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無限の塔  作者: ドジョウ


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20/36

新たな階層

 

 暫くぶりの新階層ということでポーションなどをしっかり準備してアル達は塔へ潜る。


そして6階層に足を踏み入れていた。ここからは新たな魔物が現れる。二足歩行の犬の様な魔物()()()()だ。


コボルトは、盾や剣など武器を持った個体がいる様で、今までの様に単純なラットとは違い弓などで遠距離攻撃をすることもある。さらに魔物なので人間より力が強い。初めてであれば本来なら慎重に戦うところだが‥‥



「ファイアアロー!ファイアアロー!」


カトレアの魔法の敵ではなかった。魔法威力上昇の効果で強化された遠距離魔法にかかれば特に障害にならず、優先的に後衛や武器持ちを倒していく。残った魔物はさくっとアルが倒した。


ジャイアントラットを刈りまくって自己強化を重ねたアル達は、ボスならともかく雑魚魔物は特に問題なく倒すことが出来ていた。


そのまま七階層も走破し、八階層にたどり着く。

ここらは()()()()()()()()()が現れた。コボルトを三、四体程度引き連れたガタイのいいコボルトである。


試しにコボルトを処理したあとカトレアにファイアアローを打ってもらったがしっかりと盾でガードしていて今までのように、一撃で倒すことはできなかった。


アルは剣ならどうだ。とコボルトジェネラル突っ込む。振り回される剣を交わしながら何回か切りつける。やはり盾でガードされてしまうし切り付けたところもそこまでダメージになっていない様だ。


アルはカトレアにもう一度ファイアアローを打つ様に指示を出す。


――ファイアアロー!


カトレアが魔法を撃つと同時にアルはスキル《加速(アクセル)》を使い一気にコボルトジェネラルの後ろに回り込む。ファイアアローを受けてガラ空きになっている背中に向けて剣を振り上げ‥‥


「《ストライク》‥‥《デュアルファングッ!》」


渾身の一撃を放つ。


コボルトジェネラルは真っ二つになって消滅した。


「ふぅ。少し過剰な気もしたがコボルトジェネラルも問題は無さそうだな。」


「えぇ、盾が厄介でしたがどちらかが気を引けば問題なく倒せそうですわね。」


二人は頷き合って、探索を進めていく。この階層から取れる鉄鉱石などを集めながらコボルトジェネラルを倒していく。どの程度のスキルを使えば一撃で倒せるのか、どこまで温存できるのかなどを戦いながら確認していく。ある程度の素材が集まったアル達探索を切り上げて宿に戻った。



翌日も特に変わり映えはなく、九階層までの探索を終えボス部屋に辿り着く。今回は五階層の中ボスとは違い、十階層刻みの大ボスだ。しかし、自分達であれば問題ないとアルは思っていた。先ずはどの程度通用するか試しで挑んでみることにした。



アル達十階層に挑むために情報収集と買い物を行なった。ボスの名前はコボルトキング。コボルトジェネラルよりさらに強力な魔物だ。大きな体に鎧を纏い巨大な大剣を持っているという。それに付き従うコボルトジェネラルが三体。これが十階層の仕様である。


コボルトキングは、仲間のコボルトジェネラルを強化するスキルがあるらしく、攻撃力や耐久力が上がった奴らと、強力なボスを相手取る必要があった。


先ずはいつものポーションそして今回はマナポーションも購入した。マナというのは魔法を使うために必要な力らしいがそれがどれくらい量自分にあるかはみることが出来ない。その為事前に自分で魔法をどれ位まで打てるか調べておき、マナが枯渇しそうになる前に飲む必要がある。


カトレアはその辺は度重なる訓練で把握しているので問題はない。カトレアのスキル《ボルケーノ》は、カトレアの両親がアル達よりも先の階層で手に入れた強力な魔法だ。だからこそ最初ろくに魔物を倒してない為マナも少なかったカトレアは満足に発動させることが出来なかったわけだ。


しかし何度も中ボスであるジャイアントラットを倒し成長したカトレアなら五回は使える。本来この階層で手に入ることのない強力なスキルをだ。今回はカトレアの魔法が鍵になる。


勿論アル自身も自己強化を重ねている為ボスと渡り合う力はある程度持っているだろう。しかし、アル達は二人パーティー。


盾役もいなければ、回復役もいない為、敵の気を引くことは攻撃するかでしか出来ないし、怪我をした際も自分でポーションを飲むしかない。安全に時間かけ、役割を分担し‥などできるはずもない。


その為開幕速攻。まあ、アルにとってはいつものことだが、それでどれだけカトレアの魔法で削れるかにかかっている。


そのことをカトレアにも共有して、もしもの時の撤退の仕方などをすり合わせその日は就寝した。




明日はいよいよ十階層である。

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