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無限の塔  作者: ドジョウ


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特訓の日々

遅くなりました。インフルと肺炎のダブルパンチを喰らっておりました。


カトレアのキャンプが終わるまでの間、アルは一人で訓練をしていた。塔の中で引き続きスキルの練習をしたり、ほかの武器種を試したり割と忙しく過ごした。


そして今日はカトレアのキャンプが終わる頃を見計らってギルドに来ていた。


探索者カードを受け取っていたカトレアがアルに気づいて走り寄ってくる。


「アル!私、今度こそ探索者になることができましたわ!」


早速いきましょう、と言わんばかりのカトレアを抑えて、まずは、鍛冶屋に向かう。


カトレアの装備を受け取った後はルシアンから前もって受け取ったお金でカトレアの合格祝いの打ち上げをした。


以前カイル達と打ち上げをした店である。




―――オーッホッホッホ、ボルケーノですわー



カトレアはお酒がとても弱かった。



翌日二日酔いのカトレアが本調子になった午後から塔へ向かった。先ずはカトレアにどんどん経験を積ませないといけないからだ。


現状、魔法を一発打てば動けなくなってしまうので、とりあえず今のカトレアでも扱えるであろう短剣を使ってもらい、お互いの連携と、なるべく多くのラットを倒すことを目標にしていく。


そしてその日の最後に魔法が成長しているか試すのがアルが決めた訓練の内容だ。


アルもアルでアクセルを身体の部位ごとに発動できないか、連続で発動できないかなど、以前から試していることを引き続き練習していく。



それから一月が経った頃だった。


「行きますわ!《ボルケーノッ!》‥‥あれ?なんかいつもより力を吸われる気が‥えっ!これ!?きゃぁぁぁっ!?」


――ゴォォォォ――――


カトレアから放たれた魔法は今までとは違い通路を埋め尽くす様な炎の渦だった。遂にカトレアが魔法を使いこなすことに成功したのだ。


二人は顔を見合わせる。目をまん丸にして固まっているカトレアに声をかける。


「カトレア、よくやったな。これからも頼むぞ。」


「っ!?‥‥えぇ!まだまだこれからですわ!何回も打てる様に精進して行きますわ!」



カトレアの成長はカトレア自身にとってもだがアルにとっても嬉しいことであった。あれ程の魔法ならジャイアントラットにもかなり効くと思われるし、沸いてくるラットなど直ぐに消し去ることができるだろう。


俄然やる気が湧いてきた二人はそれからもほぼ毎日塔へ潜り探索を続けていた。


日々の訓練を経てアルもまた成長していた。

加速(アクセル)》を腕のみに使用し素早い連撃を放つことに成功する。さらに任意の方向への回避にスキルを使うことにも慣れ、武器を槍から剣に変更した。


加速(アクセル)》があれば槍より重い剣を素早く振ることも出来るし距離をそこまで取らなくても回避が容易。ならばより攻撃力の高い剣に、ということだ。保留にしていたアルの武器が決まったので鍛冶屋で剣を作ってもらった。


それから更に二月、アルは素早く振り下ろした剣をそのまま跳ね上げる二連撃、派生スキル《デュアルファング》を、カトレアはボルケーノを二発打っても問題なく動ける様になった。



自分で一からスキルを身につけるのは並大抵のことではない。スキルの様な超常的な能力を人は素で使えないからだ。だが、派生スキルは今使えるスキルを用いた応用なので努力さえすれば身につけられる者もいる。


アルは三か月間ひたすらに加速のスキルでの練習をしており、その二連撃が派生スキルに昇華したのだ。本来ならその速度で連撃を繰り出すことは不可能なのでスキルという形になったのだろう。


カトレアも順調に成長しており、更にこれまでラットを倒して集めたお金で初級の火魔法、《ファイアアロー》を購入し練習していた。《ボルケーノ》は三回は打てないがほかの魔法であれば倒れずに少しなら織り交ぜて使うことができる。


ラットの処理や、牽制などの為に修得した。


二人の準備が整ってきた為、そろそろ五階層に向かうことに決めたアル達は、翌日を休みとして、ジャイアントラットへ挑戦することを決めた。


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