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無限の塔  作者: ドジョウ


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11/36

リザルト

今日はここまでです‥


光となり消えていくジャイアントラット。そこに残る沢山のドロップ品。


―――ドクン。ドクン


鳴り止まない心臓の音。あまりに悪い状況からの劇的な勝利。痺れるような一撃。カイルとアルはゆっくりと顔を見合わせると、頷き会い今回の立役者の元へ歩み寄る。


本人はと言うと――放心状態であった。自分のとしても渾身の一発であったが、自分で倒した実感なく。何より無我夢中で放った矢。散らばるドロップ品は見えてはいるが現実味が無くただ立ち尽くしていた。



「スゲェじゃねぇか!泣き虫リア!よくやった!」


「カイル。それは褒めてるのか?」


自分の前で軽口を叩くカイルに、ツッコむアル。

そんないつものやり取りを見てリアは漸く現実に帰ってくる。


「うるざい!馬鹿カイルぅ、ぇぐ、よがっだよぉ。

カイルがアルがいぎでてよがっだよぉぉ」


泣きながら二人を抱きしめるリア。そのまましばらく、リアが泣き止むまで苦笑いをしながら二人はされるがままになる。



ある程度時間が経ちリアが落ち着いたのを見計らって教官達がやってくる。


他のパーティーのメンバー達はまだ信じられない物を見た顔をする者や、沢山のドロップ品を興味津々で見る者など様々だが近寄り難いのか通路に固まっていた。


教官達から労いの言葉ををかけてもらい、嬉しそうにする三人。


そして――お前達がこんなになってまで勝ち取った成果だ。確認してこい。―


ドランの言葉でドロップ品の事を思い出した三人は、はやる気持ちを胸に駆け足で確認へ向かう。



そこにはジャイアントラットの毛皮や、骨、牙などの各種たくさんの素材と、丸い玉のようなものが三つ転がっていた。三人は楽しそうに話し合い分前を決めていく。



結果。毛皮や骨などは武器や防具の素材になるの三等分し、大きな牙は今回の主役としたリアの物になることが決まった。そして丸い玉。ガイドブック本の知識によると《スキルオーブ》は、ギルドに戻り鑑定してもらってからと言うことにする。



それから全員で集合し改めて教官から各チーム総評を受けとり、探索者ギルドに帰ってきた。




そしてついに、アル達はEランクの探索者カードを手渡された。アルとリア感慨深く、噛み締めるようにカード受け取り見つめる。


カイルはキラキラした目でひっくり返したり光に当てたりしていた。



そして軽く今後の注意事項などを聞いて解散を言い渡される。そんな三人が早速向かったのは鑑定所だった。


ギルドに併設され、素材などの買取所と並ぶそこは塔から取れた未知の素材や宝、スキルオーブなどを鑑定のスキルを持った人が調べてくれるのだ。今回はキャンプ中のドロップ品とのことでドランが話を通してくれているので無料で鑑定をしてもらえるようだ。


「待っていたよ、スーパールーキー達!キャンプでジャイアントラットを倒すなんてすごいじゃん!6年ぶりぐらいじゃない?」


そんな事を言われたらカイルはそれはもう鼻高々だ。


「あったりまえよ!俺たち三人なら当然だよなぁ!」



いつもは直ぐ調子にのるカイルに噛み付くリアだが今回は満更でもなさそうな顔をしている。それは、アルも同様だが。


――じゃあ、早速鑑定しちゃうねー。


奥へ引っ込んでいく職員を待つ間ソワソワする三人。そして結果は‥‥



鷹の目(ホークアイ)》《加速(アクセル)》《料理(りょうり)》だった。



分配は直ぐに決まった。《鷹の目(ホークアイ)》はリア一択。リアがスキルを受け取ったので、必然的に《加速(アクセル)》はアルが貰うことに。カイルは、料理スキルを売るのかと思ったが初めて三人で手に入れた物だからと、嬉しそうに俺が使うと言っていた。




それから少し話をして、明日の夜打ち上げとして飯を食べにいく約束をして、その日は解散した。





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