてギルドを出発した。




教官のドランに連れられついに塔に来たアル達。そこはたくさんの出店や探索者達で溢れかえり活気にまで溢れていた。


―オークの串焼きだー!うちのは秘伝のタレでうまいよー!―


―塔のお供はうちの団子!いつでも気軽に食べれる!腹持ち抜群!―


―ポーション買うならウチしな!効果が違うよ!―


様々な店の声に釣られカイルは串焼き、リアは気にしないふりをしつつ目は団子に吸い寄せられている。アルが露骨に見なかったのは昨日の黄金豚のステーキの味を知っているからである。二人を生暖かい目で見ながら入り口と思われるところまで辿り着く。



天まで伸びる石造の塔。先は雲に隠れ中は異界のように不自然に広いと言う。その中へ三人は足を踏み入れた。





「「おぉー」」 「す、すごいわね、」


広がるのは石造の塔に入ったとは思えない洞窟のような場所。ところどころランプのようなもので照らされているが全体的に薄暗い。


「おし、お前達、ここはもう塔の中だ。自分の命は自分で守らなきゃならねぇ。お前達の装備を見る限り、一発で致命になることはないだろう。まずはカイル!お前が先頭を歩き敵を倒してみろ。」


「俺からか、腕がなるぜ!」


ドランから言われた通りカイルが先頭になり塔の中を進んでいく。先頭からカイル、アル、リア、ドランだ。初めての塔へ浮き足立ちながら各自上や壁やら床を見ながら警戒して進んでいく。やがて、獣の鳴き声のような物が聞こえ始め、三人に緊張が走る。


曲がり角の前でじっと待つカイル。そこに飛び出してきたのはネズミような獣。だだしデカい。

例えるなら中型犬くらいだろうか。ひざくらいまである体躯にネズミらしいすばっしっこい動き。


カイルの周りをちょこちょこと走り回り時に体をぶつけ、その前歯で噛み付かんと攻め立てる。

カイルもなんとか剣を振り回して斬ろうとするが‥


「キキィ」



当たらない。素早い動きで翻弄されカイルの剣が空を切る。


アルとリアは、そんなカイルの様子をじっと観察していた。自分ならこれを相手にどう対処するか。敵の動き、周りの地形など見て思考を巡らせる。

やがて振り回していた剣がネズミモドキを捉えその死体がゆっくりと消えていく。後にはネズミモドキの牙が地面に残っていた。


その様子を見届けてドランが口を開く。



「初討伐おめでとさん。威勢の割にだいぶ時間がかかったようだな?どうだ?これが塔だ。誰でも入る事ができるが誰もが先へ進めるわけでもねぇ。アイツはこの塔の中でも最弱と言われるラットだ。まあ、最初は誰もこんなもんだがな」


―つぎはどっちがいく?―


そんなドランの視線を見て反応したのはリアだった。


「次は私がいくわ。カイルのお陰で少し動きも見れたし?」


そう言って笑ったリアが前に出た。リアとすれ違ったカイルは苦い顔をしながらも戻ってくるなり、すぐに前を向き周りを警戒しながらあーでもない、こーでもないと、剣を動かしていた。悔しさは残るが切り替えはできているようだ。


さらに進む事いくらか。ラットが現れる。

ラットを確認したリアは矢を二本とり、まずは一発ラットへ向けて放つ。矢はラットへ向かうがそれを素早い動きで避けられる。そこに間髪入れずに第二の矢を放つ。


「キィーッ!?」


見事ラットに当てることに成功する、


「やったわ!どんなもんよ!?カイル!」


振り返り笑顔を見せるリア。だがラットを見ていた三人は気づいていた。矢が当たったはずの奴がまだ消えていない事に。


「キキキィーッ!」


「えっ!?きゃぁーー!」


倒したはずのラットに飛びかかられ悲鳴を上げるリア。そこにドランが割って入り殴りつける。すぐにラットは消えていなくなった。


先ほどのカイルと同じ悔しそうな顔でトボトボ戻ってくるリア。



   


   それと入れ替わるようにアルは前に出た。





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